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グローバルネイチャークラブのガイド日記

グローバルネイチャークラブ(旧グローバルスポーツクラブ)のガイド仲間が観察した伊豆大島の自然の情報を中心にお届けします。

シロハラ

2010年01月09日 | 
今月3日と4日の撮影です。

シロハラはツグミの仲間で伊豆大島には冬にやって来ます。
この冬は特に数が多いように感じます。
主な繁殖地は中国東北部からロシア沿海地方にかけての地域ですが、国内での繁殖例もあるそうです。

車で周りを木に囲まれたちょっと暗い道(大島にはこんな道がたくさんあります)を走っていると、道路脇に溜まった落ち葉から飛び立つ姿をよく目にします。
飛び立った時、尾羽の両側の先端が白いのが特徴です。
地面に降りて落ち葉をかきわけ食べ物を探しているのです。
こういうところには案外食べ物があるようで、気をつけてみると彼らがそうして落ち葉を跳ね除けたあとがあちこちに見られます。

また飛び立つときに「ポピョポピョポピョ・・・」とか「キョキョキョ・・・」とか「クヮクヮクヮ・・・」などと、どうも文字にしずらい大げさな声を出しながら飛んでいくことが多いです。
これは聴いた人でないとちょっとわかりませんね。





普段は薄暗いところにいるシロハラが、この場所では少し開けたところに出てきてくれました。
なかなか味のある色合いでしょ?
落ち葉の中にじっとしているとまるでどこにいるのかわかりません。


落ちたヤブツバキの花が季節感アリアリ~。
クチバシにお弁当がついてますね(笑)

地上をテケテケと素早く歩いては立ち止まり歩いては立ち止まりを繰り返してエサを探します。







こちらは翌日同じ場所。
伊豆大島の特産品、アシタバの中で。
時間帯は違いますが、たぶん同じ個体だと思います。


1番上の写真はこの約1分後の姿です。
ありゃー、なんだかまるで図鑑のようですね。










本日のオマケ


獲物を捕ったミサゴがここに降り立つと、すぐにハシブトガラスがちょっかいを出しに来ました。
このあとミサゴはしっかりと獲物を持って飛び去りました。
どこかでゆっくり食事できたかな?

昨日撮影。


     がんま
コメント
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