goo blog サービス終了のお知らせ 

グローバルネイチャークラブのガイド日記

グローバルネイチャークラブ(旧グローバルスポーツクラブ)のガイド仲間が観察した伊豆大島の自然の情報を中心にお届けします。

なぜかハト

2009年08月01日 | 
今日から8月です。
夏本番、朝からいい天気で暑くなるのかと思いきや、ナライ(北東風)が吹いて思いのほか過ごしやすい一日となりました。

さて今回はかわいらしくも美しいアオバハゴロモです。
なんともいえない薄緑色の翅によく見ると赤い縁取りがしてあって、なかなかのお洒落さんです。
みんなできちんと整列しているさまもいとをかし。
植物の一部になりきっているんだと思います。

薄緑色の上翅の下にはさらに薄い色の翅があって、それがまるで天女の羽衣のようだと 青羽(翅)羽衣 と命名されたのでしょうね。
名付け親のセンスにシビレました。

数ある夏の虫の中でも代表のひとつではないでしょうか。
初夏、どこからともなくこの幼虫の綿毛(分泌物)が飛んできて網戸にくっ付きます。
それを見ると「あぁ、夏が近いなぁ~」と思います。

樹や草の茎にとまっているのを捕まえようとするとツツツーと横歩きをして裏側へ逃げます。
かわいいです。
それでもしつこく追いかけるとパッと飛び立ちます。
上手く捕まえて手の中に閉じ込めると、中でパチパチ弾けるように飛び回ります。
子供のころ、そうして遊んだ人も多いのではないでしょうか?

私はよくカマキリやトカゲのエサにしてたなぁ~・・・(汗)



え~、ちょっと失礼してお腹側を見せてもらいましょう。
セミやカメムシに近い仲間で草木の汁を吸って生きています。
そのための針のような口がわかりますか?



腕にとまったアオバちゃんをそのままにしておくと樹と間違われてチクッと刺されることもあります。
気をつけましょう。





そしてこちらが綿毛をまとった幼虫です。



真っ白で目立つんですけどそんなのまったく気にしていないようです。
カメラを近づけてもちっとも逃げません。

でもあまりにも近づくと横歩きをして裏側へ逃げます。
さらに危険を感じるとピョ~ンと飛び跳ねます。
こんな小さな虫が!?と思うくらい跳びます。
すごいです。




しかしなんでハトっていうんでしょうね?
似てますか?



   がんま
コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする