花水木の独り言

庭の大きなハナミズキの、白い蝶のような花びらや、真紅の葉に気持ちを託して・・徒然なるままにキーを打ちました。

平家最後の嫡流 から 長柄桜山古墳群ヘ

2012-09-11 | 鎌倉の四季

逗子の古道を辿って平家の末裔 ・即ち平清盛率いる平氏一族の嫡流「六代目」を偲び,文学碑や鐙摺不整合の話を聞きながら,長柄桜山古墳への急坂を巡りました。

             

   【亀岡八幡宮本殿】 祭神:応神天皇

鎌倉の鶴岡八幡宮に対して,この地が亀の背に似て盛り上がっているため,亀岡八幡宮と名ずけられました。平安時代に弘法大師が立ち寄り地蔵尊を安置する厨子を設けられたことからこの地一帯を「厨子」と呼び,近時,「逗子」と呼ばれる地名の起源となりました。

   【六代御前の墓伝説地】

古いケヤキと大きなタブの茂みの下にある,六代御前の墓碑は 水戸藩士平典盛が建立し,毎年7月26日に供養をされています。  平家が壇ノ浦で滅びたとき平維盛の嫡男で12歳の幼さでした。その時は助命されたものの26歳の時例え仏門に入ろうとも,断罪されて仕舞ったのです。   六代御前の系図 :  正盛ー忠盛ー清盛ー重盛ー維盛ー六代  正盛から数えて名は無く六代とのみ 。 

      【宗泰寺】 高野山真言宗   本尊:阿弥陀如来立像

        

本堂の阿弥陀如来立像は逆手の来迎印をされている珍しいお像です。閻魔大王をはじめ十王と,奪衣婆像が本堂脇に安置されています。奪衣婆は冥土の裁判所で死者の生前の罪の重みを図ります。          

   【 蘆花 ・ 独歩 ゆかりの地の碑 】

この地に,「柳屋」という旅館があり,明治28年(1895)国木田独歩夫妻が4ケ月。翌年には徳富蘆花夫妻が4年間。 間借りして数々の名作を世に送り出しました。 お二人の巨大な碑が密着して立っています。

            

   【長柄桜山古墳】

     

古墳の発見は 平成11年地元の考古学愛好家でした。 逗子市と葉山町の境界線上の丘陵に立地する2基の大型前方後円墳から成り立っています。

1号墳は全長90m,2号墳は全長88m。県内最大級のものでこの辺りは古代の交通の要衝に当たり,又古墳の造りにヤマト政権に多く見られる段築(ダンチク),葺石(フキイシ),埴輪(ハニワ)があり,権力を持ちヤマト政権と関係する人,あるいは三浦半島の有力者が葬られていると想像されます。 後円部の中央やや東寄りに陥没坑がありその下に粘土槨が一基あることが分かっているので,木棺があるのでしょう。 平成14年12月19日に国指定史跡に認定されました。

 


夏に咲いた花は

2012-09-03 | 撮影を楽しむ

 

 年中何かしら花は咲いています・・・でも思い描いたようにはいかなくて。

       

 ✿ 時計草 面白い花だと思っていて,苗を見たので育ててみることにしました。中々咲かなくていつも気にしていました。蕾になってからでも10日位は経つたでしょうか ・・・気を持たせた割には半日くらいで萎んでしまいました。蔓を伸ばして蕾をたくさんつけているのに,数日置きに一個ずつ花をつけるようになっています。本当にじれったくて,冬越しして来年も咲くらしいのだけど迷っています。 

        

 ✿ ブッドレア(房藤宇津木)と言って,丈は私を超えているのだけれど 植木屋さんに「これは草」と言われてビックリ。小さな花がかたまって咲いてカマキリの赤ちゃんの揺りかごなっています。 

                

 ✿ 雁ガネソウ 昭和記念公園で撮ったとっておきの一枚。

                  

 ✿ シャンデリアリリー (スイートサレンダー)