
日曜日に出かけた二俣川にある大池公園(子ども自然公園)の草むら。日当たりもよくわさわさと茂っています。虫たちが好きそうな場所です。そんなわけで立ち止まって覗いてみると…
いました、いました!
草陰に潜む住人たち。

キリギリス系でしょうか?


しばらくじっと見ていると、さらにたくさんの虫たちを発見。潜むどころか、目の前の葉っぱの上でじっとしています。

これくらいの広さの中に、目立つものだけで10匹以上はいそうです。



もっとも、ものすごく小さいやつも含まれてますけど…。中でも多かったのが大量に孵化したと思われるショウリョウバッタ。


その大きさは、まだ15mmほど。最初は見えていなかったのに、気がつき始めるとあちらにもこちらにも…。葉っぱにしがみつくようにして、静かにお食事中。休憩中のやつもいるようです。
そして、そのすぐそばにカマキリ発見!

威嚇しているのか、警戒しているのか、こちらもせいぜい20mm。
そしてこんなに小さくても肉食系と草食系の宿命。

いや、カマキリくん、それ獲物が大きすぎないかい?周りにはもうちょっと食べごろサイズもたくさんいるよ。
本当に狩りをするんだろうか?半信半疑で見守ること数分。両者なかなか動かず、こちらはそろそろ飽きてきます。すると風が吹いて葉を揺らした瞬間。まさに一瞬の勝負。間抜けなわたしには何が起こったのか見えませんでしたが、気づけばバッタの姿はなく、カマキリは草陰でがっくりと肩を落としていました(ように見えました)。

風が吹く→葉が揺れる→カマキリ動く→バッタがジャンプして逃げる→カマキリだけが残る
という流れだったんじゃないかと思うんだけど…
そして、そのすぐ近くにも。

え?カメムシ?食べる気?本気?本気?
奴らは襲うと臭い匂いを出すんだよ!!!

あ、でもやる気満々みたいです。カメムシの動向に首を巡らしガン見。

あれ?カメムシも気づいてるのかも?
そしてこのカメムシは、もう立派な大人。すでに羽を持っていました。だからカマキリが次の動きに移る前に、呆気なく飛んで行ってしまったのです(笑)
カマキリが鎌を振り下ろすまでの時間は、たったの0.05秒でと言われています。でも、どうやら最初から狩りがうまいわけではないようです。みんな、苦労して大きくなるんだなぁ…。
それにしても狙う獲物がやや大きすぎやしないんでしょうか?お腹が空いて、食欲に突き動かされているのかなぁ…と考えてみたり。
ちなみに、もしもカマキリが人間の大きさだったとすると、その腕力は3tにも及ぶんだって記述を見たことがあります。それが本当ならまんざら大物狙い過ぎとは言えないのかもしれないけど…。
強くてかっこいいと人気の高いカマキリですが、肉食系っていうのは狩りができないと、食事にありつけないわけで…。その点、草食系は苦労しなくても餌を手に入れられるので気楽な気もしてしまいます。サバンナのライオンとインパラも、どちらの方が幸せなんだろう???
いずれにしても、あたり一面にいたショウリョウバッタは、夏を終える頃までには、ずいぶんと数が減ってしまうに違いありません。そして子カマキリたちにも受難の日々が続きます。狩りの仕方を身につけ、餌を食べられるようになっても、鳥に食べらることもありますからね。
そして、命は命に引き継がれ、最後は植物を育てる土へと還っていきます。この地球上には無駄なことがないんですよね。
目の前で繰り広げられた小さなドラマにすっかり釘付けになりました。
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