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グローバルネイチャークラブのガイド日記

グローバルネイチャークラブ(旧グローバルスポーツクラブ)のガイド仲間が観察した伊豆大島の自然の情報を中心にお届けします。

半日ツアー

2009年06月14日 | ツアー
今日はグローバルで昨日潜っていたお客様が山にも興味を示して下さったので、喜んでご案内してきました^^
ただ、お天気は曇りで、案内の時間中に雨も降るかも?という具合。
仕方ないので雨ガッパを用意して出かけました。

初めにシイノキ群叢という巨木の森へ行って島の歴史を感じてもらいました。
それぞれに感じる所があったようで、パチリパチリと撮影を楽しんで下さっていました^^

それから三原山へ。
残念ながら濃いキリがかかっていて、雨も少し降ってきたので用意した雨ガッパの登場。
風もなくキリは晴れないかな・・・と言っていたのに、途中奇跡的に霧がどいて山が見えたのは、参加の皆様の晴れ男っぷりが効いたのかな?!
山は今もカジイチゴがたくさんの実をつけていました。
山で全員が姿を目撃した鳥はホオジロでした。
双眼鏡にとらえるまでは出来なかったけど、みんなで鳥の声が聞こえてくる先を集中して目で追いました。

他にもウグイス・キジ・ホトトギスなどあちこちで鳴いていました。
そして、ツツジのシーズンが終了した今、カルデラ内はウツギの白い花が点々としていました。

イヌツゲは可愛い小さな花を咲かせ、ヒカゲノカズラは元気よく胞子のうを伸ばしていました。

結局山頂まで行っても火口は見られなかったので、帰り道にミニミニ火口をご案内しました。
噴火からたった23年しか経過していないミニミニ火口は草木が生い茂り、「穴」という雰囲気さえなくなりつつありました。
そこからも下界の様子はまったく見えないほどの濃霧でしたがそれぞれの場所で上手に様々な発見を楽しんで下さったお客様のおかげで、中身の濃い、楽しい半日ツアーとなりました。

写真はとても元気の良かったヒカゲノカズラの新鮮な胞子のうです。
(友)



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