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グローバルネイチャークラブのガイド日記

グローバルネイチャークラブ(旧グローバルスポーツクラブ)のガイド仲間が観察した伊豆大島の自然の情報を中心にお届けします。

エントモファガ・グリリ

2016年09月14日 | 
さて、なんでしょう?
虫好きのかたなら聞いたことがあるかもしれません。

これを御覧下さい。

フキバッタです。
一見雨に濡れながらもススキにとまっているだけのように見えますが、死んでいるのです。
お腹がびろーんと伸びていますね。
この個体が死んだ原因が『エントモファガ・グリリ』というバッタ類に寄生する菌なのです。
エントモファガ・グリリに寄生されたバッタは死期が迫ると自ら植物の高い位置に上って最期を迎えるのです。
このあと自分の体内から出るエントモファガ・グリリの胞子をより遠くへ飛ばすために・・・
つまり、寄生された菌に操られていると言っていいでしょう(怖っ)



裏側を見ると簡単には落ちないようにガッチリとしがみついています。
・・・さらに怖いよ・・・
虫界にはこのような寄生(菌類だけでなく)がいくつかあるようで調べてみるとさらなる恐怖が味わえると思います。
興味のあるかたはぜひ!
                                             がんま

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