俺流俳句 「いちらくいちらく」

俳句で遊ぼ。

あなたも、優しくなれます。
          
          千秀

紙風船

2009年04月04日 | 俳句

『春時雨 雨跡に見る 降り具合』
(はるしぐれ あまあとにみる ふりぐあい)

『花冷えや リクルートルックの 急ぎ足』
(はなびえや りくるーとるっくの いそぎあし)

『寝転べば 桜は遠く 高くあり』
(ねころべば さくらはとおく たかくあり)

『ぼんぼりの 灯りに映えし 夜の桜』
(ぼんぼりの あかりにはえし よのさくら)

『紙風船 主を待ちて もう三年』
(かみふうせん あるじをまちて もうさんねん)

『嫁の呼ぶ 韓ドラの時間 春の暮』
(よめのよぶ かんどらのじかん はるのくれ)

『紅映えて あれは杏と 嫁の言う』
(べにはえて あれはあんずと よめのいう)

『ブランコの 花びら乗せて 揺れにけり』
(ぶらんこの はなびらのせて ゆれにけり)


コメント
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