冬の夜明けもきれいです。
実は、3.11の翌朝の朝日が悲しいほどにきれいだったそうです。
被災した方々は、ほとんど一睡もせずに・・・まだずぶぬれの状態で命からがら日の出を眺めた方も多くいらしたことでしょう。
宮城県南三陸町の夢大使 洋画家の外立とし子さんは、3.11以降絵筆を持つことが出来なくなってしまいました。
そんな中、南三陸町ホテル観洋 阿部憲子女将さんから南三陸の復興のために、
あの朝見たオレンジ色の日の出を描いて欲しいと頼まれ一念発起!
外立さんが命を削るようにして描いたのが「オレンジ色の夜明け」です。
ふるさとの海を愛し、海の絵ばかりを描いてきた外立さんを襲った運命は、あまりに残酷でした。
大きな津波が町を襲い、弟さんや8歳、5歳、3歳のかわいい盛りの弟さんのお孫さん3人を含む、親族7人の命が奪われました。...
自分を責め、苦しみ、もがき、一時は絵筆を折ろうとした彼女が、全国のファンの励ましや支えで再び絵筆を握り、
描いたのが「オレンジ色の夜明け」
亡くなった人への鎮魂とふるさとの再生を願い、彼女は今も海を描き続けています。
5月に南三陸に伺った時に、この「オレンジ色の夜明け」を私も鑑賞させて頂きましたが、言葉を失うほど美しい夜明けに合掌。
被災地へ心を寄せることは、継続的にこれからも永く続けていきたいと思います。
明日は、旭市飯岡へ。
先日の佐倉むらさきライオンズクラブ5周年記念事業 旭市飯岡へ義捐金を届けに参ります。