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グローバルネイチャークラブのガイド日記

グローバルネイチャークラブ(旧グローバルスポーツクラブ)のガイド仲間が観察した伊豆大島の自然の情報を中心にお届けします。

初めて見ました!

2013年07月04日 | ツアー
本日2回目の投稿は「今日のツアーで見つけた素敵なもの」の報告です。

まずはこれ。

生まれたばかり?

人生(?)色々あって曲がったの?


開花開始!

(オオムラサキシキブの花です。)

そして、ついに見ました!
前から見たかったもの!

それは、カメラのレンズの下の小さな生き物です。

コモリグモの仲間!

生まれた子どもを体に乗せて世話をするというコモリグモの子育て中の姿を、いつか見たいと思っていたのです。

溶岩の上で妙に動きの遅いクモを見つけて「もしや?」と思って捕まえてみたら、しっかり子どもをお腹に乗せていました!

子どもたち、縮まっているけれど、しっかり足がはえています。

子どもってこんな状態で、くっついているんですね。

ゲストの方達がガクアジサイを見上げられるのが新鮮、と言っていたのも新鮮でした(笑)

本土では人より大きなアジサイはなかなか見ないのだそうです。
へえ~。

そして元町溶岩流で、溶岩を踏みしめる音を録音するゲストの方。

お2人は「音」や「色」と関連する仕事をされているのだそうです。
音と色を楽しむジオツアー、いいですね~。

ということで、今日も「!」がいっぱいのツアーだったのでした。

(カナ)



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第5回 ジオガイドセミナー

2013年07月04日 | 火山・ジオパーク
昨日「ジオパークガイドとしてのリスク管理を学ぶ」というテーマのガイドセミナーが行われました。
講師は山陰海岸ジオパークの今井ひろこさん。

今井さんは「ジオパークで地域を元気にする」活動に邁進中のジオガイド&ダイビングインストラクターです。(セミナーチラシより)

セミナーの内容は…


今井さんは「安全管理の考え方」を、わかりやすく語ってくれました。
例えば…

1つの重大な事故の陰に、300のヒヤッとした事故と29の軽微な事故がある、というハインリッヒの法則。

そして、小さなエラーが重なった時に大きなエラーがおこるという「スイスチーズモデル」

これらが実体験をもとに情熱をもって語られたので、話しに引き込まれた人も多かったのではないかと思います。私の隣の席からは「ガイドじゃないから関係ないかと思っていたけれど、関係あったね。」という声も聞かれました。

保険や法的責任のことについても、絵や写真がふんだんに使われていて、わかりやすい説明でした。
ボランティアであっても人をガイドすれば賠償責任は発生するのということを強調されていました。

そして…

同感です!

セミナー最後には「危機余地トレーニング」の紹介がありました。
例えばこの写真のどこにどんな危険が潜んでいるかを、みんなで1つずつ挙げていきます。

みなさんは、危険をいくつ見つけられますか?
私は…7つかなぁ?←少ない??

では、ここにはどんな危険が潜んでいるでしょう?

「崖から落ちて怪我をする」「風に煽られて転ぶ」「立っている崖が崩れる」会場からは次々に意見がでます。

そして今井さんはその意見を、次々に模造紙に書いていきます。

で、出された「危険」の中から一番多かったものに対して、対処方法みんなで考えました。

この方法、自分では思いつかないような「危険」も見つかって面白かったです。
「みんなで考える」ことで、アイデアも増えるし対処方法も共有できる…良い方法だと思いました。

野外での活動はかならず何らかのリスクは伴います。

リスクを最小限にしながらジオを楽しむ…そのラインをどこで引くかを、自分だけではなくスタッフとも共有しなければいけないなぁと感じたセミナーでした。

(カナ)
今日はこの後、もう1回ブログアップします。


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