花水木の独り言

庭の大きなハナミズキの、白い蝶のような花びらや、真紅の葉に気持ちを託して・・徒然なるままにキーを打ちました。

日本デコラティブペインティング 作品展

2006-06-29 | Weblog

お嫁さんからJDPA(Japan Decorative Painting Association)の作品展の招待券を貰ったので行ってきました。

パシフィコ横浜の広い会場は平日の午後でしたが、若い女性で埋まっていました。
全国を支部に分けて地域別に展示されていて、名簿を頂いたので概算すると700点以上出品されているようでした。

その他にも体験セミナーとか、作品や材料の販売も賑わっていました。
講座や画材(ペイント・釉薬・筆の大小・キャンバスの多種多様) 本 ビデオ
テレビ出演など一大産業を作り出していることに気付きます。

ではその中の幾つかをご紹介いたしましょう。

【Welcome の作品群】
       

【無彩色はこの一枚だけ】
       

【おもちゃ箱】
       

【飾り皿】
       

【引き出し】
       

【ギター】
       

【宝石箱】
       

パシフィコ横浜は みなとみらい駅から海の方向へ5分
ヨコハマグランド・インターコンチネンタルホテル と並んでいます。

【パシフィコ横浜の全景】

 
       


湯ノ丸山へ

2006-06-23 | 登山
     【湯ノ丸山を背に つつじ平の一行   松倉幹男氏撮影】

月一回の登山ハイキングの日です。
4月 年度初めに一年の計画は発表されます。一番の心配はお天気ですが4・5・6月と傘を開いたのですが、大降りにはならなくてカラフルな写真が残るのも楽しいものです。
湯ノ丸高原は冬はスキー 今はレンゲツツジが60万株咲くお花畑でした。
思いがけず高山植物が多くあり、山頂に行くほどにイワカガミの群落は増え続けました。
頂上は名前の如く南北にお椀を伏せたような二つの峰を持ち、360度の眺望は登攀の苦しさを忘れさせてくれて余りあるものでした。

帰りは西方からのルート 岩だらけの急坂を転がるように駆け下りて、鞍部で烏帽子岳を目指した先発隊と合流し 漸くなだらかになった落葉松林の腐葉土を踏みしめて癒され、温泉で汗を流してみな無事だった事に感謝するのでした。

【静寂な落葉松林に癒されて】
       

こんな高山植物がありました。
上から順番に名前を列記いたします。

★ゼンマイ ★ツマトリソウ ★ズミ ★イワカガミ ★モミジイチゴ       
       
       
       
       
       
       

        

大磯高麗山の自然林

2006-06-18 | 里山 森林行
今月の里山行きは、私の中では時期尚早の「樹木」をメインの自然観察でした。

東海道線を平塚から大磯に向う時、右手に緩やかに起伏する山が暫く続きますが「大磯高麗山(コマヤマ)」と言う常緑広葉樹林の、今では中々目にすることが出来なくなった標高165mの山での貴重な体験をする事が出来ました。

常緑広葉樹とは照葉樹とも言いますが、主としてブナ科・クスノキ科の樹木が優占する森で人間の影響を受けやすく、今では自然の森は殆ど見ることが出来なくなりましたが、社寺の境内や自然公園 古い民家の屋敷林などにその面影が僅かに残るくらいです。

高麗山ではタブノキ(クスノキ科)とスダジイ(ブナ科)が主体になってニシキギ科・ツバキ科・ミズキ科・ヤブコウジ科・アカネ科・ヤマモモ科と大木が繁り、神奈川県指定の天然記念物として保護されています。

【タブノキ】


【スダジイ】


大磯町には、高麗人にゆかりの深い名称が多く、此処で言う高麗は高句麗のことです。
唐・新羅の軍に敗れた高句麗王族の若光とその一族は大磯の浜に上陸。高麗山の麓に住み、大磯や平塚の原野を開拓しました。
700年代の頃、高麗人は武蔵国に集められ高麗郡が設置され、若光はその郡令に任じられました。
高麗神社(現 高来神社)はその時から。

 
講師は内野郁夫氏 全国森林インストラクター。
秋の南大菩薩、雪の丹沢ブナ林を歩いたのがきっかけで森林に興味を持つようになり、森林探訪、自然観察会を実施しネイチャークラフト教室の講師。神奈川県植物誌調査会会員。早稲田大学本庄高等学院非常勤講師。

内野インストラクターは、蟲にも深い愛着を示されますし、5mmにも満たない蟲を目ざとく見つけて解説される様子や、何を質問しても先ず完璧かな~と舌を巻いてしまいます。もし解らない時には次の時までに調べて来ますと誠実です。

その蟲を2点。(カメムシが一番のお気に入りとは・・私は目にするだに怖かったのですがレンズで狙えるまでになりました)
【ヨコズナサシガメ:生物の体液を吸う1cmくらいの蟲】
       

【アカスジキンカメムシ:植物を食す1cmくらいの蟲】
       

次に印象深い樹を数点。
【ムクノキ:若木 根が女性的】
       

【ムクノキ:老木 若木との違いは目に沁みます】
       

【キブシ:花は簪のように揺れますがシッカリした実になっています】
       

【エノキ:規則正しい模様】
       

【カゴノ木:鹿の子まだらに見えるところから命名】
       
       

  

ポタニカル・アートのルネサンス

2006-06-13 | 美術館

息子からボタニカル・アート展の入場券が送られて来ましたので、細密画を描くのが大好きな夫と 今植物の世界に遊ぶのが楽しく、撮れるだけ撮ってしまう私は早速出かけてみました。

『写真や印刷技術の発達で一時衰退していたボタニカル・アートは、近年自然環境保護運動や園芸ブームに伴い再び関心を集めるようになりました。焦点が一箇所に絞られ、異なる時期の成長過程を表すには複数の映像が必要な写真と異なり、植物学者が種(シュ)を特定する際に決め手となる植物の特徴を強調することが出来、草花が成長する過程や断面図・解剖図を同時に一枚の画面の中に表すことのできる植物画は学術的にも再評価されています。この展覧会では個人としては世界最大規模を誇るシャーリー・シャーウッド博士のコレクションから、今もなを優れた技術で作品を描き続けている現代の植物画家による作品121点を御紹介いたします』
(挨拶の言葉から)

世界の地域を区切って展示されていました。121点は膨大ですが、馴染み深い数点を貼ってみることに致しましょう。

★石川美枝子「ブルネイの団栗」
       

★バーバラ・オーゼラリー「木蓮:マグノリア・スーランジアナ」
       

★パンドラ・セラーズ「睡蓮:ニンファエア・カペンシス」
       

★マリー・グリアソン「ひまわり」
       

★内城葉子「シクラメン・ペルシクム」
       

★クリスタバル・キング「ギムノカリキウム・フレイスケリアヌム」
       

薔薇が咲いた

2006-06-09 | Weblog

我が家から少し離れた所に バラを纏った家があります。
名前は知らなくてもご近所では「バラの家」で通っていて、ある時剪定されていたので数本枝を頂いて挿し木したものが、今春花を咲かせました。

一度では名前が覚えられないとメモを取らせて貰っていました。
『フランソワーズ・ジュランビル』 このバラは何処までも延びる種類ですが、今年は花数も少なくまだまだですが、これからが楽しみです。

【優しく 俯いて 微笑んでいます】

       
       
        

『ポンペイの輝き』 展へ

2006-06-04 | 美術館

古代ローマと聞くだけで 血が騒ぐのを憶えますが、Bunkamura ザ・ミュージアムで開催されている展覧会に行って来ました。


『古代ローマが「人類史上最も幸福な時代」と讃えられる絶頂期に差しかかった頃、突然の大災害が南イタリアを襲いました。西暦79年8月24日午後1時、ヴェスヴィオ山から巨大な火柱が噴き上がったのです。噴火は翌朝まで続き、ポンペイなどふもとの町々が埋没しました。夏のまぶしい太陽は灰雲に遮られ、住人たちは闇の中、持てる限りの財産を手に脱出。噴出物に厚く覆われた都市は復興する事なく、漸く18世紀に発掘が始まりました。「ポンペイの輝き」展パンフより)』

【フォルムを望む風景:前方の山がヴェスヴィオ山】

       

8m~23mもの噴石の埋没から2000年の時を経て、蘇る古代の壁画や宝飾品・彫刻や生活用品等々から、精巧な技術を持ち 豊かな生活の営みを想像する事が出来ました。

【壁画アポロ:一説では皇帝ネロの宿泊所で 詩や音楽を好むネロに結び付けてい る と言う説】

       

【銀製のコップ:イシス信仰の彫刻。 既にガラス製品もあった】

       

【金庫:鉄・青銅・銅・銀を使用。上部の装飾を順次解除することに依ってのみ、 開くことが出来た。】

       

【居酒屋の壁画:キスしている図】

       

【ヴェスビィオ山:1944年最後の噴火。米軍機から撮影された】
       

10年前ミラノから南下して最後にポンペイの廃墟を巡りましたが、3キロ四方の一部のみで、今回のような金銀財宝は一切目にすることはありませんでした。
博物館ないしは世界各国を回っていると言うわけでしょうから。
       
【ポンペイの廃墟に立った】