▲広島市平和記念資料館本館(重要文化財)
広島市中区にある
広島市平和記念資料館(以下、資料館)は
1日あたり3700人余りの
入館者があります。
資料館は
通称ですが
原爆資料館
と呼ばれています。
現在の資料館は
広島市への原子爆弾投下の惨状を
伝えることを目的としていますが
一時期は
原子力の平和利用を
うたった時期もありました。
その後
被爆に関するリアルな展示が増え
原爆資料館という呼び方が
広島市民のなかで一般的になりました。
▲資料館内部
さて
その資料館ですが
実は現在、敷地内で
発掘調査を行っています。
今朝の朝刊に写真入で掲載されています。
▼平成27年11月28日(土)中国新聞朝刊記事より
調査の中では
熱線に焼かれたとみられる
瓦も見つかりました。
資料館周辺の発掘調査は
来年3月まで行われる予定です。
▼「広島原爆資料館で大規模な発掘調査」日本テレビ系(NNN) 11月27日(金)22時45分配信(Link)
時を同じくして
今朝の中国新聞の朝刊に
以下の記事がありました。
▼アメリカ退役軍人、平和公園を初訪問
会長のレイデンドーフ氏は
以下のような発言をしています。
「原爆投下は明かな戦争犯罪です。広島、長崎の原爆被害は、世界の核兵器の危険性を確かな物にします。世界の指導者は広島に来るべきです」
▼RCCテレビニュース動画(Link)
ところで
11月26日(木)の朝刊のトップは
以下の記事でした。
▼平成27年11月26日(木)中国新聞朝刊
このブログでは
過去頁「復興した街のエネルギー」で
外相会議についてコメントしています。
▼過去ブログ「復興した街のエネルギー」(Link)
ちなみに
さかのぼること8月。
以下のような記事がネットで流れました。
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広島平和公園訪問の可能性/ケリー氏、岸田氏に伝達か(27.08.22)
【ワシントン共同】佐々江賢一郎駐米大使は21日の記者会見で、ケリー米国務長官が岸田文雄外相と6日にクアラルンプールで行った会談で、来年4月に広島市で開かれる先進7カ国(G7)外相会合の際、同市の平和記念公園を訪れる可能性があると伝えたと述べた。しかし、会見後、この発言を取り消した。佐々江氏は「ケリー長官がG7外相会合の際に平和記念公園を訪問する可能性があると言ったと聞いている。そうであれば歓迎したい」と述べた。
しかし、会見後、在米日本大使館は発言を取り消した。
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その後
水面下で様々な交渉が行われたことが
今回の発表に繋がったようです。
ただし
記事には
「平和公園訪問」
とあるだけで実際に
資料館を訪れるかどうかは不明です。
今年の4月17日
キャロライン・ケネディ駐日米大使が
資料館を見学されました。
その際
資料館の芳名録には
「ここを訪れる全ての人々が、問題を抱えるこの世界で平和のために尽力する決意を新たにすべきです」
と記されています。
ケネディ大使は
ジョン・F・ケネディ元大統領の
生存している唯一の子で
1978年、当時上院議員だった
故エドワード・ケネディ氏と共に初めて
資料館を訪れています。
▲平成27年4月17日の慰霊碑前の画像
来年の4月に
世界の指導者が広島市に集まります。
伊勢志摩サミットに先駆けて
どのようなアクションが起こされるのか
注目したいと思います。
◎感謝
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