グローバルネイチャークラブのガイド日記

グローバルネイチャークラブ(旧グローバルスポーツクラブ)のガイド仲間が観察した伊豆大島の自然の情報を中心にお届けします。

夏ツアー続行中・その4

2017年08月27日 | ツアー
一昨日から今日まで3日間、裏砂漠半日ツアーが続いています。

今日はその中から、「空の雲とお客様の言葉のセンス」が印象的だった昨日のツアーを報告します。

スノーケリング、ナイトツアー、裏砂漠半日ツアーと、店の3つのツアーに参加してくださった2名の女性。

出発前のホテル駐車場の地層に触って、とても嬉しそうでした。
「ブラタモリを見てから、こういうのが大好きになった」とのこと。

指にとまったカナブンにも動じず、「かわいい〜」と撮影。

普通「キャ〜、虫!」と嫌がる女性が多いのですが…
とても親近感を覚えました(笑)

歩き始めは真っ白で何も見えない状況でしたが、草地に出たあたりから視界が開けてきました。


毎年スクスク成長するハチジョウイタドリとススキのコンビを「面白い」と観察中。


華やかなイタドリの花と記念写真を撮って・・・


裏砂漠に到達した時は、雲がすごい勢いで流れていました。


「雲がきた〜!」byお客様。


物が飛ばされそうな風でしたが、石の上にスマホを固定し撮影されていました。

スマホ、鍛えてますね〜☺️

ところで裏砂漠で遊んでいる間中、三原山側はずっと雲に覆われていました。
で、「そろそろ帰りましょうか」と、立ち上がったその時…

急に三原山の輪郭が現れ始めました!

「もう少し待てば、三原山の全景を見られるのでは?」と思うと立ち去れず、しばらくずっと立ったまま眺めていました。

しかし、見えそうでなかなか見えない三原山…

お客様は「気をもたせる女が魅力的なのがわかった」と語り合い、大いに盛り上がっていました(笑)

そしてついに諦めて帰り始めたその時、後ろを振り向いたら…

三原山登場〜!!

いや〜もう、素晴らしい演出でした!(感動〜)

ところで、キノコが大好きなお客様は、昨日の森でも、足元の小さなキノコや穴の奥の粘菌を発見されていました。

普通だったら30分で歩くコースでも「1日中いられる!」とのことでした。

シロダモの幹のこんなのも、お客様が発見。

菌でしょうか?
この白い点々がついている木は葉が枯れているような気がしました。(経過観察しなきゃ)

そして森を抜けたところではトノサマバッタの産卵に出会いました。


前日のナイトツアーでも、歩き終わりはショウリョウバッタの産卵で盛り上がったのです。

これも生き物好きのお客様への、三原山からのプレゼントかも?

小さな生き物を見つけるのが得意なお客様は、素敵は言葉のセンスの持ち主でもありました。

例えば溶岩ゴロゴロの道を歩いているときは…

「かき氷の上を歩いているみたい」(サクサクの足触りが)

青空を流れる雲を見上げているときは…

「コーヒーの中に混ざっていくクリームみたい」

裏砂漠の広い景色を眺めているときは…

「生まれたての赤ちゃん大地ね」

木漏れ日の森を歩いているときは…

「万華鏡みたい」

「なんだが雑誌の見出しに使えそうな言葉だなぁ」と思って感心していたら、お2人とも職業は「ライター」だと聞いて、大いに納得したのでした。

ということで、日々個性的で楽しい夏ツアー、続行中です☺️

ツアーにお申込みいただいた皆様、ありがとうございました!

(かな)
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