漕げばロードの日和あり^^

ひねもすポタリポタリかな。
自転車活動や食べた呑んだ等あれこれを行雲流水のように書き綴っています。

随筆とか青春記が結構好き

2011-08-05 05:33:38 | 本と雑誌

青春忘れもの(池波 正太郎/新潮文庫)

P11500991
池波文学は時代小説より先に随筆で好きになった。

「食卓の情景」やら「散歩のとき何か食べたくなって」などの昭和の味と店、人のありかたを想像させる内容がたまらなかった。

そういえば寄居に惹かれたのも、寄居の街並みと白扇や京亭(行ったことないけど)の話を読んでいたからかもしれない。

没後20年以上になるが新刊(出版社が変わっても、その出版社としては新刊となるのですね)コーナーを賑わすこともまだある。

この本も新刊コーナーを眺めていて、表紙とオビだけで即決、購入してしまった。

内容は、既に読んだ随筆集と重複する話も多いが、それはそれで回想記の類としての味だと思う。

それにしても、これを作者が書いたのが45歳前とは、やはり書を生業とすることが出来る人は凄いものであります。

それに比べて自分はどうか?

でも人それぞれの器がありますからね、それに作家じゃないし。これでいいのだ^^。