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グローバルネイチャークラブのガイド日記

グローバルネイチャークラブ(旧グローバルスポーツクラブ)のガイド仲間が観察した伊豆大島の自然の情報を中心にお届けします。

市立千葉高校フィールドワークin2025

2025年05月16日 | ツアー
昨日は、千葉市立千葉高校地学・生物分野の皆さんのフィールドワーク(今年で9回目)に行ってきました。

道の両側にはツツジの花が咲き誇り、春らしい彩りの中でのスタートです。

参加したのは、元気いっぱいの生徒さん40名。
イヤホンガイドをつけて、手には課題が書かれたノートを持っています。

縄模様が交差した溶岩の上では、「どうしてこうなったのか?」を考えました。

スケッチの課題もあって、あちらこちらで真剣に描いている姿が印象的でした。

スケッチって、観察力がぐんと高まるんですよね。

(私も一緒に描いてみました!😅)

ゴツゴツした溶岩の上では、白い粒のような斜長石(しゃちょうせき)という鉱物を観察したり、

植物の生え方観察や、タネ探しも!

せっかくの機会なので、「風によく飛ぶ仕組みを持った2種類のタネ」を比べてみたりもしました。

(上がオオバヤシャブシ、下がハチジョウイタドリ)

登山道では、ガクアジサイの葉の大きさを計測し、

順調に火口に到着して観察。

昨年は濃霧で何も見えなかったので、先生が一番感動されていたかも…。

溶岩餅では、メジャーで大きさを測る課題にチャレンジ。

メジャーが何本も出てくるので感心していたら、なんと生徒さん全員が持参しているとのこと!(さすが)

小さなタネのようなものが岩の上に落ちていて、「これ何だろう?」と、ちょっとした謎も登場。

「ゴマでは?」という意見も出ていましたが、よく分かりませんでした。(何なのでしょ〜?)

裏砂漠では、石の構造色や植物の分布の様子を観察しましたが、私は色々と忙しく(?)、写真を撮り忘れました😅

38年前に流れた溶岩の構造も、じっくり観察しました。

みんな岩に張り付いてしっかり観察していたのには、感心しました。

最後の森でも集中力は途切れず、質問も、たくさんしてくれました!

たとえば――
・ガクアジサイの葉が大きくなったのは、環境のせい?
・ヒサカキの葉っぱが赤くなっているのは、なぜ?

・裏砂漠で、イタドリとススキが一緒に生えているのは、なぜ? 水の奪い合いにならないの? 共存しているのはどうして?
・テンナンショウの花は、葉っぱとそっくりな緑色だけど、なぜ目立たない緑色? どうやって虫を呼ぶの?

・岩が部分的に茶色いのは、なぜ?
・筋の入った茶色い石は、何?

8時間のフィールドワーク、きっとみんなクタクタだったと思いますが、最後まで熱心に観察&質問してくれて嬉しかったです。
(お別れの時、名残惜しかった〜)

成長した生徒さんたちに、いつかまた会いたいです!
みなさま、ありがとうございました!!

(かな)
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