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広報文章の基本テクニック:初級編(6)

2017-04-19 10:08:53 | はとはあと最新情報
はとはあとブログ2017/04/19
多用すれば効果的!箇条書きのルールを知っていますか?

文章表現に関わらず、仕事のノウハウを説く書物やセミナーの多くは、活字を使って、「(うまく行ったら)効果が挙がる」とか、「条件が揃えば(成果が上がる)」と書いてあるように思います。つまり仮定された世界を前提にした場合の話になっています。話がうまい人でも、いつの間にか、主旨が異なったまま進んでいくこともあります。その点、文章の場合は、いま記述した内容は、そのままそこに残っているので、なんとか元の流れに戻ることは可能ですが、言葉が消えていく会話では、そのような訳には行かないのです。

会議で交わされた議論や発言を議事録にして残すことは、昨今では、ほぼ常識になっています。テープに記録して残すことも常識化していますが、聞くだけで同等の時間がかかってしまいますから大変です。市民活動センターに相談にいって聞いた話ですが、最近、公的な会議でも議事録は、A4判1枚に入るよう、なるべく簡潔に記述するよう指導されているのだそうで、感動に近いものがありました。と同時に人の話を記号化し、折りたたんで合議の証とする場合、人間らしい叫びや願いはどうなるのだろうと、要らない心配をしてしまいました。

こんな書類には「箇条書き」が多用されるものです。採り上げたい項目の列挙は、ダラダラと続きがちな本文の塊に比べて、概念の確保には、この上なく効果的で有益な方法です。事実その成果は文中の記述には叶わないものがあります。大した話ではないのですが、箇条書きに少しですが、ルールがあるのをご存知ですか? 内容ごとに、①数字や記号で記した短文で構成する、②「ですます体」は使用せず、“名詞止め”または「である体」で終わる ③行の終わりには句読点を打たない、の3点です。誰がつくり決めたのか知りませ〜ん。

以上のことを正式な“箇条書き”にして再度表記すると、
① 数字や記号で記した短文で構成する
② 「ですます体」は使用せず、名詞止めまたは「である体」で終わる 
③ 行の終わりには句読点を打たない

となりますね。知っている人にとってはごく当たり前のレールであっても、知らないと教養レベルを疑われることも考えられます。
では皆さん、早速何か文案を「箇条書き」にしてみてください。今回はここまでにします。



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