▲中島みゆき『組曲(Suite)』Youtube
休日の昼下がりのこと。
コタツに座って読書をしていましたら
ふと目の前の光景に普段とは違う
“何か”
を感じました。
こうやって
本を読んでいる今が
「永遠に続いている」
ような、言葉で表現するには
チョット曖昧な感じなんですが
今この瞬間が
いつも同じ時間で同じ場所
にいるような
そんな不思議な感覚になりました。
今もコタツで
こうやってPCに向かって
書いているわけなんですが
どうもそんな感覚が
続いています。
さて
冒頭の動画は
昨年11月11日にリリースされた
中島みゆきさんのアルバム
『組曲(Suite)』の
トレイラーです。
全曲ではないですが
何曲かのサビの部分がアップされています。
ちなみに
Suite(スイート)とは音楽用語で
テンポや曲想が異なる
いくつかの小曲を連ねた
楽曲のことをいいます。
ホテルなどののSuiteRoomは
「寝室・居間・浴室」が
ひと揃いになった(一組)と
いう意味になります。
アルバムは全10曲です。
上の動画の1分15秒あたりからの
『休石(やすみいし)』ですが
ピアノベースの優しいサウンドが
とても印象的です。
ちなみに
歌詞はこんな感じです。
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休石
やすみいし
作詞・作曲 中島みゆき
あなたが急に早足で
何か約束でも思い出したように登ってゆく
待ってください 呼ぶ声は切れぎれに
日の暮れがたに 石段は長い
「もういいよ」
休石(やすみいし)で休んで待っていてね
「もういいよ」
家々の灯りが増えてゆく
私はヒールを脱ぎ捨てて 後悔坂を這い登る
忘れていない 忘れたつもりでいただけ
隠れ鬼をしようと私が言った 私が鬼です
あなたは痛む足を引き上げ引き上げながら
登って行った 見えなくなるまで登って行った
「もういいよ」
休石(やすみいし)で休んで待っていてね
「もういいよ」
伝えればよかった言(こと)の葉(は)が散っている
私は両手に掻(か)き集め 後悔坂を這い登る
待ってください 呼ぶ声は切れぎれに
日の暮れがたに 石段は長い
「もういいよ」
休石(やすみいし)で休んで待っていてね
「もういいよ」
伝えればよかった言(こと)の葉(は)が散っている
私は両手に掻(か)き集め 後悔坂を這い登る
私は両手に掻(か)き集め 後悔坂を這い登る
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♪ 私は両手にかき集め
後悔坂を這い登る ♪
いろいろと感じる歌詞ですね。
まさに“みゆきワールド”
CDを聴きながら
久々に涙ぐんでいました。
それから
アルバムの1曲目。
トレイラー動画にはアップされていませんが
『36時間』
という楽曲の歌詞も
ココロにス~ッ
と入ってきます。
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36時間
作詞・作曲 中島みゆき
1日は36時間と決めたんです
他人(ひと)さまの進み方は知りません
お陽さまが昇って次に昇るのが1日じゃなく
次が昇るのを見届けて沈むまでが1日
出来ることが まだ間にあう
し残したことが まだ間にあう
ゆっくりゆっくり 悲しみは癒えるだろう
大切に大切に 愛する人と歩くだろう
おそるおそる 人は変わってゆけるだろう
追いつめられた心たちよ 36時間に来ませんか
追いつめられた心たちよ 36時間に来ませんか
1日は36時間と忘れていました
子供の頃には知ってたのに
お陽さまが直接教えてくれたのに
なのにいつしか小賢(こざか)しく1日を短くしてしまった
うろたえれば見まちがえる 慌てればあ忘れ物を残す
ゆっくりゆっくり 痛みの膜ははがれる
やさしくやさしく 大切な人に尽くすだろう
休み休み 呼吸は深くなってゆけるだろう
追いつめられた心たちよ 36時間に来ませんか
追いつめられた心たちよ 36時間に来ませんか
追いつめられた心たちよ 36時間に来ませんか
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中島みゆきさんの歌や歌詞は
不思議な感覚に包んでくれます。
すばらしい作品に出会いました。
◎感謝
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