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俺流俳句 「いちらくいちらく」

俳句で遊ぼ。

あなたも、優しくなれます。
          
          千秀

2015年02月12日 | 俳句

ポケットが 財布替わりや 春朧
(ぽけっとが さいふがわりや はるおぼろ)
17250 【季語】 春朧 【季節】 三春


名が当て字 今だけでしょ 亀の啼く
(ながあてじ いまだけでしょ かめのなく)
17251 【季語】 亀啼く 【季節】 三春
名前が当て字の人が増えている。
そんな名前、誰が読めるのでしょうか?
役人の浅知恵。国民番号制の布石か?


生き死にや 余命はありや 朧なり
(いきしにや よめいはありや おぼろなり)
17252 【季語】 朧 【季節】 三春


春暁や サンタナが曲 目覚ましに
(しゅんぎょうや さんたながきょく めざましに)
17253 【季語】 春暁 【季節】 三春


春寒に 言い繕いの 予報士ども
(はるさむに いいつくろいの よほうしども)
17254 【季語】 春寒 【季節】 初春


煙草屋の 娘の噂 名はみどり
(たばこやの むすめのうわさ なはみどり)
17255 【季語】 緑 【季節】 初夏
高校時代の友達の彼女が、煙草屋の娘で、名はみどり。


春服の 準備はいまだ 春ならず
(はるふくの じゅんびはいまだ はるならず)
17256 【季語】 春 【季節】 三春


今もなお 無理無駄無視の 春の風邪
(いまもなお むりむだむしの はるのかぜ)
17257 【季語】 春の風邪 【季節】 三春


何すると 予定無き日の 朝寝かな
(なにすると よていなきひの あさねかな)
17258 【季語】 朝寝 【季節】 三春


役立たず 独活の大木 寝てばかり
(やくたたず うどのたいぼく ねてばかり)
17259 【季語】 独活 【季節】 晩春


菫程な 色ある人で 終わりたし
(すみれほどな いろあるひとで おわりたし)
17260 【季語】 菫 【季節】 三春
夏目漱石「菫程な小さき人に生れたし」


古びりて なお小望あり 春霞
(ふるびりて なおしょうもうあり はるがすみ)
17261 【季語】 春霞 【季節】 三春



建国記念日

2015年02月11日 | 俳句

友来るも 逢わずに済ます 春の風邪
(ともくるも あわずにすます はるのかぜ)
17238 【季語】 春の風邪 【季節】 三春


建国も 紀元もよろし 干支供養
(けんこくも きげんもよろし えとくよう)
17239 【季語】 建国記念日 【季節】 初春
建国記念日=?紀元節。プラス、マイナス足して=土、干、士


イスラムの 国にもあるや 建国日
(いすらむの くににもあるや けんこくび)
17240 【季語】 建国記念日 【季節】 初春


今日までが いつまで続く 目借時
(きょうまでが いつまでつづく めかりどき)
17241 【季語】 目借時 【季節】 晩春


浪人が 敗北ならば 留年は
(ろうにんが はいぼくならば りゅうねんは)
17242 【季語】 試験 【季節】 仲春


目覚めけり 昨日と違う 今日の我
(めざめけり きのうとちがう きょうのわれ)
17243 【季語】 春の目覚め 【季節】 初春


落ち椿 川に流せば 三十郎
(おちつばき かわにながせば さんじゅうろう)
17244 【季語】 落ち椿 【季節】 三春


淡き色 治まりよきか 山笑う
(あわきいろ おさまりよきか やまわらう)
17245 【季語】 山笑う 【季節】 三春


百千鳥 諸に逃げ立つ 四方へ
(ももちどり もろににげたつ よもかたへ)
17246 【季語】 百千鳥 【季節】 三春


若い芽の 膨らみ増して 色濃ゆし
(わかいめの ふくらみまして いろこゆし)
17247 【季語】 若芽 【季節】 仲春


木々の色 山下るほど 春めきて
(きぎのいろ やまくだるほど はるめきて)
17248 【季語】 春めく 【季節】 初春


根っからの 鼻声隠る 春の風邪
(ねっからの はなごえかくる はるのかぜ)
17249 【季語】 春の風邪 【季節】 三春



紅梅

2015年02月11日 | 俳句

梅の花 清らに香り 深呼吸
(うめのはな きよらにかおり しんこきゅう)
17234 【季語】 梅の花 【季節】 初春


紅梅を 引き立て居るや 青い空
(こうばいを ひきたておるや あおいそら)
17235 【季語】 紅梅 【季節】 初春


散歩道 風に鳴る花 光る風
(さんぽみち かぜになるはな ひかるかぜ)
17236 【季語】 風光る 【季節】 三春


春めいて 甍に光 集まりぬ
(はるめいて いらかにひかり あつまりぬ)
17237 【季語】 春めく 【季節】 初春



風光る

2015年02月10日 | 俳句

好々爺 かく思われて いたき春
(こうこうや かくおもわれて いたきはる)
17229 【季語】 春 【季節】 三春


春愁や 低く掠れし 声に酔い
(しゅんしゅうや ひくくかすれし こえによい)
17230 【季語】 春愁 【季節】 三春


猫柳 風の囁き 受け止めて
(ねこやなぎ かぜのささやき うけとめて)
17231 【季語】 猫柳 【季節】 初春


春の闇 隣の列車の 煙受け
(はるのやみ となりのれっしゃの けむりうけ)
17232 【季語】 春の闇 【季節】 三春


生垣の 葉っぱ踊りて 風光る
(いけがきの はっぱおどりて かぜひかる)
17233 【季語】 風光る 【季節】 三春



春の闇

2015年02月09日 | 俳句

足絡む 三味線草の 撥あたり
(あしからむ しゃみせんぐさの ばちあたり)
17224 【季語】 三味線草 【季節】 三春
三味線草=ぺんぺん草=薺(なずな) 
三角の撥(ばち)が鳴っているような、、。


透き通る 君が瞳に 春の色
(すきとおる きみがひとみに はるのいろ)
17225 【季語】 春 【季節】 三春


口開かぬ 目開かぬ目覚め 春旱
(くちあかぬ めあかぬめざめ はるひでり)
17226 【季語】 春 【季節】 三春


春の闇 冷暖消えぬ 鉄と犬
(はるのやみ れいだんきえぬ てつといぬ)
17227 【季語】 春の闇 【季節】 三春
炭住街で生まれ住んで、赤子の夜泣き対策として、
泣き止むまで外の鉄塔に縛られ、飼い犬が寄り添ってくれた。
鉄の冷たさと犬の暖かさがかすかな記憶としてある。


臍曲り 体も歪み 亀の啼く
(へそまがり からだもゆがみ かめのなく)
17228 【季語】 亀鳴く 【季節】 三春



春朧

2015年02月09日 | 俳句

死にやるや 昨日の自分 春朧
(しにやるや きのうのじぶん はるおぼろ)
17217 【季語】 春朧 【季節】 三春


色も香も 花の兄とぞ 相応しき
(いろもかも はなのあにとぞ ふさわしき)
17218 【季語】 花の兄 【季節】 初春


旅なれば 春なればこそ 夢にあり
(たびなれば はるなればこそ ゆめにあり)
17219 【季語】 春 【季節】 三春


我が得意 所構わず する朝寝
(わがとくい ところかまわず するあさね)
17220 【季語】 朝寝 【季節】 三春


我が目覚め 何時になるとや 冬の旅
(わがめざめ いつになるとや ふゆのたび)
17221 【季語】 冬 【季節】 三冬


春暁や 汚れ浄めて 光澄む
(しゅんぎょうや けがれきよめて ひかりすむ)
17222 【季語】 春暁 【季節】 三春


梅が香や 我が身一つに 風が吹く
(うめがかや わがみひとつに かぜがふく)
17223 【季語】 梅 【季節】 初春



居待月

2015年02月07日 | 俳句

春の旅 残る若さを 見つけ行く
(はるのたび のこるわかさを みつけゆく)
17210 【季語】 春 【季節】 三春


笹の舟 春の小川を 風まかせ
(ささのふね はるのおがわを かぜまかせ)
17211 【季語】 春 【季節】 三春


春月や 待ちわびし晴れ 居待月
(しゅんげつや まちわびしはれ いまちづき)
17212 【季語】 春月 【季節】 三春
居待月=月齢18夜の月


春の陽や まなうら赤き 血の色に
(はるのひや まなうらあかき ちのいろに)
17213 【季語】 春 【季節】 三春


陽を見れば 緑穴開きし 春景色
(ひをみれば りょくけつあきし はるげしき)
17214 【季語】 春 【季節】 三春


優しさは 人を憂うや 春浅し
(やさしさは ひとをうれうや はるあさし)
17215 【季語】 春浅し 【季節】 初春


冴え返る 風の音にも 冴え冴えと
(さえかえる かぜのおとにも さえざえと)
17216 【季語】 冴え返る 【季節】 初春



春の昼

2015年02月07日 | 俳句

春の昼 襟足黒子 風の絵師
(はるのひる えりあしぼくろ かぜのえし)
17198 【季語】 春 【季節】 三春
韓流ドラマ「風の絵師」


本棚の 片隅にある 福の豆
(ほんだなの かたすみにある ふくのまめ)
17199 【季語】 福豆 【季節】 晩冬


年古れば 短髪がよし 春隣
(としふれば たんぱつがよし はるどなり)
17200 【季語】 春隣 【季節】 晩冬


春浅し うつらうつらと 舟揺れて
(はるあさし うつらうつらと ふねゆれて)
17201 【季語】 春浅し 【季節】 初春


初恋も 片恋も今 春愁
(はつこいも かたこいもいま はるうれい)
17202 【季語】 春愁 【季節】 三春


俳句道 一楽求め 冬の旅
(はいくどう いちらくもとめ ふゆのたび)
17203 【季語】 冬 【季節】 三冬


凛とせし 白梅照らす 月白し
(りんとせし しらうめてらす つきしろし)
17204 【季語】 白梅 【季節】 初春


庭飾る 盆梅展や 花ほこり
(にわかざる ぼんばいてんや はなほこり)
17205 【季語】 盆梅 【季節】 初春


白梅に 三日月掛かる 月夜かな
(しらうめに みかづきかかる つきよかな)
17206 【季語】 白梅 【季節】 初春


白から飛 梅を連れ来し 風もあり
(しろからひ うめをつれきし かぜもあり)
17207 【季語】 白梅 【季節】 初春


魁し 梅の花こそ 日の本一
(さきがけし うめのはなこそ ひのもといち)
17208 【季語】 白梅 【季節】 初春


春を告ぐ 花の兄とも むめなるか
(はるをつぐ はなのあにとも むめなるか)
17209 【季語】 花の兄 【季節】 初春
春告草=花の兄=むめ=梅



春うらら

2015年02月06日 | 俳句

住み着いて 離れ難きや 春の風邪
(すみついて はなれがたきや はるのかぜ)
17192 【季語】 春の風邪 【季節】 三春


駅々の 屋台のはしご 遠き冬
(えきえきの やたいのはしご とおきふゆ)
17193 【季語】 冬 【季節】 三冬


身を託す 手摺冷たき 二月かな
(みをたくす てすりつめたき にがつかな)
17194 【季語】 二月 【季節】 初春


居留守にも 慣れてチャイムの 音冴えし
(いるすにも なれてちゃいむの おとさえし)
17195 【季語】 冴える 【季節】 三冬


瞼裏に 残る面影 春うらら
(まなうらに のこるおもかげ はるうらら)
17196 【季語】 麗 【季節】 三春


惜しみなく 捨て去り尽せ 冬の旅
(おしみなく すてさりつくせ ふゆのたび)
17197 【季語】 冬 【季節】 三冬



春の闇

2015年02月06日 | 俳句

チューリップ 大咲き小咲き 早も咲き
(ちゅーりっぷ おおさきこさき はやもさき)
17180 【季語】 チューリップ 【季節】 晩春


蓄膿に 梅は匂いと 言うなかれ
(ちくのうに うめはにおいと いうなかれ)
17181 【季語】 梅 【季節】 初春


白梅や 初恋匂う 簾越し
(しらうめや はつこいにおう すだれごし)
17182 【季語】 白梅 【季節】 初春


うすぐもり 早咲きの梅 紅淡し
(うすぐもり はやざきのうめ べにあわし)
17183 【季語】 梅 【季節】 初春


立花や 駅前飾る 暖簾あり
(たちばなや えきまえかざる のれんあり)
17184 【季語】 立花飾り 【季節】 新年
JR立花駅前に、嫁の名と小生の性を付けた店が続いてある。


赤は好し 白い椿は 落ちないで
(あかはよし しろいつばきは おちないで)
17185 【季語】 椿 【季節】 三春


国字とや 椿という字 いい感じ
(こくじとや つばきというじ いいかんじ)
17186 【季語】 椿 【季節】 三春
椿は漢字でなく、日本で作られた国字。


忌籠や 仕事の無きも 疲れけり
(いごもりや しごとのなきも つかれけり)
17187 【季語】 忌籠 【季節】 新年
 忌籠=斎籠・居籠とも。
日本で神祭の前日に特定の場所などに籠って心身を慎むこと。
転じて仕事休みの意。


春の闇 眠さを覚ゆ 六時前
(はるのやみ ねむさをおぼゆ ろくじまえ)
17188 【季語】 春の闇 【季節】 三春


紅梅や 生まれながらの 友来ずや
(こうばいや うまれながらの ともこずや)
17189 【季語】 紅梅 【季節】 初春


幼子の 髪靡かせて 風光る
(おさなごの かみなびかせて かぜひかる)
17190 【季語】 風光る 【季節】 三春


明日への 心の準備 冴え返る
(あしたへの こころのじゅんび さえかえる)
17191 【季語】 冴え返る 【季節】 初春



料峭

2015年02月06日 | 俳句

浅き春 つらい男の 寅の夢
(あさきはる つらいおとこの とらのゆめ)
17168 【季語】 浅き春 【季節】 初春
男はつらいよ。


春寒や いつまで続く 気の重さ
(はるさむや いつまでつづく きのおもさ)
17169 【季語】 春寒 【季節】 初春


手袋の 指先に見る 余寒かな
(てぶくろの ゆびさきにみる よかんかな)
17170 【季語】 余寒 【季節】 初春


東風吹かば 両手に感ず 花の息
(こちふかば もろてにかんず はなのいき)
17171 【季語】 東風 【季節】 三春


春雨や 歌舞伎役者の 傘捌き
(はるさめや かぶきやくしゃの かささばき)
17172 【季語】 春雨 【季節】 三春


春雨や 百均なれど 傘は傘
(はるさめや ひゃっきんなれど かさはかさ)
17173 【季語】 春雨 【季節】 三春


太陽と 我共に起き 朝寝する
(たいようと われともにおき あさねする)
17174 【季語】 朝寝 【季節】 三春


行き返り 太陽目指す 冬の旅
(いきかえり たいようめざす ふゆのたび)
17175 【季語】 冬 【季節】 三冬
登校・出社は東へ、下校・退社は西へ。


朝寝する この幸せを 解るまい
(あさねする このしあわせを わかるまい)
17176 【季語】 朝寝 【季節】 三春


春愁や 手枕癖の 痺れかな
(しゅんしゅうや てまくらぐせの しびれかな)
17177 【季語】 春愁 【季節】 三春


しつこさも 肌身離さず 春の風邪
(しつこさも はだみはなさず はるのかぜ)
17178 【季語】 春の風邪 【季節】 三春


料峭や 予報士話 当たりなし
(りょうしょうや よほうしばなし あたりなし)
17179 【季語】 料峭 【季節】 初春
料峭=春寒



立春満月

2015年02月05日 | 俳句

曇り空 立春満月 夢で見る
(くもりぞら りっしゅんまんげつ ゆめでみる)
17156 【季語】 立春 【季節】 初春


禿止まる 我が頭髪も 冬の旅
(はげとまる わがとうはつも ふゆのたび)
17157 【季語】 冬 【季節】 三冬


目入るほど 小さき佐保姫は 夢の中
(めいるほど ちいさきさほは ゆめのなか)
17158 【季語】 佐保姫 【季節】 三春


春近し 毎食後の 浅眠り
(はるちかし まいしょくごの あさねむり)
17159 【季語】 春近し 【季節】 晩冬


冬の朝 汽車の汽笛 遠く聞く
(ふゆのあさ きしゃのきてき とおくきく)
17160 【季語】 冬 【季節】 三冬


春立つに 我が句自筆と 墨を磨る
(はるたつに わがくじひつと すみをする)
17161 【季語】 春立つ 【季節】 初春


柿の種 しのびわさびに 塩海苔と
(かきのたね しのびわさびに しおのりと)
17162 【季語】 海苔 【季節】 初春


無酒断酒 夢中で呑めば 寒明けぬ
(むしゅだんしゅ むちゅうでのめば かんあけぬ)
17163 【季語】 寒明け 【季節】 初春


春寒し 水田に浮かび 流る雲
(はるさむし みずたにうかび ながるくも)
17164 【季語】 春寒 【季節】 初春


春愁や 鬱解けぬまま 癖になり
(しゅんしゅうや うつとけぬまま くせになり)
17165 【季語】 春愁 【季節】 三春


落ち椿 葉で地で咲きて 余命あり
(おちつばき はでちでさきて よめいあり)
17166 【季語】 落ち椿 【季節】 三春


愚鈍なる 我に似たりて 春立ちぬ
(ぐどんなる われににたりて はるたちぬ)
17167 【季語】 春立つ 【季節】 初春



立春大吉

2015年02月04日 | 俳句

立春も 西高東低 変わりなし
(りっしゅんも せいこうとうてい かわりなし)
17151 【季語】 立春 【季節】 初春
西高東低=冬型の気圧配置


立春と なるもしつこき 風邪の種
(りっしゅんと なるもしつこき かぜのたね)
17152 【季語】 立春 【季節】 初春


カーペットで 低温やけど 春の風邪
(かーぺっとで ていおんやけど はるのかぜ)
17153 【季語】 春 【季節】 三春


立春大吉 左右対称 日々好日
(りっしゅんだいきち さゆうたいしょう ひびこうじつ)
17154 【季語】 立春大吉 【季節】 初春


春立つや やんちゃ心に 火の点いて
(はるたつや やんちゃごころに ひのついて)
17155 【季語】 春立つ 【季節】 初春



節分 鬼遣らひ 追儺

2015年02月03日 | 俳句

節分も 鬼遣らひとも 追儺とも
(せつぶんも おにやらひとも ついなとも)
17147 【季語】 節分 【季節】 晩冬


節分の 豆食せずに 三十年ほど
(せつぶんの まめしょくせずに みとせほど)
17148 【季語】 節分 【季節】 晩冬


鬼は外 言わぬが花の 山の神
(おにはそと いわぬがはなの やまのかみ)
17149 【季語】 (鬼は外) 【季節】 晩冬


恵方巻 一切れ食べて 福逃げし
(えほうまき ひときれたべて ふくにげし)
17150 【季語】 (恵方巻) 【季節】 晩冬



佐保姫

2015年02月02日 | 俳句


佐保姫に 願い届かず 年越せず
(さおひめに ねがいとどかず としこせず)
17135 【季語】 佐保姫 【季節】 三春
(佐保姫)さほひめとも。


春よ来い この唄いまだ 聞かずして
(はるよこい このうたいまだ きかずして)
17136 【季語】 春(間近) 【季節】 晩冬


鉄塔に 縛らる記憶 冬の朝
(てっとうに しばらるきおく ふゆのあさ)
17137 【季語】 冬 【季節】 三冬


愛犬の ぬくき記憶や 冬の朝
(あいけんの ぬくききおくや ふゆのあさ)
17138 【季語】 冬 【季節】 三冬


遠吠えの 別れの記憶 冬の旅
(とおぼえの わかれのきおく ふゆのたび)
17139 【季語】 冬 【季節】 三冬


今日もまた 昔の記憶 冬の旅
(きょうもまた むかしのきおく ふゆのたび)
17140 【季語】 冬 【季節】 三冬


墨をする 指先に見る 余寒かな
(すみをする ゆびさきにみる よかんかな)
17141 【季語】 余寒 【季節】 初春


ストーブを 切りて覚える 余寒かな
(すとーぶを きりておぼえる よかんかな)
17142 【季語】 余寒 【季節】 初春


生き死にを 指折り数ゆ 冬の旅
(いきしにを ゆびおりかぞゆ ふゆのたび)
17143 【季語】 冬 【季節】 三冬


病とも 健やかも変 喉の風邪
(やまいとも すこやかもへん のどのかぜ)
17144 【季語】 風邪 【季節】 三冬


手を振れば 手を振る赤子 春近し
(てをふれば てをふるあかご はるちかし)
17145 【季語】 春近し 【季節】 晩冬


きさらぎや 月冴え冴えと 天にあり
(きさらぎや つきさえざえと てんにあり)
17146 【季語】 如月 【季節】 仲春
きさらぎ=如月=二月