花水木の独り言

庭の大きなハナミズキの、白い蝶のような花びらや、真紅の葉に気持ちを託して・・徒然なるままにキーを打ちました。

『世界遺産』の何処に行きたいですか

2006-05-28 | TBの練習
            【ベルサイユ庭園 '99】

TBの練習で今週のgoo のお題に心惹かれて。

急遽調べました。
日本の文化遺産は10。行っていないのは 原爆ドームと琉球遺跡群なので、結構行っているのかしら。

自然遺産は屋久島 白神山地 知床の3。知床は昨年通過したので、紅葉の白神山地へは是非行ってみたい。

世界では750もあるとか NHKでも放映していて本当に素晴らしい!

少しは行っていると思うけど・・・
古代ローマ時代の遺跡とか 山合の教会や ライン川流域の古城など 思いつく侭
書いてみたけど あと幾つ行けるでしょうか。

自然遺産では雄大なものに憧れます。雪を頂いた遥かなる山とか(眺めるだけでいい) 深い渓谷 瀑布のような。


春の里山を行く 頭高山・渋沢丘陵 

2006-05-21 | 里山 森林行
            【ハンショウズル】

人々の生活に深く結びついた里山は、人が作り出したもう一つの自然です。
そこは又、多くの生き物たちの棲む豊かな森でもありました。

秦野市の渋沢駅を南下して住宅の中を何度か曲がっている内に、畑や田圃・雑木林へと入って行き「ずっこうさん(303m)」へと上って行きました。北側に丹沢山塊を、西には箱根の外輪山をのぞむ位置にありました。

然しこの里山も、かなり荒れているところが見られました。広葉樹林と檜の樹林帯が連なっていましたが、日本における木材需要の減少と後継者不足が感じられて痛々しい思いを致しました。
しかし「この山をサクラの山にしよう!」のスローガンが掲げられていて、八重桜や梅の園も次第に出来てきているようでした。

さて 山は新緑に萌え里山ならではの花々の競演があり、虫たちもお目当ての花を求めて飛び交い、小鳥も繁殖の季節を迎えて喉を競っているのでしょう 「トウキョウトッキョキョカキョク」も聞き分けられましたし・・・

樹木では、サクラ ウツギ モミジとカエデ ナラ ミズキ カシ  等々でしたが、一つの小さな植物に心を奪われてしまいましたので、今日はそのことを書く事に致しました。

【寒葵 ランヨウアオイ】

見るも聞くも初めてでした。カンアオイの名前の由来は「葉の質が厚いため冬でも枯れない」と言う所から来ているそうです。沢山の種類がありますが、関東地方にはランヨウアオイが生育するようです。
一見汚いのですがこの一株のみでしたので撮りました。
実はあのギフチョウの食草なのです。
そして秋から冬にかけて3裂した花被の、がく片が筒になって釣鐘型の花をつけます。半ば土に埋もれたような所に地味な色合いで咲いていて、長いあいだ花の形を保ったまま残るそうです。

【ランヨウアオイの花】

腐葉土を掻き分けて、見つけていただいた時は嬉しさ半分 撮影も時間は掛けられず うす暗がりで不安半分でした。(フラッシュ使用)
シクラメンにも似たこの葉を、徳川家の家紋にしたのはなぜ?の興味に繋がって行きました。
検索すると「徳川家の三葉葵紋」は三河豪族といわれる松平、本多、伊那の諸氏が戦国時代に用いたとされ、家康が征夷大将軍に成ってからは権威ある紋として、一般の使用を禁止し 一門親藩だけに仕様を許したと有りました。

【オトメアオイ】

別の場所でオトメアオイの群落 と言っても5~6株でしたが、こちらの方がしっかりした葉でしたので御披露しました。小型で少しなで肩で乙女の表現が相応しいかと思った次第です。

箱根外輪山 明神ヶ岳へ

2006-05-18 | 登山
     【頂上を目指す一行  松倉幹男氏撮影】

スタートは大雄山最乗寺からでしたが、このお寺は曹洞宗に属し関東の修験道場として600年の歴史があります。
       
赤く塗った1.5トンもある天狗の下駄の側が上り口になっていました。
この道は古人も箱根越えの道として歩いたと言います。日常の道としては頂上付近は喘ぐところが多々ありましたが、鬱蒼とした杉木立や腐葉土の敷かれた平坦な道では、深い谷底を感じることが出来ましたし、川の音を聞く事も出来ました。何よりも花の多さは十指に余る程でした。

【ズミ】は本当に美しい 一番良い時だったようです。他にバラ科では モミジイチゴ クサイチゴ。 箱根ボケやミツバツチグリ トウダイグサ ニリンソウ ホウチャクソウ ツクバネソウ アズマギク 一般に咲く シャガや躑躅やサルトリイバラやウマノアシガタ etc。
     

頂上では時折雨がパラ付く天気でしたので、大きな富士山を見ることは出来ませんでしたが、下り中腹からの【神山と駒ヶ岳】が雄大に聳えていました。
     

国立西洋美術館

2006-05-14 | 美術館

只今 「Rodin Carriere」展が開催されています。
近代彫刻の父と称されるオーギュスト・ロダンと画家ウジェーヌ・カリエールの、二人の直接の交流を軸に 共通する感覚や思想を探ろうと企画されました。

この国立西洋美術館にはロダンの作品が多く収蔵されていますが、カリエールは昨秋の「プーシキン美術館展」で『母の接吻』に心奪われて初めて名前を知るに至った画家でした。だから多くの絵を観ることが出来るのではないかと言う期待もあったのです。

【館内から新緑の中 ロダンの地獄門を見て地下の展示室に降りて行きました】


展覧会は大きく分けて5つのセクションで構成されています。
 1 ロダン像とカリエール像
 カリエールによるロダンの肖像。ロダンの監督したカリエールのデスマスク。

 2 ロダンとカリエールの直接の交流。
 両者が互いに所有し有っていた作品。「ロダン展」へのカリエールの貢献。
 「ウジェーヌ・カリエール記念像」のロダンの取り組み。

 3 ロダンとカリエールをめぐる人々の肖像
 二人は共に優れた肖像彫刻家・肖像画家としても知られていますが、ここでは
 同じ人物を紹介しています。

 4 ロダンとカリエールにおける象徴主義
 二人の作品を象徴主義という観点から見ていきます。
 白い大理石の表面に二人の顔が浮かび上がり、カリエールの絵画との結びつきが 最も明確に示された作品です。
 【最後の幻影】
 
 テーマとしての「接吻」と結びついた量塊の表現、人物像と背景との境界の問題 などを示します。
 【母の接吻】
 
カリエールには6人の子供がいました。母と子の情愛を示す画像が数点もあり魅入られ続けたのですが、プーシキン美術展の『母の接吻』とは違っていました。どれ程多くの母子を描き遺したのでしょうか!

5 ロダンとカリエールを結ぶ糸
 違った視点で二人の作品をつなぐ関連性を見ます。
 両者の素描や習作といった即興的な表現をを比較します。


鎌倉 光則寺から

2006-05-10 | 鎌倉の四季

鎌倉の数あるお寺で「花の寺」として筆頭に上げたいのが光則寺。

開基は北条時頼の家臣・宿屋光則(やどやみつのり)、日蓮上人の高弟・日朗(にちろう)を開山として自邸に建立した寺。
光則は日蓮の「立正安国論」を時頼に手渡した人物で、後に日蓮に帰依しました。

境内は四季折々の花が配され綺麗に手入れされています。この日も消毒されている方に心を込めてご挨拶を致しました。

私にとって始めての花との遭遇がありとても幸せな一日の始まりになりました。
それはトップに上げた【カラタネオガタマ(唐種招霊)径3cmの花】です。

全ての植物に写真入りの開花期を記した名札がつけてあり、その心配りの素晴らしさは只々感動です。

では特にお気に入りの数点を並べてみることに致しましょう。

【楓の花】


【ハナヒョウタンボク(花瓢箪木)スイカズラ科】


【クロバナロウバイ(黒花蝋梅)別名:アメリカロウバイ】


【シラユキゲシ(白雪芥子)】



実は正午からの「鎌倉・材木座に中世旧跡を訪ねる」に参加の前の2時間を、江ノ電の長谷駅を往復して慌しい思をいたしまして・・・

【元八幡】現在の鎌倉材木座は中世の頃は材木座村と呼ぶ一村でした。
源頼義が勅により阿倍貞任を征伐の後、石清水八幡を勧請して社を建て義家が修復を加えました。この地を鶴ヶ岡と呼んだようです。
その後1180年10月12日頼朝が祖先を崇める為現在の所に遷宮しました。

【啓運寺】【妙長寺】【向福寺】【新居ノ閻魔堂跡】【実相寺】【五所神社】【来迎寺】【九品寺】と詳しいご説明を拝聴しましたが此処では割愛して九品寺の所を少々述べてみましょう。

【九品寺】元弘3年(1333年)新田義貞が鎌倉を攻めた時、境内左手の小高い丘に本陣を構えました。その後義貞が開基となり鎌倉に建立した唯一のお寺です。
本堂の【寺名額】は義貞の直筆と伝えられています。然し原額は痛みが酷く本堂内で保存されています。
此処もお花が沢山でしたがその中の【ナニワイバラ(難波薔薇)】を1枚。



ゴールデンウィークの頃

2006-05-01 | Weblog

風薫る五月 生まれたての朝日は穏やかで 清々しい。
花々も 今を盛りと謳歌する。

毎年この頃は花の色が重なり合って 猥雑な感じになるので、植える時から注意深くなっている。

赤系が好きだけどそれにも増して白い花を配する事で、相乗効果が出ると嬉しいもの。

【ハクロニシキ:我花壇のシンボルツリー・・葉先がピンク色で花かと見まがう】


【アネモネ:なよなよと儚げな姿 毎日何かと手を掛けずにはいられない】


【マーガレット:多年草で毎年株の輪を増やしている】


【シラー・カンパニュラータ:まるでクリスタルガラスのよう】


【ヤマボウシ:生まれたばかり 昨年若木を購入し8つの花が今年は8倍に増えた
       花びらに見える4枚は苞で中央の突起が花。やがて苺のような実に       なる 60粒が成長したらヤマボウシ酒にしたいもの】


【オダマキ:(苧環)「しずやしず しず(賤)のおだまき 繰り返し 昔を今に
       なすよしもがな」 静御前 


【ネメシア:5mmくらいの華奢な花なれど冬の寒さに凛と咲き一年中咲く】