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天体撮影ソフトと天体写真のブログ

惑星をメインに天体写真を掲載。極軸セッティング・インターバル撮影、オートフォーカスソフト頒布も行っています。

測定星選択画面を使って構図調整

2008-10-19 12:11:43 | フォーカシング支援ソフト
 通常、構図はカメラ・ファインダーを覗き大まかに決めて試写画像で
調整していますが、細かな調整は結構面倒です。
ファインダーは勿論、試写画像でも、その中心が正確に分かりません
から殆どの場合、ズレてしまいます。
赤道儀コントローラでの調整も微妙な加減や動かす方向を間違えたり
となかなかピタリとは行きません。
そこでFocusCheckerの「測定星選択画面」を使って構図の微調整
を試してみました。

【写真1】スバルを試写し「測定星選択画面」で読み込んだもので、
     ALCYONEがほぼ中心に来ています。

【写真2】自動導入とリンクさせたフリーの星図ソフト「Cartes du Ciel」
      「ε160+EOS KissD」の写野を赤枠で表示しています。

勿論、初めは双方の中心はズレていましたが、【写真1】の中心(赤+位置)
と「Cartes du Ciel」の中心を比較し、試写を数回繰り返しながら「Cartes
du Ciel」から赤道儀を動かします。初めは惑いましたが、慣れると細かな
調整も出来ます。
測定星選択画面から露出変更とシャッターも切れますので便利です。


スパイダー回折像によるフォーカシング

2008-10-18 10:23:18 | フォーカシング支援ソフト
 ニュートン反射では斜鏡スパイダーの回折像によるピント合せが
最も分かりやすいですが、手動で合わせるとなるとドローチューブの
位置再現がやはり問題になります。
テスト画像で「ここが一番ピントが来ている」と判断出来ても、数十μm単位
で、再度そこへ合わせるのが難しいです。以前はデジタル・ノギスや
デジタル・インジケータを使って何とか合わせていましたが・・・・。

接眼部を電動化しフォーカシング・ソフトを使用すると、これがいとも簡単に
実現できます。ドローチューブ移動方向が逆転する際のバックラッシュ補正も
可能です。

2ステップ=約40μm毎に撮影したスパイダーの回折像画像を目視で判断し、
最もピントが合っていると思う画像位置へ「選択画像へ」ボタンでフォーカサー
を移動させる事が出来ます。撮影鏡筒はε160で2秒露出です。
ただし、回折像がハッキリ写るだけ露出しますと恒星像は飽和してしまい、
自動でのピント判定は出来ません。



FocusCheckerPro3.5にデジカメ連射モード追加

2008-10-17 18:42:13 | フォーカシング支援ソフト
 「連射モード」と言いましてもそんなにバシャバシャ撮れる訳では
ありませんが、雲が流れていて時間が無い時は有用かと思います。
フォーカシングは「フォーカサー移動」⇒「撮影」⇒「ピント判定」と言う
動作を繰り返しピント判定用の画像をフォーカサー位置と関連付けて
撮影します。
「フォーカサー移動」及び「撮影」は全く問題ありませんが、使用のPC
が非力な事もあり、最も重要な「ピント判定」に非常に時間が掛かって
いました。
もし途中で雲が掛かり条件が変わるとピント判定が出来なくなり、
やり直しになってしまいます。
そこで「ピント判定」処理を外して、まずは「フォーカサー移動」⇒「撮影」
の2フェーズを繰り返し、「ピント判定」は最後にまとめて処理するモードを
設けました。
これですと10コマ撮影で画像転送時間も含めて1分程度て終了します。
その後、非力なPCはゆっくりと「ピント判定」を行います。
最新の高速なPCを使えば良い話ですが、私のPCで動けば他の殆どの
PCで問題なく動作する事が保証されます。


EOSのリモート撮影ソフトではPCへの転送が終わるまでは、次の撮影が
出来ませんが、リモコン端子を使うと連射可能でした。
ただしメモリーが溢れるとエラーになりますので、撮影のインターバルを
5秒位取ると良い感じで、リモート撮影ソフトよりも少し時間短縮できます。



「バックラッシュ補正」上手く機能しているようです。

2008-10-01 12:43:12 | フォーカシング支援ソフト
 昨夜のオートフォーカス・テストで、1回目と2回目でピント位置が大きく
異なるのでおかしいなと思い確認しましたらバックラッシュ補正をOFFに
していました。
前日にバックラッシュ補正がちゃんと機能しているかどうかを確認する為
わざとOFFにしたのですが、その後雲が出て来て確認出来ず、OFF設定
のままになっていました。補正ONにしたところ上手く行きました。
この結果からやはり「バックラッシュ補正」無しですとフォーカサーが逆向き
に動いた時にモーターとフォーカサー本体の位置がズレてしまい、毎回
大きく異なるポジションを示します。
手動でピントを合わせる際も、常に同じ方向から追い込むようにしますが、
FocusCheckerでもこれと同じ事を自動で行っています。

8/29の内容とダブりますが「AutoFocus設定」の項目を掲載します。
オートフォーカス時には常に一定方向からフォーカサーを移動して行き
  ますので、その方向を指定します。
オートフォーカス時にこの範囲でフォーカサーを移動し画像を取得します。
オートフォーカス時のフォーカサー移動制限です。
バックラッシュ補正するか否かで、フォーカサーのバックラッシュ実測値を
  設定します。

測定星選択画面に十字線を入れました。

2008-09-30 14:26:43 | フォーカシング支援ソフト
 FocusCheckerの測定星選択画面に十字線を入れました。
たったこれだけですが、測定星選択画面から撮影も可能となり、
構図もここで確認出来ますので中心位置の指標が欲しくなり
入れてみました。
フォーカシングや温度取得のテストを繰り返し、EOSUtilityの
リモート撮影もOKのようですので、そろそろリリースしたいと
考えています。

※網状星雲は撮影済み画像を読み込ませたイメージで
  リアルタイムの画面ではありません。