花水木の独り言

庭の大きなハナミズキの、白い蝶のような花びらや、真紅の葉に気持ちを託して・・徒然なるままにキーを打ちました。

御前山 へ

2008-04-27 | 登山
                        【小河内ダムとサクラ】

久々の山行です。奥多摩三山の一つ御前山(1405m)を目指しました。
まず青梅線の奥多摩駅に集合し、青梅街道をバス15分で奥多摩湖に着きます。
一度友人の車で来ているのですが、記憶と一致しないと思いつつweb siteで検索していて漸く縺れた糸がほぐれてきました。
奥多摩湖は多摩川の渓谷を小河内ダムで堰きとめた人造湖。その突堤の側をいきなり急坂の山に踏み込んだためだったようです。ダムを隔てた後方の山はソメイヨシノやヤマザクラ・オオシマザクラ等微妙に色合いを変えて咲き競っていました。

サス沢山→大ブナ尾根→惣岳山と急登に継ぐ急登で体力を消耗して動けなくなってしまいました。少し休むと遥か下方に青く湖が見えて漸く元気が出てきました。


山合の渓谷に造られた湖故に、湖岸は屈曲して驚くほど奥深く 空を写して青く美しく『気』を一杯に貰えたらしい・・・
そしてこの辺りから可憐な【カタクリ】がポツリ、ポツリとそして延々と咲き続ける光景は、人為的なカタクリの園を見ていた者にとって 新鮮でこれこそが本当の自然の姿だと感じ入った次第です。
          

【ミツバツツジ】も盛りを過ぎたかに見えますが美しい!


1400mの御前山はそう容易くは無かったけれど、乗り越えなければ次はない・・・
この辺りでカタクリはプッツリと姿を消して他の植生に変って行きました。
下り坂で元気を取り戻すと花撮りに夢中になっていました。
     【ケマルバスミレ】
     
               【ヨゴレネコノメソウ】
               
     【ヤマエンゴサク】
     
               【ニリンソウ】
               
     【ハシリドコロ】
     
               【黄ケマン】
               

やがて花々の咲く【栃寄集落】が現れて『こんな所に桃源郷があったのか!』と。あの苦しかった登攀を優しく拭い去ってもらった思いに、暫し浸る事ができました。


境橋バス停には多勢の乗客が詰め掛けていましたので、6人乗りのタクシーでお先に・・を致しましたが、料金はバスと変わりなくリーダーは良い選択をしてくださいました。

続々 ワシントンDC・ニューヨーク・ボストン へ

2008-04-18 | Weblog
            【ビーコンヒル レンガ造りの家々が並ぶ高級住宅地】

【ボストン編】
マンハッタンで濃い時間を過ごした後は、ボストンでの二日間を残すだけになりました。ニューヨークの北東部の大西洋に面したアメリカ最古が点在するアカデミックな街でした。
貿易・通商・漁業・海運・造船などで栄えてきました。一方伝統のある名門校を持つ背景を生かし、企業によるエレトロニクスの研究が進められ、アメリカ屈指の規模と技術力を誇っています。

歩道上に赤レンガを敷いた「フリーダム・トレイル」とよばれる線上をなぞる事で、観光が容易に出来るようになっています。
昼食は特産の赤いベリージュースとクラムチャウダーを潮風の香るレストランで頂き本当に美味しかったです!
傾斜を利用したレンガ造りの一帯をビーコンヒルと言い、高級住宅地が広がっていてその一廓にマサチューセッツ州議事堂が純金の巨大な王冠を載せて美しい限りでした。

          

歴史を感じさせる通りや建物 広場や植物園など皆んな絵になる風景ばかりです。
松坂大輔や岡島選手の活躍でレッドソックスを知るに至りましたが、フェインウェイパークに行った時、私用にレッドソックスを買ってみました。明日は松坂先発で試合があるそうですが盛り上がる事でしょう。
 

午後は大河チャールズ川を越えて、川沿いに見えるマサチュウセッツ工科大学(MIT)の後方にあるハーバード大学を訪れました。
一廓だけに入れていただいたのですが、広大な敷地に瀟洒な建物が立ち並んでいます。殆ど学生寮だと言うことでした。学生らしき人達が歩いていましたが、品良く自然でいい光景です。
netで調べると、食堂はハリーポッターに出てくるようなものです。いや ハリーポッターがハーバードの学食を見習ったに違いありません。
          

翌日のボストン美術館は、東洋美術と印象派の絵画のコレクションで名高く日本の浮世絵が有名です。 又お相撲の絵が一部屋を占めていました。
     
     【モネ】(浮世絵 モネの妻が花魁の着物を着ています)
     

          【モネ】
          

               【ロダン】
               

                    【ミレー】
                    

【エルグレコ】


     【ゴーギャン】
     

          【ドガ】
          

                   【快慶作かな?・・判明できていないとの説明書きがありました】
                    

明日は帰国の途につきます。4時間の自由時間をフリーダム・トレイルを使おうか? と迷う所を「エイッ タクシーに乗りましょう」と・・御同意の4人でビーコンヒル界隈のアンティークのお店を歩く事になりました。ドルも残っているし・・しかし高い買い物になってカードが必要でした。双頭の鷲のブックエンドとイタリア風の鳥の置物ですが買わなければ後悔した事でしょう。帰りは集合場所のクインシー・マーケットまで歩いて一休み出来る時間もあって愉快でした。

最後の夕食はボストン名物の大きなロブスターでした!
何時の食事にも言えることでしたが、量が半端ではなく大量なので先ず食べきれた事が少なくなく、おおざっぱで日本の繊細な食事が恋しくなっていました。帰りの全日空での食事は、洋風なのに美味しくて綺麗で 忘れられないお味でした。

冬のコートを着ることも多く帰路でもそうでしたので、日本ではどうしたものかと思っていたのですが、成田到着では肌寒くそのままの姿が通用しました。
長いようで短く、短いようで長かったアメリカ行き・・これからの私の勇気になることでしょう。
        
        

続 ワシントンDC・ニューヨーク・ボストン へ

2008-04-16 | Weblog
                              【自由の女神】


【ニューヨーク編】
ワシントンからニューヨークへは『アムトラック』(大陸横断鉄道)を使用でした。
日本の新幹線の速度が出るそうですが、他社から鉄路を借りているためにスピードは劣るそうですが、3時間半をかけての陸路はそれなりの良さがありました。初体験できた事。大西洋や陸地の風景の広大さ 河を眺めるのが好きな私にはその多さも特筆すべきでしょう。10分遅れでペンシルベニア駅に到着です。
《アムトラック》


高層ビルの林立した所 其処がニューヨークでした。ハドソン川縁をバスで南下してグランドゼロに・・大工事現場の様相です。『早く原状に復帰して悪夢を振り払いたい』それがアメリカの願いです。

《ウォール街》を抜けてイースト川添いに北上します。


《ブルックリン橋》完成時世界で最長(1825m)最高(83m)でブルックリンをマンハッタンに繋ぎ、ニューヨークは大きく飛躍しました。


右手に国連ビルを見ながらダコタハウス(ジョン・レノンの家)を過ぎると
《セントラルパーク》に集い、憩う人達に同化するかのように私達も芝生を歩いて見ました。


《高級レストラン》セントラルパークは縦4km横800m その南側の一部を見たに過ぎないのですが幾つかの池あり、美術館あり、動物園あり、プールあり・・・etc。かって羊を放牧していた頃 その寢ぐらだった所が今では高級レストランになっています


《5番街の散策》
放り出されたという感じの自由時間がありましたが、「ティファニー」に入ってみる事に・・大勢の人が居ます。宝石を見ると言うよりも人はどんな行動をとっているのかな?結局上の階から下って終わり。あたりはブランド名の店がずらり・・一時間はアット言う間に過ぎてゆきました。食事は「紅花」という日本人経営の鉄板焼きでしたが、手品師のように目前の大皿に載せていく様子が面白く美味しかったです。
やがて夜の帳の中 夜景を眺めるときが来ました。

《エンパイア・ステート・ビル》
このビルを眺めるにはロックフェラーセンターの展望台「トップ・オブ・ザ・ロック」がスポットです。ここでもセキュリティーチェックが。エレベーター→エスカレェーター→階段と。小型の三脚でセルフタイマーを使っても夜景は難しい。


1609年オランダ人探検家ヘンリー・ハドソンがマンハッタン西側の川を北上したのが、ニューヨーク発展の第一歩なのです。原住民と金品の授受でオランダ領になりました。
その《記念碑》のあるバッテリー・パークからニューヨークの2日目は始りました。


《自由の女神》のあるリバティー島へは、ここで厳しいセキュリティ・チエックを受けることになります。早朝から長だの列でした。
《女神》はアメリカ独立100周年記念にフランスから贈られました。下船して女神様を一周して《エリス島》経由でバッテリー・パークに戻り、メトロで(パレードのためバス通行禁止)メトロポリタン美術館に到着です。

《メトロポリタン美術館》


MET(メット)と呼ばれる美術館。世界四大美術館の一つ。全てをじっくり鑑賞するには3日~一週間は掛かるといわれていますが、現地案内の方は絵画と古代エジプトを選ばれました。私は天にも昇る心地でした。特筆中の数点を列挙いたしましょう。
《レンブラント》
  
          《マネ》
                   
      
              《ベラスケス》
                                                
                      《ラトゥール》
                        
《ルノワール》

          《ゴッホ》
          
                    《ゴーギャン》
                    
《エジプトの遺跡》
                         

《METの一廓》


《ミュージカル鑑賞》 ブロードウェイでミュージカルも見てみたいとオプショナルを申し込んでいました。演目はおまかせで「シカゴ」を見ることになりました。
映画にもなったようですが そしてアラスジは聞いたのですが、踊りも歌も素晴らしいとは思いましたが・・・このような劇場が幾つも幾つも毎日上演されているのですね。
今夜限りでニューヨークともお別れです。




ワシントンDC・ニューヨーク・ボストン へ

2008-04-12 | Weblog
                     【ワシントンDCのオベリスク】

何時の頃からか日本から渡った桜を愛でるアメリカを、その季節に見たいと思う様になっていました。昨年初めて行動を起こしたのですが、人数不足で旅行社の方からキャンセルになり、今年こそとよく似た企画に再挑戦して満開の桜に出会う事が出来ました!

三都市の南からの訪問でしたが、緯度が札幌くらいなので寒さがありましたが、情報が届いて対策は万全でした。アメリカは初めてでしたが成田~ワシントンまでの所要時間は12時間30分なので、到着するともう一度同じ日を数える事で時差の違和感は無かったようでした。移動は全て車(飛行機・バス・アムトラッック・船・地下鉄)なので安心・安全でした。

クラブツーリズムによる『全日空・全食付き・スイートルーム宿泊』の所為か50代よりも60~70代が多いいシニアの25名の団体だったのです。その大所帯を40代と思える若く聡明なツアーディレクターに率いられて8日間の旅を恙無く終える事ができたのでした。
3都市を2泊ずつでしたので、都市毎に区切って書いてみることにしました。

【ワシントンDC】
ワシントン到着後市内観光へ
★アーリントン墓地 正門


始めに国立墓地を参拝。南北戦争の戦没者のための墓地として築かれました。
大統領は軍の最高司令官であるため墓地に埋葬される権利があります。これまでの大統領では、ジョンF・ケネディとあと一人のみですが・・・ご夫妻で埋葬できる面積が用意されます。ケネディ大統領は特別な領域にジャクリーヌと幼くして亡くなった二人の子供と共に眠っています。永遠の灯りに守られて・・・
          

★墓地で小動物に逢うのも心が休まるものです。
          
          

★ポトマック河
アーリントン墓地を後に大河を渡りました。何度も耳にした名前でしたが悠然と流れていました。あぁ桜が見えてきました。
 

★ポトマック河畔の桜
あたり一帯は公園のようですが、一般道路も縦横に走っています。
遠くからの桜並木を。
 

★リンカーン記念堂
急階段を登るとリンカーンの坐像があり、目線を追うと高々とオベリスクが建っています。その時の一枚を。     
                    

★いよいよ中心部へ
フランスの建築家ピエール・ランファンよって設計されたワシントンDCは、都市計画に基ずいて建設された人工都市です。国会議事堂を中心に放射線状に延びる道にはスミソニアン博物館群、ナショナルギャラリー、白亜のホワイトハウス等アメリカの首都は世界の首都でもあると思っての訪問でもありました。
航空宇宙博物館では《翼よあれがパリの灯りだ》の飛行機。(以外に小さい)


ナショナルギャラリーでは、ガイディングレシーバーが非常に役立ちました。耳元で説明を受けながら歩き回る事も、写真を撮ることも自在でしたから。そのうちの2枚を。
          《EL GRECO》
          

          《RAPHAEL》
          

★今回の旅行で「さくら」が一番のお目当ての人が多く、ツアーディレクターは迂回して再度桜に近ずけて下さった!
《ジェファーソン記念堂》


《日本からの最初の桜》