医科栄養学・栄養医学ブログ

医学部で医科栄養学を学んだ経験と最新の栄養医学をこのブログに反映したいと、考えています。

生命がいる可能性が有る惑星(HD40307g)の発見について その二 藤井毅彦

2012-11-12 18:17:24 | 学問

子供のころ、望遠鏡を組み立て、火星大接近の時、それを観察しましたが、粗末な望遠鏡であったので、ぼやーとしか見えなかったのを記憶しています。今回、Hertfordshire大学とGoettingen大学の天文学者により、住むのに適した惑星の発見がなされたことは、私の少年のころの天文学と隔世の感があります。

生命をはぐくむのに適した星の発見についてもっとも重要なことは、この星(HD40307g)は、母星(HD40307)の周りを回る時、その軸が回転するようで、そのことが地球のような環境を作りだすのによく、その惑星に昼と夜を作り出しています。

HD40307g(惑星)は、大変静かな、年をとった、小さい星です。それで、このような星が地球のような気候を維持することができない理由は存在しません、とEscude博士は述べています。HughJones博士は、新しい惑星(HD40307g)のより長い軌道は、その気候と大気が、生命を維持するのに適している可能性が有ることを意味する、と述べています。地球に似た軌道に位置している惑星もしくは衛星は、生物が住む可能性を高めています。

HD40307gとして知られているこの新しい惑星は、地球から43光年の距離に位置しています。なお、地球とよく似た候補の星のKepler22dは、地球から600光年の彼方の遠い距離に位置しています。したがつて、人口衛星が飛んで行って写真やデータを送ってくるには、HD40307gの方が可能性として高いと考えられます。しかし、光速でも43年かかるので、新しい技術が開発されない限り、不可能かもしれません。

 

reference

Habitable planet; New super-Earth in six-planet system may be just right to support life:
Science Daily, Nov. 8,2012