2010年は、「読書年」でもあるそうです。
今日のニュースでアメリカの作家J.D.サリンジャーが、
91歳で亡くなったと伝えていました。
彼の「ライ麦畑でつかまえて」(野崎孝・訳)は、
ぼくらの青春の1冊だったので、
また一連の著作を読み直したくなりました。
さて、クリスマスの時から先送りしていたヒイラギについてです。
節分に使うので、それまでの課題になっていました。
早いもので2月3日の節分は、もう来週です。(汗)
上の最初の写真は、季節外れの新芽を伸ばしていたヒイラギです。

この2枚目は濃い緑のツヤツヤとした葉が、とても瑞々しいです。
ツバキの葉と似た輝きをしています。
昔の東洋の暦は、立春から新しい年が始まると考えられていたため、
その前日の節分は、年の最後に汚れや悪をはらうため、
心身を浄め、夜には豆をまき、
ヒイラギの枝にイワシの頭をつけて戸口に差して、
悪鬼の侵入を防ぐ手立てにしてきました。
25日の「日忌み様」(byしま)にあるように、
伊豆諸島(大島~御蔵島まで)には、24日前後に
物忌みに服す習俗が近年まで残っています。
古い時代の節分の行事と共通点があるようです。
昔は、トベラの枝や魚を燻して邪気を追い出し、神を迎えた地域もありました。
青ヶ島では、ササヨ(魚)を焼いた匂いで邪気を払うそうです。

今日、元町のSさん宅のお庭で撮らせて頂きました。
葉の縁が少し白くなった、変わった株です。
花の跡などが見られなかったのは、雄木なのでしょうか?
在来のヒイラギは、福島県以西から九州、沖縄、台湾に分布しているそうです。
残念ながら、伊豆諸島には自生していないようです。
クリスマスの頃に赤い実のなる、
セイヨウヒイラギ、アメリカヒイラギ、シナヒイラギの仲間は、
モチノキ科ヒイラギ属で、
別名「ヒイラギモドキ」とも呼ばれています。

こんなに縁の白い株もありました。フクリンヒイラギとでも呼ぶのでしょうか?
在来のヒイラギは、雌雄異株なのですが、両性花もありますので、
1株でも実をつけるものもあるそうです。
11月頃に白い香りの良い花を咲かせ、
翌年の初夏には実が黒紫色に熟します。

最後の写真は、集合住宅の窓辺に防犯のためと思われる
ヒイラギが植えられていました。
ご近所の方は、ギンモクセイとヒイラギの雑種の
ヒイラギモクセイでは(?)とのことでした。
ヒイラギは、モクセイ科モクセイ属。
ギンモクセイとは近縁で雑種ができています。
秋に芳香のある白い小さな花をつけますが、雄株だけが知られるのみなので、
実はならないようです。
節分までに、在来のヒイラギを探してみてはいかがでしょう。
(なるせ)
今日のニュースでアメリカの作家J.D.サリンジャーが、
91歳で亡くなったと伝えていました。
彼の「ライ麦畑でつかまえて」(野崎孝・訳)は、
ぼくらの青春の1冊だったので、
また一連の著作を読み直したくなりました。
さて、クリスマスの時から先送りしていたヒイラギについてです。
節分に使うので、それまでの課題になっていました。
早いもので2月3日の節分は、もう来週です。(汗)
上の最初の写真は、季節外れの新芽を伸ばしていたヒイラギです。

この2枚目は濃い緑のツヤツヤとした葉が、とても瑞々しいです。
ツバキの葉と似た輝きをしています。
昔の東洋の暦は、立春から新しい年が始まると考えられていたため、
その前日の節分は、年の最後に汚れや悪をはらうため、
心身を浄め、夜には豆をまき、
ヒイラギの枝にイワシの頭をつけて戸口に差して、
悪鬼の侵入を防ぐ手立てにしてきました。
25日の「日忌み様」(byしま)にあるように、
伊豆諸島(大島~御蔵島まで)には、24日前後に
物忌みに服す習俗が近年まで残っています。
古い時代の節分の行事と共通点があるようです。
昔は、トベラの枝や魚を燻して邪気を追い出し、神を迎えた地域もありました。
青ヶ島では、ササヨ(魚)を焼いた匂いで邪気を払うそうです。

今日、元町のSさん宅のお庭で撮らせて頂きました。
葉の縁が少し白くなった、変わった株です。
花の跡などが見られなかったのは、雄木なのでしょうか?
在来のヒイラギは、福島県以西から九州、沖縄、台湾に分布しているそうです。
残念ながら、伊豆諸島には自生していないようです。
クリスマスの頃に赤い実のなる、
セイヨウヒイラギ、アメリカヒイラギ、シナヒイラギの仲間は、
モチノキ科ヒイラギ属で、
別名「ヒイラギモドキ」とも呼ばれています。

こんなに縁の白い株もありました。フクリンヒイラギとでも呼ぶのでしょうか?
在来のヒイラギは、雌雄異株なのですが、両性花もありますので、
1株でも実をつけるものもあるそうです。
11月頃に白い香りの良い花を咲かせ、
翌年の初夏には実が黒紫色に熟します。

最後の写真は、集合住宅の窓辺に防犯のためと思われる
ヒイラギが植えられていました。
ご近所の方は、ギンモクセイとヒイラギの雑種の
ヒイラギモクセイでは(?)とのことでした。
ヒイラギは、モクセイ科モクセイ属。
ギンモクセイとは近縁で雑種ができています。
秋に芳香のある白い小さな花をつけますが、雄株だけが知られるのみなので、
実はならないようです。
節分までに、在来のヒイラギを探してみてはいかがでしょう。
(なるせ)