佐倉市議会はしおか協美
市政にキョウミ
 



毎年訪れる原爆投下の日、日航機墜

落事故、終戦の日。

災害も戦乱も事故も疫病も

本人の過失なく命が奪われてしまっ

たことで、ご本人もご家族、友人も

無念でならないと思います。

35年前の今日、日本を離れ情報に乏

しかった私は、テレックスの前から

離れることができませんでした。

遺族の高齢化が進み、御巣鷹山の慰

霊登山も困難になってきたと聞きま

す。

犠牲になられた方々のご冥福を心か

らお祈り申し上げます。

災害、戦乱、事故、疫病などで犠牲

になる方が無くなりますように!

事故当時、私もJALの一社員であり

ましたので、現社長のコメントを載

せさせて頂きます。

日本航空社長の赤坂です。
今日で、御巣鷹山事故から35年が経ちます。
520名の方々のご冥福をお祈りするとともに、重傷を負われた4名の方々、ご遺族、ご関係の皆さまに心よりお詫び申し上げます。
  
この8月12日は、私たちJALグループ社員にとって安全の原点です。事故当時学生であった私の心にも「このような事故を二度と起こしてはいけない」という強烈な思いが生まれ、入社してから今日にいたるまで、どうすれば万全といえる安全をつくりあげることができるのか、その答えを探し続けてきました。一方、あまりに多くの反省や教訓を含んだこの事故は、時代や社会が変わっても、その時々に強い警鐘や手掛かりを私たちに与え続けてきました。こうした悲惨な事故を二度と起こさないためには、この事故を決して過去の出来事や記憶としてとらえるのではなく、常にその教訓を今に生かし続ける必要があります。安全の追求に終わりはなく、私にとってもこの事故が終わることはないのです。
  
例年8月12日には群馬県上野村の慰霊の園で追悼慰霊式典が挙行されてきましたが、今年は新型コロナウイルス感染症の感染リスクを避けるため、事故後初めて規模を縮小することとなりました。命を守るためには、あらゆるリスクを回避し、またリスクを低減する努力や行動を少しも惜しんではならない、これも御巣鷹山事故の教訓のように思います。
今年の初めから世界中に拡大した新型コロナウイルス感染症の影響で、世界中で航空機の運航が止まる異常な事態となっています。今、航空業界では機内や空港での感染リスクを下げるため、徹底的な対策を行っています。しかしながら、この問題は、航空機で移動する際の感染リスクだけではありません。人の移動そのものに高いリスクが伴っており、そのリスクを回避するには人が移動しないこと、つまりは航空輸送の必要性や存在意義をも問われているのです。
   
人の移動は、人の生活や社会になくてはならないものであり、その手段として航空輸送は今やなくてはならないものです。ただ、その大前提は「安全・安心」であることです。私たちは御巣鷹山事故を原点に、「安全・安心な航空輸送」を守ることに日々全力を尽くしていますが、加えて「安全・安心な人の移動」を取り戻すことにも、責任をもって尽力していきます。
     
今日この日に、全社員で今一度安全の原点に立ち返って、命を守り、安全・安心運航を守り抜いていく誓いを新たにするとともに、この事故の教訓の中から、命を守り、安全・安心な人の移動を築く手掛かりを探求してまいります。


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