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天体撮影ソフトと天体写真のブログ

惑星をメインに天体写真を掲載。極軸セッティング・インターバル撮影、オートフォーカスソフト頒布も行っています。

ベガを使い1/100秒露出でフォーカシング

2008-09-28 14:18:03 | フォーカシング支援ソフト
 同じ話題が続きますが、昨夕のテスト結果を書きます。
FocusCheckerの測定星選択画面からEOSリモート撮影
のシャツター速度を変更出来るようになりましたので、
測定星の明るさに応じて変更しながら撮影し、最適露出を
探すのが楽になりました。
掲載は、まだ空が青いうちにベガを使ってフォーカシングした
例ですがISO4ooに1/100秒露出で最適でした。

ちょっと見難いですが、この時の鏡筒温度は12.5℃で、
フォーカサー・ポジションは2640でした。
14.5℃でポジション=2637という以前のデータがありますの
で-2℃で3ステップ、これは約47μmの移動となります。
同一夜の計測ではなく途中でカメラの着脱もあり、これが純粋
に温度変化によるものがどうかは判りませんので、もう少し
データを採ってみたいと思います。
尚、天頂付近のベガを用いた為か、フォーカシングはとても
良い感じでした。その後夜半前、まだ低いカペラで行った際は
あまり良い結果は得られませんでした。
P.S
今夕19時頃にデネブを測定星としてISO8ooに1/100秒露出
でフォーカシングしましたら13.5℃でポジション=2640となり
温度は1℃違いますがポジションは同じ値を示しました。
やはり1℃の変化ではピント移動は捕らえられません。
しかし、偶然だと思いますが同じポジションを示したのには
びっくりです。


リモート撮影の露出も変更可能としました。

2008-09-26 21:28:51 | フォーカシング支援ソフト
 FocusCheckerの測定星選択画面からEOS Utility2.4.0.1
リモート撮影の露出も変更出来るようにしました。
測定星が明るすぎる時や、本撮影時の構図の調整ですこし長い
露出を掛けたい場合にも、一々リモート撮影画面へ移動する必要
がなくなります。今のところFocusChecker内に直接露出時間の
表示は出来ませんので、画面サイズを変更してリモート撮影画面の
露出時間が隠れないようにしました。
あわせてテスト・プログラムも変更しましたのでお試し頂ければと
思います。
http://isp.aa1.netvolante.jp/EOSUtilityTest/EOSUtilityTest.exe


【試用手順】
①EOS Utilityのリモート撮影を起動
②リモート撮影で適当な露出を設定
  この際、ISO感度等を設定する場合でも必ず露出設定を最後に行ない、
  露出表示域が選択された状態とする。
③テスト・プログラムを起動
④テスト・プログラムでシャッターを切る
⑤テスト・プログラムで露出を変更しシャツターを切る
注意点としましては②で最後に設定した項目が⑤での変更対象となって
しまいますので、必ず露出を最後に設定します。
また、もし「テスト・プログラム」画面から「リモート撮影」画面へ移動し、
再度「テスト・プログラム」画面に戻った場合は、露出変更操作の
前に必ず一度シャッターを切りませんと「露出変更操作」が出来ません。



EOS Utilityリモート撮影テスト・プログラム

2008-09-25 17:43:44 | フォーカシング支援ソフト
 9/23の記事で、EOS Utility2.4.0.1リモート撮影のシャッターを
FocusCheckerから切る事が出来ると書きましたが、EOS Utility
の動きがカメラの機種により、例えばバルブ撮影が出来るなど異なる
ようですのでテストプログラムを作り、確認をお願いしたいと思います。
下記URLよりダウンロード頂いたプログラムを起動し、EOS Utilityの
「カメラの設定/リモート撮影」画面を開いてテストプログラムの「シャッター」
を押すだけです。これでカメラのシャッターが切れればOKです。
http://isp.aa1.netvolante.jp/EOSUtilityTest/EOSUtilityTest.exe

ご面倒でなければお試し頂き機種名と結果をコメントまたはメール頂ければ
幸いです。よろしくお願い致します。

FocusCheckerとEOS Utility

2008-09-23 09:39:37 | フォーカシング支援ソフト
 9/7の記事でFocusCheckerからの指示でEOSのRemoteCaptureで
シャッターを切れる事を書きましたが、最新版のEOS Utility2.4.0.1でも
出来ました。当初、初代KissDではEOS Utilityは使えないと勘違いし、
RemoteCaptureでのみ試していました。
このEOS Utilityはほとんどの機種に対応していますので、これでカメラを
繋ぐためのシリアルやUSB接続インターフェースが不要になりそうです。
ただし、カメラの機種が変わった場合のEOS Utilityの動作が異なるかも
知れませんので確認が必要です。

カメラ接続ポートに「USB」、「COM」の他に「リモート撮影ソフト」を追加、
  これを選択するとEOS Utilityでシャッターが切れます。
  ただし、シャッター速度他全てEOS Utilityで設定します。
「測定星撮影」ボタン押下で撮影されます。
撮影画像を読み込み表示します。例では「鉄人28号」を撮影・読み込み
  しました。
EOS Utilityでシャッター速度1/6秒を設定しています。
EOS Utilityのシャッターボタンで、FocusCheckerはこれを押す動作を
  するだけで、設定変更はEOS Utilityで行います。
オートフォーカス時の測定星自動撮影でも専用インターフェースが不要に
なります。また、測定星選択画面から画面を切り替えることなく連続撮影
出来ますので、適当な露出時間を設定しておけば、撮影と赤道儀微動を
繰り返して構図決定にも使えます。
ただしバルブは機種に依存する様ですので未対応です。
P.S
今夜、早速ドーム内のノートPCにEOS Utilityをインストールし
FocusCheckerPro3.5によるオートフォーカスをテストしましたが、
ほぼ問題なく動作しました。
EOS UtilityはRemoteCaptureより起動に時間が掛かりますが
これは使用したノートPCが非力な為だと思います。
何せPentiumⅡ300MHzですから・・・。

「フォーカシング支援ソフト」からRemoteCaptureでシャッターを切る。

2008-09-09 15:08:57 | フォーカシング支援ソフト
昨夜は「フォーカシング支援ソフト」でUSBインターフェースを使わず、
EOSのRemoteCaptureでシャッターを切る実写テストを行い成功しました。
ただ、これを汎用的に異なるバージョンや他メーカーのソフトへ対応させるの
は、カメラやソフトの準備を考えるとちょっと困難です。
もう一つ、インターバルタイマーの撮影データに、フォーカシング支援ソフトから
温度データを受け取り出力する事も出来ました。ピント検証や仕方なくダークを
後で取り直す際の参考になるかな、と思います。
後者は次バージョンの「インターバルタイマー」に載せたいと思いますが、
後者は前述の理由で「FocusChecker3.5」には載りません。
「RemoteCapture2.7」限定対応なら可能かもしれませんが・・・・