天体撮影ソフトと天体写真のブログ

惑星をメインに天体写真を掲載。極軸セッティング・インターバル撮影、オートフォーカスソフト頒布も行っています。

FocusCheckerPro2.5のフォーカス・カーブ

2007-10-14 21:41:33 | フォーカシング支援ソフト
 昨夜は何故かFocusCheckerPro2.5の動きおかしく、てこずりました。
ソフトと言うよりPCの問題だと思います。と言いますのも同時にCanonの
RemotoCaptureを起動し、撮影画像をPCの所定フォルダーへ取り込み
それを再度読み込んでフォーカス判定して選択範囲を画面表示、さらに
後で参照する為にそれを一時フォルダーへ保存する、という処理を、
なんとPentiumⅡ300MHzのIBM ThinkPad600Eで行っています。
4ポートのUSB2.0カードにはカメラ、フォーカサー・コントローラ、さらに
インターバル撮影システムのカメラ接続インターフェースといった3本の
USBケーブルが繋がっています。
流石にガイド用DSI Proは別PCで動かしていますが、調子が良い時
はこれでも何とか処理してくれます。
不思議と何度がやり直しているうちに調子を取り戻し、後半は正常に
機能するようになりました。
 写真は昨夜、上手くフォーカシング出来た際の典型的なフォーカス・
カープで、中央と右の画像の中間位置をピント位置と推測しています。
因みにフォーカサー移動量は20ステップ=92μmの設定で、少し荒いと
思われるかも知れませんが、いたずらにフォーカサー移動量を細かくして
カーブが乱れるよりも、これくらいの方がピントの違いを検出しやすく綺麗
なカープが出来ます。最終的にはフォーカス・カーブからピント位置を推測し、
意味があるかは別として1ステップ=4.6μm単位でのフォーカシングが
可能です。1ステップの移動量はモーターと接眼部の減速比によります。
恒星像を見るとPentax105SDHFの特徴でしょうか、ピント位置を挟んで
IN側では周辺に紺色の、OUT側では若草色の着色が見られますが、
推測位置は確かにその境目近傍を示していました。

しかし、流石にPCへの負荷が大きく厳しいので今日はドーム内に
デスクトップを入れてセットアップしました。
と言ってもPentiumⅡ450MHzですが・・・、ノートPCよりは動きが
良いです。