医科栄養学・栄養医学ブログ

医学部で医科栄養学を学んだ経験と最新の栄養医学をこのブログに反映したいと、考えています。

ガン、脳卒中発作、糖尿病、心臓病とビタミンC, Mgについて 栄養医学ブログ

2011-06-19 23:49:27 | 健康・病気

米国での研究によると、ビタミンCはガン、脳卒中発作、糖尿病および心臓病を防ぎます。また、心臓発作を防ぎ、動脈の損傷を防ぎ、さらに動脈壁の結合を維持するコラ―ゲンの形成を促します。1605人のフィンランド人男性の心臓発作リスクを再調査した研究では、VCの欠乏した人達は、VCが最適値の人の3.8%に比べ、13.2%の心臓発作リスクを有していたと、結論づけられました。

VCはガンのリスクを低下させます。肺癌男性患者800人以上に関する25年間の研究では、VC83mg/日を摂取することにより、64%の減少が肺癌で見られました。更なる研究では、実験用マウスのガンの50~75%の減少が、食餌にVCを加えることにより認められました。このような事から、毎日、野菜や果物を5品から10品、摂取することをお勧めします。

ビタミンC(VC)は脳卒中発作のリスクを減少させます。2000人以上の日本人被験者の研究では、54%の脳卒中のリスクの低下を示しました。これらの被験者は少なくとも一週に6回、果物を摂取しました。対照は一週あたりニ回より少なく、果物を摂取しました。果物はVCを多く含みます。

糖尿病の人は血中、細胞内のVC値の低値が見られます。VCは糖鎖形成を減少させ、ソルビト―ル値も減少させます。ソルビト―ルは糖尿病で増加し、網膜神経と腎臓に障害を与えます。さらに、VCはニ型糖尿病患者の糖耐性を改善し、尿中への蛋白質の排出を著しく減少させます。糖尿病患者はVCを1~3g/日摂取するのが、賢明です。

Mgはインスリンの分泌を高め、糖代謝を促進させます。Mgがない時、インスリンは細胞へ糖を移動させることができませんし、また、グルコ―スとインスリンは、Mgが存在しないと、血中において、いろんなタイプの組織損傷の発生を、増進させます。

Mgの欠乏は心臓病の人で一般的です。また、急性心筋梗塞や不整脈の治療のため、病院で用いられています。その他の筋肉のように、心筋はMgを必要とします。Mgは狭心症もしくは胸痛を治療するため用いられます。

VCとMgは原発のメルトダウン後に見られる、危険なフリーラジカルを安全にぬぐい取る電子を大量に供給します。フリーラジカルはガンの原因となります。これらVCとMgは野菜、果物、豆、海草、イモ、等から摂取できます。Mgは500mg/日以下が適切な摂取量です。

References

Natural News: VitaminC Prevents Cancer, Stroke, Diabetes and Heart Disease

DiabetesMellitus-information.com:vitamins and minerals that lowers the blood sugar level