五尺先 ひよどりが顔 ヌッと出て
(ごしゃくさき ひよどりがかお ぬっとでて)
17293 【季語】 鵯 【季節】 晩秋
ひよどりは 一声残し 飛び立ちぬ
(ひよどりは ひとこえのこし とびたちぬ)
17294 【季語】 鵯 【季節】 晩秋
春一番 いつ吹いたとて 春いちばん
(はるいちばん いつふいたとて はるいちばん)
17295 【季語】 春一番 【季節】 仲春
涅槃仏 寝てたって春の 後光射す
(ねはんぶつ ねてたってはるの ごこうさす)
17296 【季語】 春 【季節】 三春
雛菊や 群れて咲いてと 賑々し
(ひなぎくや むれてさいてと にぎにぎし)
17297 【季語】 雛菊 【季節】 三春
菫花 見つけて嬉し 触りたし
(すみればな みつけてうれし さわりたし)
17298 【季語】 菫 【季節】 三春
如月や 贈らる和菓子 味深き
(きさらぎや おくらるわがし あじふかき)
17299 【季語】 如月 【季節】 仲春
金無くも 有るよな素振り 春うらら
(かねなくも あるよなそぶり はるうらら)
17300 【季語】 春麗 【季節】 三春
桃が咲く 当たり前でも ありがたし
(ももがさく あたりまえでも ありがたし)
17301 【季語】 桃咲く 【季節】 仲春
物忘れ 誰にもあるさ 春うらら
(ものわすれ だれにもあるさ はるうらら)
17302 【季語】 春麗 【季節】 三春
春愁や 秋の心や 春愁や
(しゅんしゅうや あきのこころや しゅんしゅうや)
17303 【季語】 春愁 【季節】 三春
嫁留守の 春の定番 カップ麺
(よめるすの はるのていばん かっぷめん)
17304 【季語】 春 【季節】 三春
差し向かい 顔を見合わす 春の昼
(さしむかい かおをみあわす はるのひる)
17305 【季語】 春 【季節】 三春
貧乏は 無いより荒く 春寒し
(びんぼうは ないよりあらく はるさむし)
17306 【季語】 春寒 【季節】 初春
春の雫 意地が涙を 通せんぼ
(はるのしずく いじがなみだを とおせんぼ)
17307 【季語】 春 【季節】 三春
渥美清のTVドラマ「泣いてたまるか」の主題歌の一節。
春の酒 つきあいありて 節に変ふか
(はるのさけ つきあいありて せつにかふか)
17308 【季語】 春 【季節】 三春
蛙の子 いつ飛び跳ねる 今にすぐ
(かえるのこ いつとびはねる いまにすぐ)
17309 【季語】 蛙の子 【季節】 晩春
蛙の子=オタマジャクシ
春の空 見上げる空は 華やいで
(はるのそら みあげるそらは はなやいで)
17310 【季語】 春 【季節】 三春
67しくも 断から節へ 春の酒
(むなしくも だんからせつへ はるのさけ)
17311 【季語】 春 【季節】 三春
67しい=空しい・・・・六七才
春眠や 夢の旅路は 遠くまで
(しゅんみんや ゆめのたびじは とおくまで)
17312 【季語】 春眠 【季節】 三春
まだ覚めぬ いまだ宿酔 春朧
(まださめぬ いまだしゅくすい はるおぼろ)
17313 【季語】 春朧 【季節】 三春
宿酔=二日酔い
ときおりに 止まり流れて 梅の花
(ときおりに とまりながれて うめのはな)
17314 【季語】 梅の花 【季節】 初春
春一番 妹のくちびる 皺多き
(はるいちばん いものくちびる しわおおき)
17315 【季語】 春一番 【季節】 仲春
春愁や 本の分かれ目 季語辞典
(しゅんしゅうや ほんのわかれめ きごじてん)
17316 【季語】 春愁 【季節】 三春
我が季語辞典も真っ二つに割れた。