大坂地震におけるブロック塀による小学生と、スクルーガードの犠牲者には心から哀悼の意を込めご冥福をお祈り申し上げます。
危険なブロック塀への対策はこれまでもとっていただいたところですが、身近に危険なブロック塀がありましたらお知らせ下さい。
佐倉市では、危険コンクリートブロック塀等の除却及び緑化推進補助事業を行っています。
http://www.city.sakura.lg.jp/0000002992.html
安全で快適なまちづくりを進めていく一環として、道路に面する既存の危険なコンクリートブロック塀等を除却し、
生垣や植栽に転換する場合などに助成をすることで、地震時の二次的な都市災害を未然に防止するための制度です。
災害時を問わず、危険なコンクリートブロック塀を放置したまま、通学路で子どもを巻き込んだ事故などが発生してからでは手遅れです。
事業の対象は、
次のいずれかに該当するものを対象とします。
- 主として、通学路に面したブロック塀等で、危険な状態であるもの(隣地に面したコンクリートブロック塀等は対象とはなりません)
- 災害時の避難路に面したコンクリートブロック塀等で、危険な状態であるもの
- その他1.及び2.に準ずるもの
「危険なコンクリートブロック塀」とは、その構造や形状、劣化状況によりますが、ひび割れがあったり、
表面が剥がれて頻繁に補修が必要であるものは注意信号です。また、強く押してみて「ミシミシ…」と
音がするようなものは「大変危険」な目安です。
「危険なコンクリートブロック塀」の判断については、当課職員が直接現地に伺い、塀等の破損・傾き、
内部鉄筋・基礎・控壁の有無等を確認の上、一定点数以下であるものを補助対象としています。
また、事業の対象となるかたは、以下の条件のとおりです。
- 上記で危険と判断されたコンクリートブロック塀等を所有または管理されているかた
- その他市長が適当と認めるかた
補助対象の内容と補助額
補助対象 | 内容 | 補助額 |
工作物等の除却工事 |
危険コンクリートブロック塀・よう壁等の除却、樹木の移植 ※除却工事のみでも補助対象になります |
市が算定した額の2分の1 (上限10万円) |
緑化に係る工事 |
道路境界線沿い(隣地境界線沿いは対象外)に設ける生垣(樹種、高さ・延長距離等に条件があります)、8平方メートル以上の植栽 |
市が算定した額の3分の1 (上限10万円) |
お問い合わせ先は、
佐倉市 都市部 建築指導課
電話: 指導班 043-484-6169
ファクス: 043-485-0108
E-mail: kenchikushidou@city.sakura.lg.jp
6月議会では、災害時応援協定について質問しました。
糸魚川大火災では、消火栓からの水の取水が困難を極めた事を受け、コンクリートミキサー車で水を運搬しました。
佐倉市でも早速、昨年12月に佐倉市八街市酒々井町消防組合が、組合管内の4事業所と協定を締結したと伺いました。
鳴門市と徳島弁護士会との間の災害支援協定の締結をしましたように、佐倉市における弁護士会との災害時応援協定について質問しました。
徳島弁護士会が災害支援協定を海陽町、牟岐町、美波町、阿南市、小松島市、徳島市など7市町と締結。
災害対策は災害発災直後の対応に力を割いてしまいますが、その後のくらしの再建という視点では、
こうした弁護士会との応援協定が被災者のくらしの再建課題の解決に向けた一策と考えます。
土木学会は7日、巨大地震や高潮、洪水による被害額の試算を公表、地震とそれに伴う津波は発生から20年にわたる被害を累計し、
南海トラフ巨大地震は1410兆円、首都直下地震は778兆円と見積もりました。
公共インフラ整備を進めることで、これらの被害を最大6割軽減できるとも推計しています。
老朽化した公共施設の確実な更新と弁護士会などの専門家との災害時応援協定、
具体的な事前復興計画の必要性を指摘しました。