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グローバルネイチャークラブのガイド日記

グローバルネイチャークラブ(旧グローバルスポーツクラブ)のガイド仲間が観察した伊豆大島の自然の情報を中心にお届けします。

かげ

2020年05月21日 | その他
1週間前に三原山に向かう遊歩道を歩いていた時、足元にまん丸の影があるのに気づきました。

これ…

なんだか、とてもカワイクないですか?

この影の主は…

ビヨ〜ンと伸びたサルトリバラの葉っぱでした!

影に注目してみると、何やらアニメに登場しそうな生き物(?)が見えてきました。

いますよね〜?逆立ちしている子。

ほら!😊


これは…ツノのある怪獣?


人間と対決中です(笑)


これは…

あまりにごちゃごちゃしていて何も見つけられませんでした(笑)

ちなみに正体は、オオバヤシャブシです😊

歩いていたのは正午ごろ…真上から太陽の光に照らされると、影も輪郭がはっきりして目立つのですね😊

この日は車で走っていても影が気になりました。

影の集合地帯(いわゆる日陰)から1本だけ伸びて自己主張していた影。


他の木よりずっと背が高いアカメガシワ(?)の木でした。

影を見て、頭上の木の大きさに気づきました😊

さて翌日の10時ごろです。

目に眩しいオオモミジの若葉たち。

もちろん下には…

手のひらみたいな葉っぱが、たくさん!

私の手のひらも参加させてみましたが、なんだかモミジに見えないなぁ〜(笑)

これでは、どうでしょう?

モミジに溶け込めた…でしょうか??(笑)

葉を透かしたり、海面を輝かせる“光”も素敵だけれど“影”もなかなか楽しいです。
影の修行も続けなくては!!

(かな)
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アマサギとキアシシギ

2020年05月20日 | 
アマサギは一昨日、キアシシギは昨日の撮影です。
毎年きちんとやって来てくれる旅人たちです。




アマサギは牧場で。
1羽でした。



キアシシギも海岸に1羽でいました。










盛んに歩き回り食べ物を探していました。
元気な鳥たちに元気を分けてもらいます。

がんま
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水滴の中のツツジ園

2020年05月19日 | 植物

雨が止むタイミングに合わせて、柳場と大島温泉ホテルのツツジ園に行ってきました。 ”水滴ごしのツツジの花”を撮るためです。(水滴撮影修行の続き)

気象庁の雨雲レーダーの予報どうり、到着した時は霧雨で、もうすぐ雨が上がりそうな感じでした。

花は咲き終わったものもあれば、まだツボミのものもありました。

ここならきっと、水滴の中に花を入れて撮れるはずです。
もちろん水滴も無数(と表現したくなるほどたくさん)ついていました。

IPhoneの接写でパチリ! 

なかなか良い感じです😁

嬉しくなって1時間以上撮影しました。
しかし… 花はなんとか写っているものの、全体の景色がわかる写真は撮れませんでした(^◇^;)

なので今日は柳場が、“オリンパスTG3の顕微鏡モード”で撮影した写真を中心に紹介します😊

まずはオオシマツツジの木が、華やか!な1枚。

茶色の線が、シックでかっこいい1枚!

(水滴が、もうすぐ落ちてしまいそうですが…)

まだあまり成長してない(?)水滴でも、しっかり木々が映るのですね!

水滴は様々な場所から垂れ下がって、周囲の風景を映していました。

雌しべの先端。

つぼみの上。

花びらの縁。

もう1枚。

枝の低い部分。

こうやって見ていると、まるで“おとぎの国”を覗いている気分にもなってきます。

同時に2つ以上の景色が楽しめる贅沢な作品もありました。

最後に気前よく!

😁

さて1時間を超える水滴撮影修行を終え帰ろうとした時、柳場がとても素敵なものを見つけてくれました。(写真は見つけた瞬間)

それは、なんと…
❤️でした!!

そしてこのハート型の蔓にはたくさんの、オオシマツツジの花を映した水滴が乗っていたのでした!!

5月の雨の日ならではの、そして伊豆大島ならではの風景でした❤️😁

(かな)

 

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蜘蛛の糸

2020年05月18日 | 

大島の道 今日も歩きました

キョンの網張り工事で道が少し良くなったかもしれません

 

でも、山道はこんなもの

両側の植物が日に日に大きくなって道を塞いできています

その隙間 糸を張って蜘蛛は食料を調達します

 

糸を払って払って進まなくては では、敵はどんな子?一番沢山出会った子

白にしましま こんな豆を見たことがある様な気がします(寅豆?)

 

前脚は長~い

 

別の子は私のストックに付いてきた(無理やりさらったのが本当) 

 

前から

緊張されちゃったかな

 

ストックを振って蜘蛛の糸を払いのけて帰る時にはストックは蜘蛛の巣だらけ『ごめんなさいね』秋のジョロウグモの時より少なかったけれど(大きさが違いますから)

せっかく作った巣なのにね大急ぎでまた作り直し。蜘蛛の言葉が分からなくて良かった

どれほどのエサが取れるのでしょうか?あまりかかった所は見ないけれど 確率は少ないようですね。何匹かの出会った蝶も慌しく飛んで行って糸にかかる気配も有りませんし、じっと待つのも大変ですね

 

これは糸にかかったのではなく休憩中のアサギマダラ

もっときれいに撮りたかったのですが中々止まってくれませんでした

“鬼女蘭の里”(←勝手につけた)で生まれたのかな~ などと思いながら

※“鬼女蘭の里”はキョンの網の中に有るので去年から観察が出来ません(残念です)

 

これほど蜘蛛の巣を破壊しまくっているので私が地獄に行っても蓮池から蜘蛛の糸が下がってくることはないですね(しま)

 

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オビカレハ幼虫のテントの謎

2020年05月17日 | 
今日の主役は、私がずっと成長を追ってるこの虫です。

毛虫の苦手な方は、この先へ進まない方が良いかもしれません(笑)
でも読み進めば、毛虫がぬいぐるみのように愛おしく感じられるようになるかもしれず、楽しみが増えてお得だと思います(笑)

実は4月3日に初確認し、このブログにも載せたオビカレハ(天幕毛虫)の幼虫に…

1ヶ月半で8回、会いに行きました。

ある疑問を解決するためにです。
その疑問とは…

大島のオビカレハ幼虫は、なんのためにテント状の巣を作るのか?です。

以前ネット上で「昼は巣の中で群生し、夜間に活動する」という記述を見たのですが、私は一度も、巣の中に入っている毛虫たちを見たことがないのです。

4月16日
毛虫の成長とともに、巣も少し大きくなりました。


でも彼らは、上の写真裏側の巣の表面に集まって、のんびりしていました。

隠れるために使わないのなら、いったい何のために労力をかけて、こんな巣を作るのでしょうか?

そうだ!もしや雨をしのぐためでは?
…と思ったので雨の日に調べに行ってきました。

4月20日
現地に着いた頃には雨は小降りになっていました。


巣の中には誰も入っていません!

そして…

毛虫たちは巣の1mぐらい上の葉の陰で、雨を避けるように身を寄せ合っていました。

しかも自分の体の毛で雨粒を弾いていました!(驚)
そうか〜!そもそも外敵や雨から身を守るための毛ですものね!

4月29日 
毛虫の成長とともに、巣はますます厚く大きくなっていました。


少し離れたところには、葉を中に巻き込んだ巣もありました!

食べ物を持ち込んでスティホーム?^^;
でも、巣の中の毛虫は確認できませんでした。(巣が厚くて中がよく見えない)

次に思いついた“巣を作る理由”は大島のオビカレハ達は、昼夜逆転してしまって夜、巣の中で休んでいるのでは?ということでした。

なぜなら昼間はいつも巣の表面で休んだり、葉っぱをかじったりしているので「どこかの時間帯で巣の中に入って寝ているのでは?」と思ったのです(でも捕食者の鳥は夜眠るので、この仮説は当たらない気もしましたが…)

で、夜行ってみました。

5月4日
暗闇に浮かび上がる巣の怪しくも美しいこと!!(笑)

そして予想どおり…

毛虫たちは巣の表面で、まったり休んでいました!

結局毛虫にとって巣は、ソファのようにふかふかで居心地の良い休憩場所なのでしょうか?!

この日、少し離れた場所の別の巣は…

毛虫は1匹もおらず、脱皮殻だらけ!(驚驚)
一大脱皮会場として使われたのでしょうか??

5月15日
最初の観察から約1ヶ月半が経過して、毛虫たちは随分大きくなりました。


葉っぱもいっぱい食べたようです(まだ多少残ってるけれど)


大きさに差が出て、色や模様もバラエティに富んできました。

食欲が個体によって違うのでしょうか?

中には、濃いオレンジ色の鮮やかな配色に変身したものもいました。

蛹になる前の、ラストスパートの美しさかな?

よく見ると、サクラの幹には毛虫の糸がたくさん着いてました。

脱皮の時に古い体がひっかかり、殻を脱ぎやすいのかもしれません。
ってことは、糸でできている巣も脱皮時に便利なのかも??

火山の噴火が一度焼け野原を作り、捕食者である鳥も少なく、オオシマザクラの若い木が点在し、国立公園特別保護地区で農薬散布もない場所は、彼らにとって天国なのかもしれません。

そして私たち人間にとっても、地球や生き物のありのままの姿を観察できる貴重な環境なのですよね。

来年この毛虫たちに会いたい方は、ぜひツアーをリクエストしてください(笑)

(かな)

追記(5月18日)
北海道の白滝ジオパーク 丸瀬布昆虫生態館の学芸員の喜田和孝さんに、このブログを読んでいただいたところ以下のメールをいただきました。
とても興味深いのでほぼ全文に近い形で追記します。以下いただいたメールです。

「基本的にテント越冬は寄生・捕食を避ける目的が強い気がするのですが、中に入らないのであれば、少なくとも寄生には効果がなさそうです。僕がお写真を見させて思ったのは、脱皮がらをつけて捕食者を避けているのでは?ということで、これはアメリカシロヒトリが同様の戦略を採るので、どちらも全く毒性がないにもかかわらずやっているという面で似ている気がします。

根拠論文は示されていませんでしたが、「テントの上で日光浴」というのがネット情報ではあり、なるほどと思うところはありました。春の体温?上昇は死活問題ですから。テントは光を受け止めて保温する構造になっているとのこと。他にも既にご承知かもしれませんが、鱗翅目幼虫は雨が苦手で、口からの消化液をうまく止められないため、水が幼虫の下面にビチャッとついてしまうと、消化液が気門まで回って、自己消化を始めて死んでしまうことが割とあるのだそうです。ネットは通水性は悪そうで、どちらかというと撥水の方ですが、べったり枝についてるより安全そうに思えます。

最近の研究では、模様の地理変異や多様性がもたらす意義について検討がされている要で、派手な模様で集団を形成するのは、捕食者に対する何らかのアピールになっていそうです。あと、糸をかなり出しながら移動しているのも群れで生きる虫ならではの気がしますね。基本的に鱗翅目は糸を吐いて休憩用(腹ごなし)の台座を作るのが基本で、糸もわずかですが吐きながら移動しているようです。が、それにしても多すぎる気がするので、ホストの樹皮の状態に足があっていなくて、落っこちやすいのかも知れませんね。これは他の地域のものとの比較をしてみたいところです」









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ハチ2種

2020年05月16日 | 
今うちのユズが満開です。
昨日、そこに来る虫たちを撮影しました。
その中から2種類のハチをUPします。

まずはクマバチ。

一際大きな羽音を響かせて飛んで来ました。


蜜だけ吸って花粉は集めていないようでした。


こちらはマルハナバチ。

花粉集めてます。
大きさはクマバチの半分くらい、羽音も控え目でした。


ちょうど長い舌を出しているところが撮れました。
モフモフのお尻がかわいいです。

がんま
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夕方の光

2020年05月15日 | 植物
最近夕方に、島の北西部の海岸を歩いてます。

今、見頃なのは、ハマボッスの花!

黒い溶岩の海岸に白い小花のかたまりがあるので、とてもよく目立ちます。

カワイイ花の奥に輝く海と伊豆半島が見えるのは、とても贅沢な気分です💖


イネ科のヒメコバンソウもシャラシャラと風に揺れてます。

4mmぐらいの小穂が垂れ下がって風で動く様は可愛いのですが…

ものすご〜〜く風になびくので、なかなか写真が撮れません。

道にしゃがみこんで悪戦苦闘(笑)

一方、小穂が1.5mmほどありそうなコバンソウも目立ち始めました。


時には「虫みたいで気持ち悪い」などという声も聞かれる植物ですが…

(上の写真は同じ日の、店の近くのコバンソウです)

海岸で夕日に透けるコバンソウは、全く違う表情を見せてくれることに気がつきました。

はあ〜、き・れ・い💖

こんなに透けるのですね!

沈みゆく太陽の光が作り出す、スペシャルな風景。

「地球って美しいなぁ〜」と思う日々です。

(かな)
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オオシマツツジin2020年

2020年05月14日 | 植物
火山地帯に自生するオオシマツツジの花を撮りたくて、嶋田と一緒に1778年の溶岩地帯を歩いてきました。

今日の三原山です。

1年のうちで一番華やかな季節かもしれません。

コマルハナバチが嬉しそうに飛び交い、花に頭を突っ込んでいました。


この姿を見ていたら…

小学校の門のそばに植えられていたツツジの蜜が、とても甘かったことを思い出しました(笑)

江戸時代に流れた溶岩地帯に、オオシマツツジが彩りを添えていました。


黒々とした溶岩とツツジ。


縄模様の溶岩とツツジ。


溶岩チューブとツツジ(ちょっとわかりにくいけれど…)

左側のツツジは太陽の光を独占しているのに、右側のツツジは他の木に取り囲まれて、なかなか大変そうですね。

ツツジたちは、それぞれ個性豊かです。

周囲に高い木がない場所で、華やかにたくさんの花を咲かせてるものもいれば…


溶岩の亀裂から伸び始めたばかりの「一輪挿し」という風情のものもいます。

まだとても小さいけれど…

惚れ惚れするような美しい花を、咲かせていました!


周りの木々に囲まれながら、頑張って咲いてるものもいました。


緑の木々に覆われた丘でも…


頂上の日の当たる場所で、他の木々と競争しながら、がんばって咲いていました!

溶岩地帯に自生する美しいツツジたち。
来年は多くの人に、個性豊かなオオシマツツジの姿を楽しんでいただけますように!

おまけ
ツツジ以外の本日の💖です。

嶋田が教えてくれた、森の中のゴリラの後ろ姿。

お尻がそっくり?

金色に輝くシロダモの葉柄。

真上から見る機会があまりないので今まで気づかなかったのですが、ゴージャスな風車みたいでした🤗

(かな)
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ツバメチドリ

2020年05月13日 | 
2年振りの出会いです。
今朝の牧場に2羽いました。

1羽は草取りしたところに。


正面顔ゲット!


風が強かったので目を閉じています。


もう1羽は少し離れたところにいました。

こちらも目を閉じています。


車で移動して違う角度から。

奥の柵の左から2本目の支柱の延長線上にいます。




何かを見つけて食べました。


シュッとしてカッコイイですねー。


ここにはうずくまっている子がいます。

奥の柵の右から2本目の支柱の延長線上です。


じっとしているとどこにいるのかわかりません。
自分がどこにいれば見つかりにくいのかちゃんとわかってるんですね。

まだいるかと昼にも見に行ってみましたがもういませんでした。
無事に目的地まで行くことができますように。

がんま
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興味の尽きない森

2020年05月12日 | 植物

先日、久しぶりに標高100〜200mの森を歩いてきました。

様々な種類の木々がひしめき合う森は、湿度も高く、シダ天国でもあります。

一番多い(ように感じられる)ミゾシダ。

 1年中花の咲かない、どちらかというと地味な植物ですが、葉っぱは、なかなか素敵なデザインです。

裏側も!

布地の模様になりそうです(笑)

ツル植物も縦横無尽に這っていました。

一緒に歩いてたスタッフが、私の好物を見つけてくれました。

足元に転がっていたオオシマザクラの枝から若葉が伸びていたのです。

暗い森のわずかな木漏れ日で、よく再生できますねぇ…(感心)

この元気な若葉、確かに大好きかも!

ビックリしたのが、かつて見たことのないほど長く茎を伸ばしたスミレでした。

少しでも目立って虫を呼びたかったのでしょうか?

ふだんは葉の間に埋もれていて探しにくい托葉(たくよう)も、メチャ目立って見やすかったです。

(托葉は芽生えの時に葉を保護する役割があるとも言われています)

シュスランの仲間たちにも、数は少ないながら出会うことができました。

葉に美しい網目模様が入ったカゴメラン。

最近数が減ってしまったので、ここまで見事な模様は久々に見た気がします。

葉の中央に太い白線(メッシュ?)が入ったハチジョウシュスラン。

そして…とてもとても驚いたのがこのナニモノカ。

シュスランの仲間のようだけれど、茎の上部にチョウチンみたいな形の不思議なものが付いていました。

帰宅後、植物の専門家の方に問い合わせたところ「ヤクシマアカシュスランだと思います。上についてるのは昨年の果実です」と教えてもらいました。(シュスランの果実…今まで見た記憶がないのはなぜでしょう^^;??)

そしてヤクシマアカシュスランは、もしかしたら大島初記録かもしれません(これから調べてみます)

小さな小さなランの種子が風に乗ってやってきて、大島の森の中でひっそり生きてたとしたら素敵ですね!

本数は少なかったけれど、幹回り2m以上あるスダジイの巨木にも出会いました。

足元から頭上まで、興味の尽きない森でした。

(かな)

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