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天体撮影ソフトと天体写真のブログ

惑星をメインに天体写真を掲載。極軸セッティング・インターバル撮影、オートフォーカスソフト頒布も行っています。

インターバル撮影ソフトとフォーカシングソフトの連携 1

2008-07-17 16:58:22 | フォーカス自動補正
 気温によるフォーカス自動補正実現に向けて、インターバル撮影ソフトと
フォーカシングソフトの連携をテストしています。
フォーカサーのバージョン・アップはまだですので、机上でのプログラムの
テスト段階ですが、ソフト間の通信が出来てフォーカス補正の結果を撮影
データとして出力出来ました。
フォーカス補正は、下の例では 1:撮影開始前、2~4:インターバル、
5:撮影終了時 のタイミングでインターバル撮影ソフトが出した指示により
フォーカシングソフトが行い、その時の気温(Temp)とフォーカサーの位置
(FocuserPos)をインターバル撮影ソフトへ返します。
インターバル撮影ソフトはそれを撮影データとしてテキスト出力しますので、
後でのピントの検討に利用できます。



気温変化によるピント移動を自動補正

2008-07-11 16:49:48 | フォーカス自動補正
 気温変化によりピント位置が移動する事は良よく知られていますが、
私はそこまで補正しての撮影は今のところ行っておりません。
ただ、インターバル撮影での比較的長い撮影時間では気温も大きく
変化する可能性がありますので、一コマ毎、理想を言えば気温変化に
応じてリアルタイムにフォーカサー位置を補正出来れば、と考えます。
 そこで、当方で頒布しておりますインターバル撮影システムと
フォーカシング・ソフトを連携させ以下の機能を実装できないか検討
しています。

   1.インターバル撮影ソフトがインターバルに入ったら
     フォーカシング・ソフトに指示を出し気温変化に応じた分、
     フォーカサーを移動する。使用鏡筒の1℃当たりの移動量は
     事前に計測し設定する。
 
   2.露光中でも気温変化が設定値を超えたら1と同様に
     フォーカサーを移動する。ただしフォーカサー移動による
     イメージ・シフトが無視できる量の場合。

   3.1,2は使用する撮影システムや接眼部の精度等により
     選択可能とする。

現在使用のフォーカサーコントローラには温度計は付いていませんが、
幸いバージョンアップで組み込みが可能のようです。
後はインターバル撮影ソフトとフォーカシング・ソフトの連携ですが、
ソフト間の通信が可能ですので出来ると思います。