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天体撮影ソフトと天体写真のブログ

惑星をメインに天体写真を掲載。極軸セッティング・インターバル撮影、オートフォーカスソフト頒布も行っています。

測定星選択画面から撮影も可能

2008-09-05 17:19:43 | フォーカシング支援ソフト
 フォーカシング支援ソフトで、ピントを判定する星を選択する為に前もって
一枚撮影する必要がありますが、これまではリモコンか又はCanonですと
RemoteCapture等別のソフトで撮影する必要がありました。

適当な星が見つからず、露出を変えて再度撮影する場合に一々切り替えが
面倒ですので、測定星選択画面に①測定星撮影機能を付け加えました。
②露出時間も1~10秒を指定できますが、カメラ側はバルブにしておく必要
があります。ただし0秒と指定するとカメラで設定の露出時間となります。
撮影の後、画像の転送を5秒待って自動的に読み込んで表示します。
上で述べた別の方法で撮影した場合は、③「画像読み込み」ボタンで読み込
みます。
後は適当な測定星を選択し④「測定星決定」ボタンで測定星の位置を記憶し
画面が閉じられます。また、オプションの削除指定があると、読み込まれた
時点で画像は削除されます。
尚、撮影機能はカメラ接続USB or シリアル・インターフェースが必要です。

オートフォーカスでM31テスト撮影

2008-09-04 11:49:58 | フォーカシング支援ソフト
 測定星選択画面に機能追加したFocusCheckerPro3.5でオートフォーカス
しテスト撮影したM31です。機能追加と言ってもオートフォーカスの精度には
関係ありませんが、測定星の選択がやり易くなりました。
もう一点、一々EOSのRemoteCaptureに行かなくても、測定星選択用画像
をこの画面から撮影出来れば、と感じましたので機能を追加したいと思います。
さて、オートフォーカスは概ね良い感じで以下の様な設定で行いました。
  1.測定製星撮影 ISO400、露出2秒、輝度683の恒星を選択
  2.フォーカシング時フォーカサー移動 4ステップ毎=65.6μm
  3.現在位置より前後20ステップでフォーカシング
  4.推定ピント位置へ自動移動

2,3により現在位置の前後5コマ(=20/4)で合計10コマ撮影しピント位置
を探します。つまりフォーカサーは撮影しながら65.6x10=656μmだけ
移動する事になります。
65.6μmでのピントの違いは明らかに分かりますが、この1/2の32μmに
なりますと微妙なところです。F値にもよると思いますが、この辺がピントの
差異検出の限界かも知れません。
ですので、2倍位の移動でカーブを作り統計的にピント位置を推定する方
が安定するようです。
自作のレデューサーの効果でコマ収差は低減されたようです。
残念ながら手違いでオートフォーカス時のjPEG、低画質設定のままで撮影
してしまい、ダーク減算などしておりませんのでアンプノイズ等が盛大に出て
います。

№1:トリミング無し


№2:№1の画像を中心(左上)から右下対角に等倍切り出し。
   ピントとコマ収差の程度が分かります。

【M31】
ビクセン13cm反射FL720mm+自作レデューサー(恐らくF4.5程度)
EOS KissD未改造 ISO800、露出6分ノータッチガイド
FocsuCheckerPro3.5でオートフォーカス
レベル補正、トーンカーブ補正








ピント判定の測定星選択

2008-09-03 18:31:54 | フォーカシング支援ソフト
 フォーカシング支援ソフトでは、先ず一枚撮影し画像を読み込んで
ピント判定する測定星を選択しますが、この時、輝度が755以下の
星を選びませんと、正しく判定されません。
これはRGB各色が0~255の輝度を持ち最大値255x3=755と
している為で、755以上では飽和してしまい判定が不正確になって
しまいます。明るい星よりも暗い星を選んだ方が結果は良いです。
そこで測定星選択画面に選択星の情報を表示し、適正な星を選択
出来るようにしました。
また、星像直径を測定する輝度ラインの設定も適切な値に変更出来る
ようにしました。
これで不適当な測定星選択による処理の中断が無くなると思います。

例では最大輝度=760となっていますが、これでもまだ明る過ぎで、
700前後が良さそうです。
大雑把な目安ですが、カメラファインダーで見える程度の等級で、
ISO200、0.5秒露出程度でOKです。
または、昨日の例では星像が歪になっていますので、もっと暗い等級
で1秒程度の露出の方が、シンチレーションの影響が平均化され、
星像が均一になり良い結果が得られるでしょうか。
の先の黄色水平線が星像直径測定ラインで、スライドバーにより
輝度=57と設定されています。


フォーカスチェッカー・オートフォーカス試用版を公開いたします。

2008-08-20 12:14:11 | フォーカシング支援ソフト
 温度補正機能を組み込んだFocusCheckerPro3.5(オートフォーカス版)の
試用版を公開いたしました。
温度補正機能及びオートフォーカスはRoboFocus互換の電動フォーカサーが
必要ですが、無しでもマニュアルのフォーカシング支援機能はお試し頂けます。

【ご試用手順】
1.
下記URLより自己解凍ファイルをダウンロードして下さい。
http://isp.aa1.netvolante.jp/FocusCheckerPro35Trial/FocusCheckerPro35Trial.exe
2.ダウンロード頂いたファイルをダブルクリックで解凍して下さい。
  解凍したドライブに「FocusCheckerPro35Trial」フォルダが作成
  されますので、その中の「FocusCheckerPro35試用版.exe」を
  ダブルクリックで起動します。
3.撮影画像の出力先は「C:\FocusCheckerPro35Trial\Image」と
  設定されています。Cドライブ以外に解凍された場合は変更して下さい。
  変更しませんと画像を読み込みません。
4.2のフォルダ内の「TestImage」フォルダにテスト画像が有りますので
  簡単にソフトの動作をご体験いただけます。
  もちろんご自分で撮影した画像を用いる事も出来ます。
  ①テスト画像を全て選択しImageフォルダへコピーします。
   この際、Imageフォルダへの格納順が変わらないようにご注意下さい。
    順番が変わるとピントの判定順も変わってしまいます。
  ②画面右下の「測定星選択」ボタンを押し開いた画面で「読み込み」ボタン
    を押します。
  ③一番目の画像が表示されますので測定星をマウスで囲むように選択し、
   「選択確定」ボタンを押します。この際、あまり大きな範囲を選択しますと
    読み込みに時間が掛かります。
  ④元の画面に戻りますので「Fosuc検出開始」ボタンを押します。
   もし「測定星が選択されていません」とメッセージが出た場合は
   ②へ戻って測定星を選択して下さい。
  ⑤次々と画像を読み込みフォーカス値をグラフ表示します。
  ⑥最後(20番目)の画像が読み込まれたら「停止」ボタンを押しますと
    グラフからピント位置を推定し白線と黄色線の交点で表します。

    ※機能制限 1. 使用開始より60日間ご試用頂けます。
             2. 起動後3分で使用出来なくなります。

実際の使用では「Fosuc検出開始」ボタンを押しますと、撮影された画像が
指定フォルダへ保存されるのを待つ状態となりますので、何らかの方法で
フォーカサーを一定間隔で移動させながら測定星を撮影すれば、上記の方法
でピント位置を探す事が出来ます。

RoboFocus互換の電動フォーカサーを使用すれば、オートフォーカス機能で
一定間隔及び推定ピント位置へのフォーカサー移動が自動化されます。

詳しい操作方法につきましては添付の「操作説明」をご覧下さい。
また、お問合せも歓迎いたします。
明日は温度補正機能について書きたいと思います。
   

  



「フォーカシング支援ソフト・オートフォーカス版 Ver.3.0 」試用版です。

2008-01-31 17:18:29 | フォーカシング支援ソフト
 アナウンスしておりました「HFD」を採用のフォーカシング支援ソフトVer.3.0
ですが、なかなかテスト出来ませんので試用版を公開しましてご評価頂けれ
ばと思います。
テスト画像を用いた机上でのテストでは良い結果が得られていますが、
実際はリアルタイムで撮影しながらのフォーカシングになりますので、
実写でテストの後、正式リリースしたいと思います。
もし試用版をお試し頂きまして、直ぐにお使いになりたい場合は
お問合せ下さい。
オートフォーカス版ですが、フォーカサー・コントローラをお持ちで無くても
マニュアル操作可能ですし、ロボフォーカス又は互換フォーカサー・
コントローラをお持ちでしたらフォーカサーのコントロールもお試し
頂けます。ただし、デジカメのシャッター制御には別途カメラ接続
インターフェースが必要となりますが、Ver.3.0からはシリアル接続
も可能となりましたので自作も可能かと思います。(下記URL参照)
http://www.dslrfocus.com/help/eoscable.htm

尚、申し訳ございませんが試用版では以下の制限が御座います。
    1.試用期間は31日間です。
    2.試用時間は3分間です。
また、操作説明書等はVer.2.5の内容となっておりますが、違いは
「FocusValue」の選択に「HalfFluxDia.」が加わっただけです。
下記URLにて自己解凍ファイルをダウンロード頂けますので、
適当なフォルダーへ保存の後、ダブルクリックで解凍下さい。
http://isp.aa1.netvolante.jp/FocusCheckerPro30Trial/FocusCheckerPro30Trial.exe

ダウンロード及び解凍が上手く行かない場合はご連絡下さい。