漕げばロードの日和あり^^

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嗚呼!青面金剛像

2011-08-27 06:06:03 | 青面金剛像など

ここでは日月、猿、鶏、蛇、邪鬼等を配し四臂以上の人型立像で庚申塔と判断したものを青面金剛像と記しています。

なかには正式には庚申様と呼ばれる青面金剛でないものも混じっている可能性もあります。

そこはひとつご愛嬌ということで勘弁頂きたいと思います。

北関東に来て思ったことは、路傍の庚申塔や石仏の類の多さであります。

それだけ歴史ある道や場所が多く現存しているということでありましょう。

また庚申信仰が流行っていた(罪過を認識する人が多かったのか?流行り病が多かったか?)のでしょうか。

廃仏毀釈運動の難を逃れた(首を折られた地蔵は結構見るが)石仏が多かった(民衆が冷静だった?)とも言えるかしら。

理由は学者ではないので判りませんが、そんな石仏を眺めつつポタリングするのが結構好きなのであります。

石仏のなかでも道教の庚申信仰の本尊として祀られた青面金剛の像が、個々の特徴があって面白い。

(青面金剛は、悪病を流行らせる神であり、そのため病魔を退散させる青面金剛法の本尊とされた。)

そんななかでも最近お気に入りの青面金剛像を記録しておきたいと思う。

 

◆お気に入り1

Ca3i0020 Ca3i0013

自分が、この近辺で知る限りは三猿が彫られているのが一般的だが、こちらは三猿ではなく翁であります。

Ca3i0014
更に左手にショケラ(masa様に教えて頂いた)を吊るしている。ショケラは裸婦像のことみたい。

調べると、庚申の夜の男女同衾は禁忌だったらしいが、ショケラはその時代の男尊女卑の思想の現れかしら?

 

◆お気に入り2

Ca3i0029 Ca3i0031

ニコちゃんマークではなくて恐らく髑髏を戴く正統派?な御姿が嬉しいのであります。

Ca3i0030
こちらの三猿も変わってるのであります。じっくり見ると・・・つくものが付いているのでありますよ^^

そういえば三猿は右から見ざる聞かざる言わざるが決まりなのかしら?いままで気に留めたことなかったな。

今度からじっくり観察しましょ。