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俺流俳句 「いちらくいちらく」

俳句で遊ぼ。

あなたも、優しくなれます。
          
          千秀

立春満月

2015年02月05日 | 俳句

曇り空 立春満月 夢で見る
(くもりぞら りっしゅんまんげつ ゆめでみる)
17156 【季語】 立春 【季節】 初春


禿止まる 我が頭髪も 冬の旅
(はげとまる わがとうはつも ふゆのたび)
17157 【季語】 冬 【季節】 三冬


目入るほど 小さき佐保姫は 夢の中
(めいるほど ちいさきさほは ゆめのなか)
17158 【季語】 佐保姫 【季節】 三春


春近し 毎食後の 浅眠り
(はるちかし まいしょくごの あさねむり)
17159 【季語】 春近し 【季節】 晩冬


冬の朝 汽車の汽笛 遠く聞く
(ふゆのあさ きしゃのきてき とおくきく)
17160 【季語】 冬 【季節】 三冬


春立つに 我が句自筆と 墨を磨る
(はるたつに わがくじひつと すみをする)
17161 【季語】 春立つ 【季節】 初春


柿の種 しのびわさびに 塩海苔と
(かきのたね しのびわさびに しおのりと)
17162 【季語】 海苔 【季節】 初春


無酒断酒 夢中で呑めば 寒明けぬ
(むしゅだんしゅ むちゅうでのめば かんあけぬ)
17163 【季語】 寒明け 【季節】 初春


春寒し 水田に浮かび 流る雲
(はるさむし みずたにうかび ながるくも)
17164 【季語】 春寒 【季節】 初春


春愁や 鬱解けぬまま 癖になり
(しゅんしゅうや うつとけぬまま くせになり)
17165 【季語】 春愁 【季節】 三春


落ち椿 葉で地で咲きて 余命あり
(おちつばき はでちでさきて よめいあり)
17166 【季語】 落ち椿 【季節】 三春


愚鈍なる 我に似たりて 春立ちぬ
(ぐどんなる われににたりて はるたちぬ)
17167 【季語】 春立つ 【季節】 初春