グローバルネイチャークラブのガイド日記

グローバルネイチャークラブ(旧グローバルスポーツクラブ)のガイド仲間が観察した伊豆大島の自然の情報を中心にお届けします。

秋の出会い

2012年10月26日 | 
ウチの近くの谷筋の道を散歩していると、
アサギマダラが1頭、舞っていました。
アザミの花を飛び回っていました。

不覚にもカメラを持っていなかったので、
くやし涙を流してウチへ戻ると、
庭のランタナの花を吸蜜しているではありませんか!

この時季たくさん渡って来ているのでしょうか?

ただ、谷で見た個体は羽がとてもキレイでしたが、
こちらは、かなり痛んでいます。


長い旅を続けて来たのでしょうか?
しばらく栄養補給して、屋根を越えて飛び去りました。


同じく21日の日曜日のこと。
白いチョウが、地面に舞い降りました。

この時は近くにカメラがあったので(笑)、
すぐに取りに行って、何とか撮らせてもらいました。

白く感じましたが、銀色だそうです。
ウラギンシジミ。シジミチョウの仲間の中では、
比較的に大きいですね。

羽をゆっくり開閉してくれたのですが・・・
シャッターのタイミングと合いませんでした(汗)

なので、羽を閉じた写真だけで失礼します。

内側(表)には、橙赤色の紋があり、オスでした。
シジミチョウの仲間は羽の表裏の違う模様が不思議ですね。

幼虫の時は、クズやフジの花や果実を食べて育ちます。
クズもフジも大島にたくさんあるので、もっと見る機会があってもいいと思うのですが、
出会いは案外と少ないように感じます。

こちらは、成虫で越冬するそうなので、
その辺に問題があるのでしょうか?


野増にある知人宅の進入路沿いに、
ヤブミョウガが実を付けていました。

シダの茂みの中に、竹の葉のように見える草です↑。
初夏から夏にかけて、白い花が咲いていました。

昨夏でしたか?、
元町のお寺、潮音寺さんの境内に咲いている花を
紹介したアオノクマタケランによく似ているので混同していました。
木陰の、薄暗い所を好むようです。

この実を食べて、木陰に散布しているのは誰でしょう?
鳥たちなのだとは思いますが・・・。

和名にミョウガとありますが、ショウガ科ではなくツユクサ科の
ヤブミョウガ属です。

図鑑によると分布域は、関東地方以西・・・となっていて、
大島にもともと自生していたかは、?です。

アオノクマタケランの実は赤く、ヤブミョウガの実は青藍色に熟すとのこと。

つやのあるキレイな色をしています。

花の構造が全く違うようです。
来年の夏によく観察してみましょう。
間違えないようにしたいですね(汗)

【今日のオマケ】
青い実の中には、こんな種子が入ってます。

1ミリ角の、三角や四角い破片のようなタネでした。

(なるせ)
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