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駄楽器駄日記(ドラム、パーカッション)

ロッキンローラーの打楽器日記

映画とライブの幸福

2017年10月13日 | 映画
昨日(10月12日)の日記の続きなんだけど、午前中映画を観たわけです。
「エルネスト」阪本順治監督、オダギリジョー主演
これがまた、どえらいいい。お勧めしたい。
紹介記事をコピペすると、
『革命家チェ・ゲバラとともに戦った日系人がいた。フレディ前村ウルタード、戦士名エルネスト・メディコ。キューバ革命の英雄ゲバラからそのファーストネームを戦士名として授けられた青年は、祖国ボリビアのために25歳で散った。ゲバラとフレディ、2人の“エルネスト”がボリビアで処刑された1967年から50年の節目に完成した、日本とキューバの合作「エルネスト」(現在公開中)は、阪本順治監督とオダギリジョーが挑んだ革命の戦果だ。』

チェ・ゲバラは本でよく読んだし、今年は没後50年の記念の年なので、いろんな形で話題になっています。キューバという国もコンガとサルサ好きとしてはすごく興味がある国だ。そこを舞台とした革命の実話に、日本人監督で主演も日本人俳優というのでどんな映画になっているのかと興味を持って観ましたが、ちゃんと洋画でした。いや~たまげた。
オダギリジョーという人はすごい俳優だった。日系人だけど日本を知らないボリビア人役、全篇スペイン語で通しているし現地と全く馴染んでいます。
映画は実話だけに地味に進んでいきます。そして痛々しい。
でも本当に感動しました。映画はいいな。観ることができて幸せです。

そして、午後からはライブの準備。
車に機材を積み込みひと汗かいて、浜名湖畔へ。
機材を搬入してふた汗かいてセッティング。ここでもうバテバテ。
しかし絶景。

高台にあって、しかも超豪華。

この気持ちよさに、体はバテたけれど景色に癒されます。

セッティング中。
夜は演奏できる幸福に満たされました。
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映画の人気が吹き返している点について

2017年08月10日 | 映画
映画ファンというのは、その昔の白黒フィルムの時代からずっといたわけで、映画がメディアの最先端だった頃は娯楽の殿堂だったのである。
自分も幼少の頃、父親に連れられて白黒映画を見に行って、映画の始まる前にニュース映画が流れて驚いたことを覚えている。テレビというものが家に来る前だったので、映像でニュースを見るのが初めてで、まさに目を白黒させて見入ったという(笑)
当時見た映画は、勝新太郎の「座頭市」などの時代劇が印象に残っているが、「キングギドラ」とか「モスラ」などのゴジラシリーズや「大魔神」なども地元の映画館で見た記憶がある。

その後、TVの普及により映画人気は衰退していったことは当然の流れではあるけれど、TVでは得られない迫力の映像と音響の世界は駆逐されることはなかった。
高校生の頃は、地元の映画館はつぶれて浜松や豊橋の映画館へ出掛け、洋画を観ては遠い世界に胸を躍らせたものである。
その頃の邦画は、日活ロマンポルノや東映のやくざ映画などが主流だったりして、あまり興味も起きなかった。ポルノはちょっとだけ隠れて見たけど(笑)

映画人気が吹き返したのは、シネコン(シネマ・コンプレックス)が各地に出来てからと言われる。豊橋にできたのは20年ほど前だと思うけれど、当時は豊橋に住んでいなかったにもかかわらず、非常に便利に思い車で通ったものだ。

そして、近年の映画人気はすごいと思う。
休日の朝などは、チケット売り場が長蛇の列になり、上映時間に間に合わなくなることもあるほどだ。夜の最終上映時間も以前は貸し切り状態だったのに、最近は結構な賑わいである。人のことは言えないが、高齢化に伴って自由な時間を得たシニアファンが増えているのでしょう。
その人気の原因は、言わずもがなコンテンツの豊富さとレベルアップである。
自分は長らく洋画ファンだったので、何を観るか迷ったとしてもアニメや邦画を選択することはほぼなかった。
ところが、ここ数年のアニメと邦画のレベルアップがすごいのは周知のとおり。たっぷり金をかけたハリウッドの壮大さをはるかに凌ぐ、内容の充実ぶりである。
なので、このところは月に数回映画館に足を運ぶうち、選択肢が広がって半分はアニメである。
「君の名は。」は大ブームになる少し前だったけれど、前評判に誘われて場内は老若男女年齢層も幅広くて、ほぼ満席だった。
つい先日、ウチの小学生のお付き合いをして「怪盗グルーのミニオン大脱走」を観て腹を抱えて大笑いした。吉本新喜劇のように、「後で何にも残らない」笑いが欲しければそれがあり、大迫力の映像やハイレベルの音楽も得られる、痒い所に手が届くサービス満点なのが最近のアニメである。
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泣きました!

2017年07月10日 | 映画
昨日は、バークレイで「Missin」のライブでしたが、ブログには写真がなくて載せられなかったんだけれど、今日ドラム仲間のよこちんが送ってくれました。ありがとう!

楽しく演奏できました。感謝。
それにしても「ペニーレインでバーボンズ」でのよこちんのドラムプレイは素晴らしかった。

と言ったところで、オレは昨日の昼間、バークレイに出かける寸前まで映画を見て泣いておりました。。。

念願の「湯を沸かすほどの熱い愛」をレンタルしてきました。
去年の10月封切を見逃してしまって残念でたまらず、DVDがいつ出るかと思っていたらなんと半年後の4月でした。しかしレンタル屋にもなかなか行けなくて、一昨日やっと手にすることができました。
主演の宮沢りえは各種映画賞を総なめにするほどの迫真の演技だし、なにより娘役の杉崎花ちゃんがいいんだよね。ぜひ観てもらいたい。
杉崎花ちゃんは「とと姉ちゃん」でブレイクしましたが、その前のぐっさんとの回鍋肉のCMの時から大好きで自分の娘のように思えて仕方がない。
実際、映画としても非常に面白いし、わけありの人たちばかりの物語で複雑な気分になるし、歳のせいで感情移入しやすいのか、いちいち泣けて仕方がない。
さんざん泣いた後にライブに出かけたので、暫く放心状態でした。気持ちがどこかに飛んでしまったまま出番になったという。勿論演奏が始まったら集中するんですけどね(笑)
まあそんな事情で皆さんに愛想が良くなくて申し訳ありませんでした。てか、人見知りが激しいので、いつも愛想悪いんですけど。。。

てなわけで、返却する前にもう一回泣きたい。。。
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映画「SING」/感動のクセがすごい!

2017年04月16日 | 映画
最近のこのブログ、ドラムでもなんでもなく映画鑑賞ブログと化している節があってごめんちゃい。
でもね、今日のこの記事は、まさにミュージシャンの端くれとして、ビートルオタクとしてお伝えしたいんだ。
大ヒット映画「SING」吹き替え版を観てきました。

先日ミュージシャン仲間のRコちゃんに「ゼッタイオススメ!」なんて耳打ちされて、これは観なきゃとワクワクして行ってきました。
映画は文句なしの最高。近年のアニメってレベルがすごいでしょ。少なくともこの数年自分が観たものはハズレなし。でも今回はミュージカルだし、洋画だから吹き替えたらどうなんだという危惧が多少なりともあったし、オレの基準としては優先順位がアニメは低いのでなかなか観に行けなかったんです。
でも、やっぱりそのすごい人気がレベルの高さを証明していました。
声優に、ミュージシャンとしてニッポンの最高レベルのアーティストを配置していてとにかく歌声がすごい。
ゴリラの少年が見た目もカッコいいんだけど(笑)その声がスキマスイッチの大橋卓弥で、どハマりで、どいい!

最初誰かわかんないまま映画見終ったんですが、後でわかってから大納得(汗)。。。
また、内気な象の娘役がMISIAなんだけど、内気すぎてなかなか歌ってくれない。

でも最後に鳥肌もんのすごい歌唱を見せつけてくれます。

今更言わずもがなですが、とにかく圧倒的な歌唱力。まあ、いっぺん聴いてみやぁち。これだけでも儲けた感がすごいぞん。

そして、ここからは自分だけの個人的なトピックですが、涙が出るほど感動したのが、冒頭の30秒で聞こえる歌はTHE BEATLESの「Golden Slambers」でした。
モチロンカバーなんですが、奇しくもスターキーのライブを前にして予習のために聴きまくっていた曲だし、フレーズやタイミングに悩みつつ練習を繰り返していたので、イントロだけで「あっ」と、気付いて涙が出そうになってしまった。
ヤバイなあって、危機感がすごいんだけど、途中にふんだんに聴ける超うまい歌声に、もはや自制心は働きません。涙腺崩壊。
なんと「Golden Slambers」は、冒頭だけじゃなく物語の真ん中あたりの話の大きな転機と、最後の最後の感動シーンで流れてくる。イントロのティンカティンカっていうピアノが流れたら涙が止まりましぇん。。。
鼻炎のオレなんてポケットティッシュが一瞬でなくなります。映画館じゃズビズビ鼻をかむのが迷惑んで、鼻が詰まって死にそうになるまで我慢してますけどね。。。
ビートルズファンじゃなきゃ気付かないエピソードですが、まだ見たことがないビートルズファンの皆様、ぜひご覧になって共感してもらえませんか~?
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映画好き 「ジャッキー/ファーストレディ 最後の使命」

2017年04月14日 | 映画
4月14日(金)
金曜日は映画館の会員は安く観られるので、映画ファンのオレとしてはウキウキする日です。
今日も観たいなと思っていましたが、夜にバークレイへドラムを搬入しに行ったので映画館には行けませんでした。
上映時間とのタイミングが重要なんだよね。
こうして上映時間が合わなくて、「観たかったけど終わっちゃった」という映画はいくらでもあって、縁がなかったってことで諦めるんですが。
見逃してしまって今でも観たいと思っているのが「湯を沸かすほどの熱い愛」。宮沢りえが主演で、オレの好きな杉咲花ちゃんが娘役。去年の10月公開だったんだけど、見逃してからずっとDVDが出ていなくて観ることができなかった。

でもやっと観られそうだ。ネットで調べたら4月26日に発売されるそうなので楽しみが増えました。

映画館は、ここ数年間観客数が増えているんだそうだ。
各地のイオンなどの大型スーパー敷地内にシネマコンプレックスが併設されて、動員数が伸びているという。
確かに便利ですもんね。いつでも行けば何かやってて、作品を選ばなかったらすぐに観られる。
しかも、先に述べた会員デーや、シニア割など年齢や女性デーなど性別でも割引の日が設定されていてお得感バッチリ。
定年を迎えた団塊の世代を中心に、好きな映画を安く観るというレジャーが定着しているというわけ。
まあオレもそのうちの一人っちゃあそうで、仕事はまだ現役ですけど、ヒマを作ってはノコノコと出掛けています。

先日観た映画「ジャッキー/ファーストレディ 最後の使命」
監督はチリ人のパブロ・ラライン。、主演ナタリー・ポートマンがジョン・F・ケネディ元大統領夫人ジャクリーン・ケネディを演じ、ケネディ大統領暗殺事件をファーストレディの視点から描いた伝記ドラマ。

史実でもあり、故人とはいえまだ近い過去でもある出来事なので、難しい役柄だったんでしょうに主演のナタリー・ポートマンの胸の内の葛藤を映した演技は素晴らしい。さすがにアカデミー賞でノミネートされただけのことはあるなあと。そしてめっちゃ美人(笑)
オレなんかは、キャロライン駐日大使の母と言うより、ニール・ダイヤモンドのヒット曲「スイート・キャロライン」の母というイメージなんだけれど、ファーストレディでもあり、未亡人だったり、若き女性だったり、人間としての苦悩、悲しみをうまく表現していたと思いました。
ジャッキーがやたらプカプカとタバコを吸いまくっていて、「吸い過ぎじゃねえの?」って思うくらいなんですが、いやいや当時の世相なんだよね。ニッポンでもそうですが、昔はタバコに寛容でした。どこでも誰でもタバコに火を付け、誰も何も言わなかった時代ですよ。
米国映画なのに「昭和」を感じるオレの感性。まあ、そんなレベルだ。
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映画「パッセンジャー」

2017年04月10日 | 映画
先週、話題の映画「パッセンジャー」を観てきました。

たまにこういうSFもの、宇宙ものが観たくなるんです。
2016年の米国映画。監督はモルテン・ティルドゥム。
う~ん、実に面白く、そしてとにかく映像がきれいだった。
映画を観る以上、美しい映像っていうものは大事な要素ですが、その欲求を満たしてくれて満足。
それにしても、ものすごく手間と金をかけて制作されたんだなあって思う。
宇宙船の中だけでの出来事なんだけれど、それがまた波乱に満ちていて面白い。
宇宙も宇宙船内もきれいだし、主演のジェニファー・ローレンスがまたお美しい。
色っぽいとか肉感的じゃない女優さんだけど、痩せすぎてない感じがいい。
特に後ろ姿が好き。ちょっとお尻が大きいの。へへへ。。。
お尻の画像はありましぇん(笑)

男優のクリス・プラットの演技も素晴らしい。
すっきりとした男前の顔から、浮浪者並みのブクブクの体まで披露してくれる。まあ男の体に興味はないんだけど。。。
そしてロボットのアーサー役マイケル・シーンもよかった。

この人(ロボット)が話のキーポイントになるんだけれどね。
とにかく、ハラハラドキドキもあり、愛情のやり取りにモヤモヤしたりと楽しめる映画です。
観たい映画が多すぎて、何にしようか迷ったけれど、観てよかった(笑)

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映画「We Are X」

2017年04月07日 | 映画
4月7日(金)
映画が見たくなる週末。気になる作品が目白押しの今週末は、今夜で最終上映っていうことなので、21:00からの『We Are X』を観に行きました。
正直言ってX Japanはファンではないのでさほど知らない。世代的に違うしジャンルも違うのでツボじゃない。
ただ、ドラマーでカリスマ性の半端ないYOSHIKIのことを知りたいと思ったし、現役の日本のロックバンドのドキュメンタリーということに興味があり、見逃すとなんとなく後悔する気がして。
英国で製作され、監督はドキュメンタリーで名を知られたスティーブン・キジャック。
内容はほぼYOSHIKIを中心に彼の語りといろんな映像なんだけど、彼が英語で話しているので字幕が出てすごく洋画っぽいし、言っている意味が通じてよかった。逆に日本語で話している場面は、言葉が聞き取りにくい場面が多くて字幕がなくて意味不明の場面がちょくちょくあった。

映画を見て分かったことは、YOSHIKIの特殊な生い立ちがHIDEやTAIJIの死に直接に結び付けられて、そうとう深い苦悩の中でもがき苦しんでいたということと、バンド解散の直接のきっかけとなったToshiの洗脳は、今では完全に解けたんだということ。

ライブの場面でToshiがYOSHIKIの後ろで歌っていたけれど、解散の時の不穏なムードと映画の中で二人で会話する場面の表情は全く違っていた。
幼稚園からの同級生という二人は、映画の最後のほうではても自然でいい顔をして話していたことに、観る者がみな安堵を覚えるのである。

そして、今ではYOSHIKIは海外のトップロックアーティストもが認めるスーパースターだったということを改めて知った。またそのために、いつも自分自身を徹底的に追い込んで自己管理しているらしいということ分かった。
「糖質を一切摂らないので、チーズケーキが夢に出てくる」ということを言う場面がある。
「ステージで死んでもいい」と言い、ライブの最後に力尽きてぶっ倒れるのは、いわゆるパフォーマンスだと思っていたが、改めて映画で見ると体は傷ついてボロボロで、医者に休むようにと止められつつ毎回痛み止めを打ってステージに臨んでいるという。
その「死ぬか生きるか」の限界のところで真剣勝負している痛々しさが、YOSHIKIのカリスマ性を醸成しているということなんだ。
いやあ、本物プロっていうのは、命を懸けて勝負しているんだなあ。
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映画「ラ・ラ・ランド」

2017年04月03日 | 映画
日曜日は、お墓参りの後は映画鑑賞へ。念願の「ラ・ラ・ランド」であります。
ミュージカルってどちらか言うと苦手ですが、前評判が高かったので。ミーハーなオレです。。。
監督は、「セッション」で一躍注目を集めたデイミアン・チャゼル監督ということで、ついこの間見たばかりでしたが、関連性を知らずにいたなんておバカね~。
そして、3月28日の日記に書いた、「セッション」で主役のマイルズ・テラーがこの映画に出演していると思い込んでいましたが、そうではなくて鬼講師役の、J・K・シモンズがチョイ役で出演していました。記事の誤りは先程修正しておきました。恥ずかし。。。

ということで、期待に胸を膨らませて観ました。
冒頭の場面は、CMや予告編でも見たあの渋滞中の高速道路での壮大なダンスシーン。
すごい迫力で大満足!と言いたいところですが、どうも画面が暗い。炎天下の場面なのに、
全体がスカッととしてなくて、オレ、思わず眼鏡をつけたり外したりしちゃった。なんなんだろう。逆光か?
そこでちょっとテンション下がります。大画面の映画館なのに、家のちっちゃいTVで古い映画を見ている感じで。。。
でも、夜の暗い場面は美しくて素敵でした。
主演のエマ・ストーンは魅力的でした。美人すぎずセクシーすぎず、カワユイ(笑)。でもって歌も踊りもワンダホー。一気にファンになりました。

個人的に観終わった後味が、甘酸っぱいというかしょっぱいっていう感じ。
あまりネタバレもいけませんのでこのくらいにしますが、この監督、妙にエンディングに話をいじくる感じがする。
セッションの話がどうもすっきりしなくて、「救われない」感がすごかった。例えが悪いけど、おしっこした後にパンツの中にちょろっと漏れたような気分で観終えたんですよ。
今回は恋愛の話なので酸っぱいという表現ですが、感覚としては、「尿モレしそうで我慢してる」感覚。ってなんじゃこれ。怒られるぞ。。。
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映画「セッション」

2017年03月28日 | 映画
映画「セッション」を遅ればせながら観ました。デイミアン・チャゼル監督2014年の作品。
まさにドラムがメインの映画。「アカデミー賞が飛び付いた才能と狂気」という触れ込みで、気にならないではいられない。
アカデミー賞3部門だとか、ゴールデングローブ賞だとか、なんだか凄すぎる。
映画は若い才能あるドラマーが、米国一の音楽名門校で鬼講師のシゴキに対して血と涙で対峙する物語。
練習場面の血まみれシーン、交通事故での血まみれシーン、なにやら流血が多すぎ。。。
ところがドラマーは見方がちょっと違う。

この画像、一般人が見ると「すごい血まみれだ~」と思うだろうけど、ドラマーは「VICFIRTHのスティックじゃん」「エバンスのヘッドじゃん」てのが先に来る(笑)
主演のマイルズ・テラー:アンドリュー・ニーマン役は、実際にドラムを叩いているので相当の腕前だとは思う。
だいたい名前がマイルス・デイビスとメル・テイラーのいいとこ取りだし(笑)まあ肝心のところは吹き替えなんでしょうけれど。

J.K.シモンズ扮する鬼講師(今上映中のラ・ラ・ランドにも出演しているとのことで、まだ観てない。。。)、とのやり取りなんかもわざとらしさが半端ないけれど、まあ「名門校だから」ということであえて突っ込みません。
ですが、派手なドラムソロのあるエンディングについては、演奏自体は素晴らしいとは思うけれど、話の筋としてはなんじゃこれ?って後味が悪くてスッキリ感がない。
メチャクチャ面白いとか、観て楽しい映画ではなかったと言うのが正直な感想でした。

この映画で計142ノミネート51受賞ってホント?って思っちゃうのはやっぱりオレがずれているのかな。。。
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「素晴らしきかな、人生」で気持ちよく泣く。。。

2017年03月10日 | 映画
3月10日(金)
映画が観たくてたまらなくなり、仕事を早退してでも映画館に駆けつけないと不安で居ても立ってもいられないという病気が再発して、行ってきました(笑)
そんな病気あるもんかと言われそうですが、あるんですよね。もちろん余裕がなければそんな気も起きないんだけれど、昨日までは仕事で超バタバタしたけど今日やっと落ち着いて余裕ができました。しかも今日は金曜日で映画が1,000円で観られるので、ついそんな気分にもなるってわけです(笑)
正直、このところ気分が沈みがちで、どこかに「泣きたい」気分が少々あったので、思い切り泣ける映画が観たかった(笑)

てなわけで「素晴らしきかな、人生」を観に行くことに。夕方6時15分からの回で鑑賞。
前から観たかったんですが、時間が合わずにもうじき終わっちゃうかなという焦りがあったのと、やはり「泣きたい」気分があったわけです。。。
映画は地味なドラマです。ハリウッドのドンパチとか派手なカーアクションなんか全く無縁だし、静かーに時間が過ぎていきます。「愛」と「時間」と「死」がテーマなので、想像はつきますよね。。。
と言って暗いかというと全然そうじゃなくて、映画は楽しいし面白い。
とにかく俳優陣が素晴らしい。
主演のウィル・スミスは言うに及ばず、女優が皆さんおキレイで衣装から髪型から演技まで、とにかく魅力に満ちています。

オジサンのオレ的には、年増の役者役のブリジット役のヘレン・ミレンがまたステキでした。
そして、やっぱりいっぱい泣ける。。。命について、愛について、いろいろ考えさせられちゃうし、深い映画です。

愛するわが子を失い、そしてまたすべてを失う。喪失感に覆われる人生。
それを、別の位置から救う事になる「売れない役者」と、「裏切り者の同僚」たち。
複雑な人間模様もあるんだけど、やはり結局は「愛」はどんな悪意や悲しみよりも強い。
今日観ることができてよかった。ずっと鼻炎で鼻水が止まりませんが、今日だけは目から出ました(笑)
このところちょっと落ち込んでいたので、少しだけ救われた気がしました。

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