僕はびわ湖のカイツブリ

滋賀県の風景・野鳥・蝶・花などの自然をメインに何でもありです。
“男のためのガーデニング”改め

ゴイサギとホシゴイをパチリ!

2021-07-11 12:38:38 | 野鳥
 鬱陶しい天気が続いた梅雨の季節もいよいよ来週には梅雨明けして、夏本番になりそうです。
外では少し前からニイニイゼミの声が聞こえていましたが、今はクマゼミやアブラゼミのうるさいくらいの鳴き声にかき消されるようになりました。

どうやらセミにも鳴き出す順番があるようで、にぎやかな夏を経てツクツクボウシの声しか聞こえなくなるといよいよ初秋の季節が始まりを迎えます。
その頃になれば秋の渡りや移動の野鳥や気の早い冬鳥の到着などの野鳥シーズンが始まりますが、夏だからといって野鳥に会えないわけではないのが、湖北の野鳥の面白い所。



久しぶりに湖北の琵琶湖近くを探鳥して確認できたのは23種。珍しいのはいないのでゴイサギとホシゴイをパチリ!
川沿いを行くと、カルガモの子供はすっかり大きくなって親鳥と見分けが付きにくくなっていましたし、カンムリカイツブリやカイツブリはまだ抱卵中。
空を見上げると1羽のミサゴが琵琶湖に狩りに出かけ、川岸の茂みからはカワセミが飛び出す。



ゴイサギは湖北では、5月初旬にやってきて秋まで姿を見かける野鳥で、冬の野鳥の便りが聞こえる前にいなくなります。
地域によっては越冬するゴイサギもいるようですが、湖北の冬では稀に見かけることがあるだけです。

ゴイサギは幼鳥の頃と成鳥の頃で呼び名が変わる鳥で、幼鳥期は褐色の羽毛に入った斑点が星のように見えることから「ホシゴイ」の別名を持ちます。
目の色も成鳥が赤いのに対して、ホシゴイは黄味の強い虹彩なのも不思議です。下はホシゴイからゴイサギに羽毛が変わりつつある個体。



もっとホシゴイの特徴が強いのは下のやつで、嘴も黄色く虹彩も黄色い。
良く見ると頭部に産毛のようなものが残っていますから、今年生まれで巣立ちしたホシゴイのように見えます。
1年後の今頃には3枚目の写真のような過渡期の姿に変わっているのでしょう。



ところで、写真をPCに取り込んでいる時に気が付いたのですが、ホシゴイの足元の葉の上にホシミスジが留まっていますね。
ホシ(星)とホシ(星)の名を名乗る鳥と蝶が並んではいますが、両方とも地味やな~。



<今日見られた鳥>
スズメ、カワラヒワ、ムクドリ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、ツバメ、ダイサギ、コサギ、アオサギ、ゴイサギ
カワウ、オオヨシキリ(声)、カルガモ、バン、カンムリカイツブリ、カイツブリ、ドバト、キジバト、トビ、ミサゴ
カワセミ、ハシブトガラス、ハシボソガラス


コメント
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