YNWC的な日常

街の中でも季節を感じて暮らしたい。生き物や自然のの話を中心に美味しい食べ物、散歩のことなど綴っていきます

クサギの青(なんちゃって草木染め)

2014-11-09 08:15:21 | 日々のお話


赤と濃紺の組み合わせが目を引くクサギの実です。臭いから臭木。単純明快(笑)

この夏、アサガオの「花びら染め」に挑戦したのですが、その過程で「クサギの実」で染めると美しい青になるということを知りました。
自由研究シリーズ~花びら染め~



自然界で青く染められるものは、このクサギと藍だけなんだとか。もっとも藍で染めるには、発酵させるなどいろいろな工程が必要。

その点、クサギは水を加えて煮出せばOK。



↑こんな色になりました。
ちょっと薄いかなと思ったのですが、ここに麻紐を浸してみると…。



こんな鮮やかな水色に染まりました。布ではなく、紐を染めたのは、少量でも染められるし、木の実遊びとコラボししたら楽しそうだなと気づいたからです。

夏の自由研究シリーズの最後の作品

アサガオ染めの麻紐で作ったストラップ(右側)です。ウール(動物由来の繊維)の方がタンパク質と結合して染まりやすいそうですが、麻紐でも下処理なしに染まりました。布と違って色ムラも気にならないのでお手軽かと思います。



そういえば、夏に作った色水を冷蔵庫に保管してあったんだっけ。思い出して、こちらも染めてみることに。

…プシュッ???
キャップを開けたら、コーラの勢いでシュワシュワしました…Σ(・□・;)



慌ててキャップを閉めたのですが、どうやら長く保存しすぎて発酵しちゃったみたい(^^;;

ちなみに、もともと酢を加えてあったこともあり、その匂いがするだけで特に異臭はなし。なので、そのまま使いました(笑)



色水につけたあと乾かしているところです↑

で、乾燥すると朝顔の方は少し色が薄くなりますが、クサギの方はほとんど変化なし。媒染(色止め)しなくても色落ちは少ないそうです。



9月に作ったストラップは、媒染しなかったので、見事に色が抜けてきてます。今回は媒染しようと思ったのですが、あると思っていた焼ミョウバン(茄子の漬物とかに使うやつ)がなかったので、面倒になってやめました(笑)

前回よりは濃く染まったので、しばらくはこの色を楽しめるはずです。

ちなみに花びら染めや草木染は、媒染によっても色が変わるし、もともとの植物の量や質(?)によっても変わるので、染めるたびに新しい色と出会えるんだとか。あと酸やアルカリで色を変えることもできます。

朝顔の色水にお酢(酸)と重曹(アルカリ)を加えて染めたもの↓



自然界で青に染まるのは藍とクサギだけと書きましたが、こんな風に重曹を加えると(右)、青く染めることも可能なんですね。ただ安定してないのですぐ色落ちすると思いますけど(^^;;

奥の深い草木染めですが、あまり深いことを考えずに、なんちゃってな感じで、お手軽に楽しみたいなと思っています。

ちなみに染め上がった麻紐ではこんなものが作れたらいいなと…↓



これは、西表島へ行ったときに、ネイチャーガイドさんから教わったで作りストラップ。このときは作り方を覚えたつもりだったんですが、すっかり忘れちゃいました(^^;;
そのときの記事→自然素材の利用術

お正月に再上陸予定なので、もう1回習ってきたいと思っています。楽しみだなぁ。きえちゃん、よろしく(^O^)/



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