何とか四隅星像に大きな乱れが無いところまで追い込めたε160の
スケアリングですが、拡大して見るとやはり個所により星像が流れて
います。
収差が残っているのは仕方ありませんが、出来れば対称的な出方に
なるように調整したくなります。
しかし、これまでの様に中心部と四隅をそれぞれ撮影してピント位置を
計測する方法では手間が掛かり大変です。
そこで、スパイダー干渉像を使ってのスケアリング調整方法を試して
みました。
いつもピント合わせに用いている「フォーカシング支援ソフト」では、凡その
ピント位置の前後3コマ程を約20~40μmの一定量ずつドローチューブを
移動させながら恒星を撮影して行きますが、スケアリング不良の場合、
干渉像のピントの合い方が一様ではなく、先に合焦する個所と後で合焦
する個所が出てきます。
ドローチューブはINからOUTへ移動していて、先に合焦する個所はピント
面を早く通過している訳ですから他の個所よりOUT側にある事になります。
よって、調整にはその部分をIN側へ移動させるか、又は反対側をOUT側に
移動させれば良い筈です。
この時の注意点として撮像素子は画像とは上下・左右が逆になっている事
です。上記の場合は先に合焦する方向のカメラマウント等にスペーサー
を噛ませて撮像素子をOUT側に出してやれば良い事になります。
下の画像は「フォーカシング支援ソフト」で干渉像のピントの合い方を再現
したもので、4番の干渉像が一番先に合焦しています。
因みに左から右へ向かってINO-->OUTとなっています。
このケースでは4の方向のワイドマウントとカメラ本体のマウントとの間に
アルミホイルを挟み調整したところ、完全ではありませんが予想通りに
スケアリングが改善されました。
恒星を写野中央に導入に、ピント合わせの要領で撮影していくだけですから
四隅撮影法に比べれば非常に効率的ですが、調整量は感で行うしかなく
「あちら立てればこちら立たず」で微妙な調整である事に変わりはありません。
スケアリングですが、拡大して見るとやはり個所により星像が流れて
います。
収差が残っているのは仕方ありませんが、出来れば対称的な出方に
なるように調整したくなります。
しかし、これまでの様に中心部と四隅をそれぞれ撮影してピント位置を
計測する方法では手間が掛かり大変です。
そこで、スパイダー干渉像を使ってのスケアリング調整方法を試して
みました。
いつもピント合わせに用いている「フォーカシング支援ソフト」では、凡その
ピント位置の前後3コマ程を約20~40μmの一定量ずつドローチューブを
移動させながら恒星を撮影して行きますが、スケアリング不良の場合、
干渉像のピントの合い方が一様ではなく、先に合焦する個所と後で合焦
する個所が出てきます。
ドローチューブはINからOUTへ移動していて、先に合焦する個所はピント
面を早く通過している訳ですから他の個所よりOUT側にある事になります。
よって、調整にはその部分をIN側へ移動させるか、又は反対側をOUT側に
移動させれば良い筈です。
この時の注意点として撮像素子は画像とは上下・左右が逆になっている事
です。上記の場合は先に合焦する方向のカメラマウント等にスペーサー
を噛ませて撮像素子をOUT側に出してやれば良い事になります。
下の画像は「フォーカシング支援ソフト」で干渉像のピントの合い方を再現
したもので、4番の干渉像が一番先に合焦しています。
因みに左から右へ向かってINO-->OUTとなっています。
このケースでは4の方向のワイドマウントとカメラ本体のマウントとの間に
アルミホイルを挟み調整したところ、完全ではありませんが予想通りに
スケアリングが改善されました。
恒星を写野中央に導入に、ピント合わせの要領で撮影していくだけですから
四隅撮影法に比べれば非常に効率的ですが、調整量は感で行うしかなく
「あちら立てればこちら立たず」で微妙な調整である事に変わりはありません。
とりあえずは、使える形になりましたが、カメラを付けっぱなしにしないと、毎回スケアリングの調整が必要そうで、私だったら辛いです。(^^;)
何かシンプルな方法のアイデアがあれば、良いのですが・・・・。
案内人
カメラは基本的に付けっぱなしなのですが
メンテナンスで外す場合もありますから
その度に調整は仰る通り面倒ですし微妙に
スケアリングも変わるのは問題ですね。
スペーサーの厚みと噛ませる位置を特定
出来ればそれでも良いかもしれませんが。