goo blog サービス終了のお知らせ 

グローバルネイチャークラブのガイド日記

グローバルネイチャークラブ(旧グローバルスポーツクラブ)のガイド仲間が観察した伊豆大島の自然の情報を中心にお届けします。

春の花たち

2010年04月20日 | 今日の大島
お天気で暖かな昨日、カルデラの幻の池周辺まで歩いてきました。

まずはモミジイチゴ。


街中ではカジイチゴがたくさん咲いています。
カルデラの中も、表の登山道では両脇を埋めるようにカジイチゴが
花を咲かせています。
でも幻の池に向かう道ではこの、モミジイチゴがたくさんあるのです^^
トゲをたくさん持ち、カジイチゴよりも小さな花はみんな下を向いてついています。
写真撮影のために少し上を向いてもらっちゃったのですが^^;

次はこれ。

あちこちでシチトウスミレが紫の花を敷き詰めているこのシーズンですが、
よくよく探すとこんな白いスミレを見つける事ができました^^
これはニョイスミレ。
名の由来は葉っぱが仏具の如意に似てるから、とか。
とは言っても、葉っぱも花も普通のスミレにそっくりですよねぇっ。
それにしても可憐に咲いていました^^
ニョイって響きも良いし、その意味(思うがまま)もなんだか良いですね♪


そして、下界に下がってから今目につくのが、これ。

先日の散策の時にサルトリイバラの花が咲いていました。
葉っぱと同じような色で地味ですが、ちゃんとお花の形をしていてかわいいですね^^
これはおしべのたくさんある雄花ですね。


そして・・・

これが雌花
(あ、ちょうどクモさんが食事中でしたっ)


花が終わってからどのぐらい時間が経っているのでしょう、

昨日見た所では、もうすでに実になっていました!
この、放射状の姿をキープしたまま、実が真っ赤に膨れていくのですねぇ。
それにしてもやっぱり早いなぁ!
これから夏を越し、秋を越して冬に赤い実が発見されるというイメージなのですが。

うーん。
植物界でもどんどん季節が早まっていってる気がします。
季節がめぐる度に毎回言ってるセリフのような気もしますが。。


最後におまけの一枚です。


ハチジョウイタドリの真っ赤な新芽があちこちで主張しています♪
群生して出てきているので、赤いじゅうたんのようになっていますね!
後ろに映っているのは・・・海?!
なんちゃって^^
これが「幻の池」。
カルデラの中の小さな海です♪

(友)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

“雪椿まつり”

2010年04月19日 | その他
新潟県加茂市に行ってきました。

土曜日より今日までの3日間大島からのツアー40人の団体です。
1月の末より始まる“椿まつり”のオープニングに来て頂いている友好都市の加茂市のみなさんですが今回はその返礼として、加茂市の“雪椿まつり”のパレードに出席と交歓会に出席してきました。

ミス雪椿の公開審査がありました。10人のミス候補者は自己アピール審査員の方も居ましたが、一般の人たちも投票できるので大島の私達も投票しました。(みんなきれいな人達ばかりでした)
                


大島の御神火太鼓出演(この前に婦人会の踊りも有りました)



加茂駅からパレードの出発
頑張りましょうね(他にも沢山のグループが参加していました)
                


先ほど決まった雪椿クイーンと大島のミスアンコ



                ミス雪椿
                


雪椿クイーンと雪椿 つかまえてパシャ 

ね美人でしょ  来年の椿まつりに来てくれますよ


燕三条にお見送りに来てくださった婦人会の方々(左上に加茂の市長さんも写ってました)
                

                 加茂の方々お世話になりました。ありがとうございます



※来週は今回見てきた植物の雪椿です

                      (しま)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

タンポポと虫たち

2010年04月18日 | 
今日は昨日までとはうって変わって、春らしいお天気でした。

どこを歩いていてもタンポポの明るい黄色が目につきました。

これは今朝の牧場のタンポポ。

虫たちも大忙しです。

まだ翅の生えていないヤブキリ(キリギリスの仲間)の幼虫が、タンポポに止まっていました。

この幼虫はタンポポ好きで、花粉や花弁を食べているそうです。
脱皮を繰り返してだんだん大人になるうちに、肉食性が強くなるとか…。
あどけない、おとなしいヤブキリの子を探すなら、今ですよ~.

こちらは多分ジョウカイボンの仲間(ホタルに近い昆虫です)。
例のごとく1時間以上調べても正確な名前はわかりませんでした。
(どなたかわかる方、ぜひ教えてください。)

めしべの部分を抱え込んで、夢中になって花粉を食べています。
あちこちに潜りこんだらしく、体に花粉がついていますね。

そして土に巣穴を掘って生活するヒメハナバチの仲間。
キク科植物の花粉が大好きというキバナヒメハナバチでしょうか?

これまた体中花粉だらけです。
とてもせわしなく動き回るので、写真がまともに撮れませんでした。(言い訳)

足の所にかなり花粉を貯め込んでいますが、まだまだ足りないようです。
次から次へ花を渡り歩いて(?)花粉を集めていました。
いったいどれぐらい集めたら、満足して巣に持ちかえるのでしょうか?

外来種のセイヨウタンポポは花粉が無くても種を作れるので、日本全国に分布を広げているようですが、
大島では圧倒的に、在来のトウカイタンポポが多いようです。

セイヨウタンポポは新たに作った道路の周辺など、
島外からの土が入った場所に限られているような気がします。

働き者の昆虫たちのおかげで、大島のトウカイタンポポ達は、
外来種に場所を奪われることなく、暮らしていられるのかもしれませんね。

(カナ)
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

森のサファイア

2010年04月18日 | 

オオルリが伊豆大島に帰ってきました。

今年の初確認は4月11日です。
そのときは1羽きりでした。
今日同じ場所に行ってみると縄張りが隣同士の2羽のオスが互いに鳴きあっていました。
メスを呼ぶさえずりとはちょっと違う鳴き方なんですね。

この2羽は去年と同じ鳥かもしれません。
明確な境界線があって、追いかけあったりするケンカをせずに鳴き声だけで牽制しあっていました。
どちらにもステキな奥さんがやってきてくれるといいです。



今日出会った鳥たち(声のみを含む)

ウミウ、ヒメウ、オオミズナギドリ、オオセグロカモメ、ウミネコ、ゴイサギ、チュウサギ、ダイサギ、ムナグロ、トビ、オオタカ、チョウゲンボウ、コジュケイ、キジ、カラスバト、キジバト、ツバメ、キセキレイ、タヒバリ、サンショウクイ、ヒヨドリ、モズ、ミソサザイ、イソヒヨドリ、アカハラ、ツグミ、ウグイス、オオルリ、シジュウカラ、ヤマガラ、メジロ、ホオジロ、クロジ、カワラヒワ、スズメ、ムクドリ、コムクドリ、ハシブトガラス、ハシボソガラス

     がんま
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

今日、雨の滑走路で

2010年04月17日 | 
旅の途中のムナグロたちに出会いました。
8:00過ぎのことです。

ついさっき伊豆大島に到着したばかりかもしれません。
何度もせわしなく飛び回っていました。
全部で30羽くらいいるようです。






気をつけていると小さな声が聴こえてきます。
「ピィヨ」とか「ポゥイ」とか聴こえる優しい声です。






違う種類の鳥が混じっているように見えますが、みんなムナグロです。
お腹や顔が黒くなっているのが夏羽、そうでないのが冬羽です。
生え変わり途中の個体もいますね。






おっと、メダイチドリがいました。
少し小さい赤い子です。
同じチドリ科の鳥なので仲間に入れてもらっているようです。





また飛びました。
素早い方向転換を繰り返して滑走路上を旋回します。








着地したてはこんなですが・・・






数秒後には身をかがめて短い草にも隠れてしまいます。
そして危険がないとわかると動き出してエサを探します。
かなり頻繁になにかを見つけて食べていました。






30分ほどして同じ場所を別の角度から見に行ってみました。
雲の切れ間から一瞬太陽が顔を出してムナグロたちを照らしてくれました。

もっともっと北を目指し、旅は続きます。
どうか、無事で。



      がんま
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ド根性○○○!?

2010年04月16日 | 植物
 お寒いですね。箱根芦ノ湖畔では、10センチの積雪とか。我が家では、昼過ぎからストーブを焚いています。

 中国青海省の大地震に続いて、アイスランドの火山噴火・・・ハイチとチリの大地震も、つい最近でした。地球が身ぶるいしているようです。

 天変地異、天候不順も何のその・・・カカカッコロコロッ・・・仕事場の外の水槽に、今年もモリアオガエルがやって来ました。大きいのでメスでしょう。この後、水槽に体を半分浸して、オスたちにコールサインを送っていました。しばらく賑やかになります。



 何年か前にヒザを痛めてから、出来るだけ時間を作って散歩をするようにしています。道々季節の移り変わりを五感で楽しんで、おいしい空気を胸いっぱい吸い込んで歩けるのは最高ですね。

 今日は雨でしたから、これは一昨日の画像です。路肩のコンクリートの隙間にスミレが点々と株を作って咲いていました。時々通る道なのに今まで気付きませんでした。(汗)
 このスタッフ日記に何度も登場したシチトウスミレ。全国に分布するタチツボスミレの伊豆諸島型、固有種です。

 「スミレ」という和名は、花を横から見た形が、大工道具の「墨入れ」(墨つぼ)に似ているからと言われています。スミレ属は種類が多く、日本に約60種、世界には、温帯を中心に500種程あるとか。

 お次は、縁石のコンクリートとアスファルト舗装の隙間のアツバスミレ。北海道から九州に広く分布するスミレの海岸型。伊豆・小笠原諸島と本州南岸に分布する準固有種で、葉が厚く光沢があるのが特徴です。この辺りでは、あまり見かけませんが、こんな路面の隙間に上手く種子が転がり込んだのでしょうか? スミレたちにも、ド根性があるのでしょうか?!



 石垣や岩の割れ目、樹皮の裂け目などに生えているスミレも時々見かけます。同じく舗装道路の隙間という一見したところ過酷な場所ですが、他の個体との競争が少なく、こんな所が案外過ごしやすいのかもしれません。

 これは、スミレの生き残る智恵らしいのです。スミレの種子の付属物(エライオソーム)を食餌とするアリが巣のところへ運んでくれるのです。虫散布という共生関係で日当たりの良い場所を確保したわけですね。道路は、ちょっと危ないけど。(笑)

 スミレやカエルやアリたちが身近にいられるような環境を保っていきましょう。


 もう、30年以上前、ジム・E・ラブロック博士が『GAIA(ガイア)』という書で、地球自体を1つの生命システムと見なす「ガイア仮説」を打ち出しました。ガイアは、ギリシャ神話の大地の女神。地理学(ジオグラフィー)、地質学(ジオロジー)の語源とか。生きとし生けるものに、大気や海洋などの環境も含めて1つの地球生命圏(バイオスフィア)と見なす・・・。

 「森羅万象、すべてのものに神やどる」と考えた東洋人には、理解しやすいかも・・・。

 だから、枝に顔があってもいいじゃないの! (なんのこっちゃ?!)

【きょうのオマケ】



 これは両方ともカラスザンショウの葉痕(葉印)です。



 棘があるから気をつけて!  (なるせ)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

オオシマハイネズ

2010年04月15日 | 植物
今日は、冬に逆戻りしたかのような寒い1日でした。
春の花達もこの寒さに凍えているのではないでしょうか?

ところで春の花と言えば、この植物も今、花盛りを迎えています。

大島の海岸に点在しているオオシマハイネズです。

この画像を見て「え?どこに花が??」と思われる方も多いのではないでしょうか?

遠目に見ただけでは、ただの緑にしか見えないこの植物に近づいて見ると…
マツボックリのような茶色い粒が一杯ついています。

これが雄花で、以前の日記で紹介したオオバヤシャブシと同じように、
葯と呼ばれる袋の中に花粉を一杯溜め込んでいます。
もうパンパンに膨らんでいるので、枝に触れると花粉があちこちに飛び散ります。

メスの花はどこでしょう?
目を凝らして周辺を探してみたら…。

ありました!
ものすごく小さい直径2mmぐらいの粒、これが雌花です。


高倍率の虫眼鏡でのぞいて見たらこんなかんじに見えました。

淡いオレンジ色から3本の白いものが伸びています。
雌しべでしょうか?
全体に春らしい柔らかな色で、かわいいですね~。

近くには緑色の実も残っていました。
実を割ってみたら中から種が3個出てきましたから、やはり3本の白いものは雌しべで間違いなさそうです。

1cm程の真ん丸い実は、キレンジャク、ヒレンジャク達の大好物でもあります。
昨年はこの緑色の丸い粒をおいしそうに頬張る彼らの姿を、何回も見かけました。

雌花と実の大きさが、あまりに違うのが面白くて比べてみました。

左から順に雄花、実、雌花です。

米粒より小さいような雌花が、こんなに大きい実になるのですから、すごいですよね~。

オオシマハイネズは房総~東海、伊豆諸島に分布するヒノキ科の植物です。
あまり分布域の広い植物ではなさそうですが、大島ではあちらこちらの海岸で、
地を這って広がる彼らの姿を観察できます。

普段は他の植物と競合しながら生きていますが、たまにはこんな光景も…。

真っ赤な溶岩の丘の上から、まるで髪の毛のように垂れ下がるオオシマハイネズ達です。
他の植物が入り込めない、崩れやすい溶岩の壁に垂れ下がって、光を独り占めしています。

う~ん、頑張っていますね~。

あの小さな淡い色の雌花の先に花粉が飛んで来て種を作り、
その一粒がこんな風景を作っていくのですから、自然の仕組みは本当にすごいです。

一粒の小さな雌花をゆっくり見たことで、
オオシマハイネズのある風景が、数倍楽しく思えてきました。

とっても得した気分です。(笑)

(カナ)
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

磯の貝達 ~ベニシボリの巻~

2010年04月14日 | 海の生物

春です、しかも大潮です。
春の大潮と言えば、一年の内で一番、干潮・満潮の差が激しく
磯散策には、最高です。

今年も4月の内に行こうと思っていたのですが、
西側の海が荒れてしまい、ちょっと行けません(涙)
貝やヤドカリを探しに行きたいのですが、上手くいかないもんです。

大島の磯を歩いていると非常に多くの生物がいます。
しかし、どれも何とな~く、地味な物が多いです。
今迄、このブログで紹介して来た貝達も暗色の物が多いはずです。
しかし、中には素敵な貝もいます、それはこれです↓



その名は、ベニシボリと言います。
名前も中々、粋な感じがしませんか? こういう和名好きですね~~
基本的に昼間には、砂に潜っている事が多いのですが、たまに昼間にもタイドプールを歩いている事があります。
そんな時には、まるで宝物を発見した様な感動があります。
生息水深は、潮間帯から水深15mくらいまでの間です。

先程、日中は砂に潜っていますと書きました。
しかし、この時期ならではの発見する方法があります。
それは、この時期から産卵時期に入る為です。
このベニシボリは産んだ卵に対する依存性が強いのか、産み付けられている場所の下に潜って居る事が多いのです。

では、その卵をご紹介しましょう。


この白い螺旋状の物が卵です。
卵の下の砂地を掘ってみると、中からベニシボリが出て来る事があるのです。
大事なのは卵選びです、写真の様に真っ白で2本出ている物を選べば大抵下に隠れています。
浅い所は特に波の影響で、産み付けられた卵が流されてしまう事があります。
そうすると、いくら掘っても出てきません(当たり前ですね・・・)

ベニシボリは、正確にはサザエやアワビの様な貝の仲間(前鰓亜綱)ではなく
ウミウシの仲間(後鰓亜綱)になります。
このベニシボリを見て頂ければ、ウミウシと総称で呼ばれている生き物も貝の仲間なんだな~とご理解して頂けるでしょう。
前にも書きましたが、心臓が鰓よりも前にあるか、後ろにあるかの差だけです。

大島の磯には、こんな美しい生き物が他にも住んでいます。
皆さんも是非探してみて下さい。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ツアー公開

2010年04月13日 | ツアー
 今日は、日頃お世話になっている大島の宿の方を対象に、どのようなツアーをしているのか内容をより知っていただくためのモニターツアーをしてきました。

数日前までお天気が心配されていたのですが、昨夜降り続いた雨も朝方には止み、とても暖かい一日となりました。

雨で洗い流され、綺麗になった空気のおかげで対岸の富士山もはっきり見る事が出来ました♪
よ~し!と、山頂口から山頂を目指して歩き出した時点ではすっきりと三原山もよく見えました。
が・・・
急激に気温があがったせいでしょうか、その後キリが出たと思ったらあっという間に私達のまわりを取り囲み、山頂につく頃には歩く前後が真っ白・・・、という状態になってしまいました。

まぁ、その辺はもう慣れたもの。
「火口は今日は見られないね」ときっぱり決めて、温泉ホテルへ抜ける道へ先を急ぎ、キリや風をしのぐ作戦にしました。

下山すると幾分かキリの寒さも和らぎ、時々風にキリがはがされて広大な砂漠の景色が目の前に広がったりすると、皆さま「おぉ~!」と、地元民ながらに喜んでいただけるので、私達もそんな時には嬉しい!と思ってしまうのです^^

今日参加された方々は、「ガイドってどんな事をしているのかな?」と興味を持ってくださる方達でしたから、ススキの根元にあるナンバンギセルの種や、コケリンドウ・フデリンドウ、といった小さな生き物の説明にも「ふむふむ」と良く耳を傾けて下さいました^^
↓写真はナンバンギセルの種。

ススキに寄生して自らは葉っぱも持たず、紫の鮮やかな花を咲かせるというすごい生き物です。


それぞれの生活史の中で何気なく歩いてきた馴染みの景色でも、ガイドがついて語る事で違う視点が持てるんだなぁ、という事を喜んでいただけて、開催して良かった♪とまた私達も嬉しいのでした^^♪


今日一番の発見は、これ

ハチジョウイタドリの芽生えです。
発見者は参加者のOさん!ありがとうございますっ。

86年の溶岩が流れた上にて、ハチジョウイタドリの説明。
と、細かく砕かれた溶岩の粒の隙間から小さな緑のもの!
その下にはちゃ~んと、ハチジョウイタドリの種がついていました!!

今はこんなに頼りなく、モヤシのように見えますが、彼らがこの後、
風にも負けず、雨にも負けず・・とこの地を開拓していくのだなぁ・・
と思うと、本当に生きる力というものに驚かされますね。

そんなこんなしながら地元の方々との交流も楽しみつつモニターツアーは
無事終了しました。
機会があればまた、私達の勉強会にご一緒してもらうなんてのも良いね~
などと話をしている所です。

もし「次は一緒に行きたい!」という方がいらっしゃいましたらぜひ!
私達のほうへ連絡を下さいね。


今日のオマケの一枚

外輪山の外側のオオシマザクラはもう葉桜になろうとしていますが、
内輪山のオオシマザクラは今が一番見ごろ!という感じで、日頃わらわらと
時を過ごしている私達をしばし和ませてくれたのでした。

そして夕方、街中で見た桜はもうすでにサクランボをたっくさん付けていたのでした^^

同じ島の中でこれだけ違う季節が楽しめるってのがとっても良いですね♪
飽きない自然を楽しめるのが本当に幸せです!


(友)

コメント (5)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

桜ちゃん、藍ちゃん

2010年04月12日 | 植物
昨日は初夏を思わせる陽気でしたが、今日は寒く1ヶ月も逆戻りをしたような気温です。

かっぱの橋よりの桜の花盛りの写真です

3月17日撮影(今日の寒さの頃)やはりかっぱの橋より


私も行ってきました!
泉津地区の桜株祭りはその晴天の中賑やかに人が集まりましたが、肝心の桜はすでに散ってしまった後でしたが、みんなで盛り上げようとするパワーはしっかり伝わりました。

葉桜になってしまいました。(上の白っぱいのは光が反射しているだけ)


二週間前、この時は五分咲きくらいかな。

この催しは私の記憶では2年前ぐらいから泉津の有志の方々が立ち上げたものです。これから毎年続ければこの催しも大島の歴史になっていくかもしれません。樹齢800年の桜株と以前から言われた木ですから樹齢900年に昇格する日もあるのではないでしょうか?
桜株祭りでそんな日がお祝いできたら素敵ですね。しかし、今日みたいな日だったら催しも中止になってしまい支度してあった食材も無駄になってしまう可能性もあって難しい一面もあります。長く続けることはとても大変なことだと改めて感じてしまいますね。

その2
大島の風俗の歴史の中に“そうめん絞り”と言うものがあります。アンコさんが頭にかぶる被り物と言われている物で、冠婚葬祭などの晴れの日に被られるもので 昔、源為朝が自刃時に形見分けとして贈ったものとの記述もありました。
そのそうめん絞り今では作っている所も日本には無いようで(たぶん世界でも)では自分たちで復活させてみようなんて思った人が大島に居ました。
そして、私も参加することになったのは3年前のことでした。(興味のある方は藤井工房にお問い合わせください)

大島町の図書館に2枚飾ってありますので見てください。1枚は初めての作品、2枚目は去年の作品で色も絞りも良くなっていませんか?(写真は無いので自力で見に行ってください)

絞りの部分を縫って、藍で染めて白い部分の模様をも出します。
初めからの試行錯誤 手探り状態はまだまだ続きます。

染めの部分にて、本当の藍で染められないか?去年から藍の葉作りにチャレンジ。今年は2年目本格的に挑戦したいと思ってボランティの方に頼むことにしましたので、藍の観察をアップしたいと思います。(私が作付するのではないので立派な藍が出来ると思っています)


2条植えネット付き(至れりつくせりの環境です)

3月30日に蒔いた種は4月10日に発芽しました。(写真はネット越しなので画質が悪いです。ごめんなさい)


まだまだ小さな藍ちゃんです

これからどんどん大きくなってね!        (しま)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする