ヤマトタケルは
『日本書紀』『古事記』に登場する
伝説上の人物で幼名を
オウスノミコト (小碓命) といい
景行天皇の皇子です。
『古事記』では
身長が2mほどあり
気性が激しく戦い上手としています。
九州の熊襲(くまそ)征伐の際に
日本最強の勇士を意味する
「ヤマトタケル」
の名を相手から送られます。
東国からの帰路に
伊吹山の荒ぶる神を倒すため山に入りますが
その怒りにふれ病となり下山します。
病身のまま大和国(現:奈良県)へ向かう途中
能煩野(のぼの)で亡くなり
その地に陵墓が築かれました。
その魂は白い鳥に姿を変え飛び去ったと
されています。
ちなみに
桑名郡尾津の浜から能煩野へ向かう途中
しだいに弱ってきた際
足が3つに折れてしまうほど疲れた様子を
「わが足三重のまかりなしていと疲れたり」
と語り、以後その地を
三重
と呼ぶようになりました。
過去ブログでも
広島県呉市の
休山(やすみやま)や
烏小島(からすこじま)
などの名称も
神話に基づくものと
紹介しました。
三重県のみならず
日本各地には
神話を基にした地名が
数多く存在します。
▼過去ブログ「龍が奔る杜-其の八」
ところで
その三重県で来年
平成28年に主要国首脳会議が
開催される運びとなりました。
安倍総理は
この地域での開催を決めた理由について
「伊勢神宮は
多くの日本人が訪れ
日本の精神性に触れていただくには
大変よい場所だ」
と答えたそうです。
▲神宮宇治橋
さて
神宮の三節祭のひとつ
月次祭
(つきなみさい)
が来週6月16日に迫りました。
神宮では
年間1500回余りのお祭りを
執り行っていますが
そのなかでも
6月と12月の月次祭
10月の神嘗祭(かんなめさい)を
三節祭と呼び
全国から多くの参拝者が
訪れます。
それにあわせて
伊勢修養団では
「伊勢の風を感じる会」
と題した講習会を予定しています。
定員に空きがあれば
どなたでも参加することができます。
ご縁がありましたら
どうぞご参加ください。
詳しくは過去ブログを添付します。
▼過去ブログ「伊勢の風を感じる!」
◎感謝
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