今日は2名のお客様と、半日コースを歩きました。
奥様は屋久島のエコツアーに参加されたことがあるとのことでした。ならばぜひ、火山島・大島の、ここにしかない魅力を紹介したいと張り切って山へ向かったのですが…。山へ着いたら濃い霧がかかり、三原山は全く見ることができませんでした。下から山を見た時は頂上まで見えていたというのに…。
一瞬、別コースを行こうかと思いましたが、結局霧の中を、固有種の植物達や火山の説明をしながら三原神社まで登りました。ここはガイドなしでも歩けるコースですが、大島の魅力が味わえる貴重なコースでもあります。
この島が火山の噴火を繰り返し、そのたびに変化をしながら生き続けてきたこと。植物達は噴火という大きなダメージを受けても逞しくよみがえり、人間もまたその噴火とともに暮らしてきたこと…、そんなここならではの魅力を少しでも伝えたいと、このコースを歩くたびに思います。
カルデラ全体に点在するオオシマツツジはちょうど花の盛りで、緑のカルデラに彩りをそえ、ヒカゲノカズラは胞子葉を高々と伸ばしていました。カジイチゴはおいしそうな実をたくさんつけて、イチゴ街道を作っていました。
霧のカルデラを歩いた後、元町林道でミニミニ火口周辺を散策。標高が少し低くなっただけで、カルデラではまだ蕾だったニオイウツギやコゴメウツギが咲き乱れていました。霧もなく、眼下の景色も楽しめました。
そして最後にスダジイの森へ。樹齢250年ぐらいといわれる巨樹の堂々とした姿は、やはり迫力があります。中でも一番大きなスダジイの木の下で立ち止まった時の事です。また、パラパラパラという雨の音がしました。すごくはっきりとした連続した音です。私たちの体にも何かが降ってきました。
降ってきたのはスダジイの雄花でした。あたりを見回すと地面にも土の上にも、いっぱい降り積もっていました。どうやら私の髪の上にも…。今満開のスダジイの花は、もう受粉を済ませ、雄花が散り始める時期のようです。(今日の写真は葉の上にたまったスダジイの雄花です)緑濃い森の中で巨樹たちの命を感じることのできる、素敵な瞬間でした。
(カナ)
奥様は屋久島のエコツアーに参加されたことがあるとのことでした。ならばぜひ、火山島・大島の、ここにしかない魅力を紹介したいと張り切って山へ向かったのですが…。山へ着いたら濃い霧がかかり、三原山は全く見ることができませんでした。下から山を見た時は頂上まで見えていたというのに…。
一瞬、別コースを行こうかと思いましたが、結局霧の中を、固有種の植物達や火山の説明をしながら三原神社まで登りました。ここはガイドなしでも歩けるコースですが、大島の魅力が味わえる貴重なコースでもあります。
この島が火山の噴火を繰り返し、そのたびに変化をしながら生き続けてきたこと。植物達は噴火という大きなダメージを受けても逞しくよみがえり、人間もまたその噴火とともに暮らしてきたこと…、そんなここならではの魅力を少しでも伝えたいと、このコースを歩くたびに思います。
カルデラ全体に点在するオオシマツツジはちょうど花の盛りで、緑のカルデラに彩りをそえ、ヒカゲノカズラは胞子葉を高々と伸ばしていました。カジイチゴはおいしそうな実をたくさんつけて、イチゴ街道を作っていました。
霧のカルデラを歩いた後、元町林道でミニミニ火口周辺を散策。標高が少し低くなっただけで、カルデラではまだ蕾だったニオイウツギやコゴメウツギが咲き乱れていました。霧もなく、眼下の景色も楽しめました。
そして最後にスダジイの森へ。樹齢250年ぐらいといわれる巨樹の堂々とした姿は、やはり迫力があります。中でも一番大きなスダジイの木の下で立ち止まった時の事です。また、パラパラパラという雨の音がしました。すごくはっきりとした連続した音です。私たちの体にも何かが降ってきました。
降ってきたのはスダジイの雄花でした。あたりを見回すと地面にも土の上にも、いっぱい降り積もっていました。どうやら私の髪の上にも…。今満開のスダジイの花は、もう受粉を済ませ、雄花が散り始める時期のようです。(今日の写真は葉の上にたまったスダジイの雄花です)緑濃い森の中で巨樹たちの命を感じることのできる、素敵な瞬間でした。
(カナ)