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グローバルネイチャークラブのガイド日記

グローバルネイチャークラブ(旧グローバルスポーツクラブ)のガイド仲間が観察した伊豆大島の自然の情報を中心にお届けします。

伊豆沼

2022年08月11日 | 火山・ジオパーク
先日、宮城県の栗駒山麓ジオパークのジオサイトにもなっている
伊豆沼に行ってきました!
伊豆のつく地名に伊豆大島と縁を感じます✨


冬は日本最大級の渡り鳥の越冬地として知られ、
夏は蓮が見頃を迎える伊豆沼・内沼。

この時期、ちょうど蓮の花が沼一面に咲いているはずなのですが、
今年は残念なことに7月中旬の記録的な大雨で沼の水位が上がり、
咲き始めだった蓮が水没してしまったそうです。



この状況の中でも「はすまつり」の旗があり、ボートが用意されていたことに驚きました。
後から知ったのですが、開催を見合わせていた中、このような状況でも遊覧船に乗りたいという声があったことから、8月5日から「はすまつり」は開催されているようです。

(家族の同意が得られず、ボートには乗っていません...)

受付にいた方から、この机の上まで水が上がったと聞き、驚きました。
全国各地で自然災害が毎年のように起きているのが、痛々しい現実です。



伊豆沼・内沼はラムサール条約(特に水鳥の生息地として国際的に重要な湿地に関する条約)の登録湿地として国際的にも重要視されている湿地で、長年、地域市民や関係者が一体となって環境保全を行ってきた歴史をもつそうです。

以下の環境省の「伊豆沼・内沼自然再生協議会」のサイトで詳しく知りました。
https://www.env.go.jp/nature/saisei/kyougi/izunuma/

中でも印象的なのは、「ワイズユーズ」という言葉。
これまでの伊豆沼・内沼では、「湿地の賢明な利用」についての啓発普及が十分に進まず、
「伊豆沼・内沼には手をつけない、つけてはいけない」という誤解が生じていたそうです。

過度の利用や乱獲は生態系を壊してしまうが、ヨシ刈りをしないと湖岸が荒地化したり、ハスなどの水生植物を仮払いしないと水質が悪化してしまう。また外来種オオクチバスが増え、在来生物に深刻な影響を与えているなど... バランスを失うと、どんどん生態系が崩れ、漁業や地域の食文化にも影響を与えてしまう。
このような課題をあらゆる地域で抱えているのではないでしょうか。
伊豆大島も例外ではありません。

これらのたくさんの課題を伊豆沼の地域の方たちが身を削る思いで、取り組んでいる様子を人づてに聞きました。

「持続可能な社会」というフレーズはあらゆる場面でよく聞くようになりましたが、
適度な利用と保全のバランスはその地域特有の環境によるもので、
さらにそれを行う意志と行動力のある住民の力は必須だなと感じました。

伊豆沼のハスは見れませんでしたが、伊豆沼に行く道路沿いにハス畑がありました。


癒されます。


日本人が元来もつ自然と共存する心はこの里山の風景にも表れているなぁと感じます。






外来種の駆除や草刈りなど、大変なことも多い中、
人との交流を楽しみ、経済としても還元する方法を見出しながら、
地域ごとにオリジナルのやり方で自然の景観と人間以外の生物たちの住む場所も守れたらいいなぁ
と思いをはせる夏の1日でした。

(ユリカ)
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伊豆大島とハワイ島 🌺

2022年08月04日 | 火山・ジオパーク
2022年は伊豆大島とハワイ島が姉妹島盟約を締結してからなんと60年!
その記念すべく節目にハワイ郡の郡長ご夫妻御一行が7.29-31にご来島されました。

ご来島に際して、光栄にもジオガイドとして島内各所をご案内させていただきました。
初めての英語でのジオガイドの役どころに緊張していましたが、
気さくな人柄で親しみやすいロス郡長をはじめとするフレンドリーな総勢7名のみなさまのおかげで、
とても楽しい2日間でした✨
また、郡長の奥さまは日本出身の日本人の方でロス郡長も日本語をお話され、
わたしもハワイに7年住んでいたので、共通の話題がたくさんあり、さらにうれしかったです。

島内を2日間、半日ずつご案内させていただきました。
三原山は展望台のところまでで、溶岩流のところまでは歩きませんでしたが、
ハワイ語が語源のパホイホイ溶岩とアア溶岩が見れるところがあることをご説明し、
普段わたしが、キラウエアの溶岩が流れる写真をパホイホイ溶岩を説明するのに使用していることを
感謝の気持ちをこめてお伝えしました。

その他にも島内をめぐっているとハワイ島にもあるよ!という反応がたくさんありました。

伊豆大島の黒い砂浜はハワイ島の「プナルウ黒砂海岸(Punaluu Black Sand Beach)に似てる!」と、
暑いのに思わずビーチめがけて走って、ポーズをとってくれる陽気さ!


この黒い溶岩もハワイ島そのもの!
これはハワイ島?それとも大島?とクイズになりそうです!


裏砂漠は「デヴァステーション・トレイル(Devastation Trail)みたいだねー」と、
ハワイ火山国立公園内にあるトレッキングができる場所です。

赤禿(あかっぱげ)をご案内した時は、同じようなプウコレ(Pu'u Kole)という場所があると教えていただきました。

調べて見ました↓
https://bigislandhikes.com/mauna-kea-puu-kole

プウコレはハワイ語で「赤土の丘」という意味で、マウナケアの山腹に位置するスコリア丘だそうです。
あまり登頂する人が多くないようですが、山頂からの眺めはマウナケア、マウナロア、サドルロードの広大な景色が眺められる最高の場所のようです!
伊豆大島の赤禿は、採掘され、一部しか残っていませんが、ここまで似ていたんですねー!


共通点がたくさんあることを何度も確認し、大地そのものが姉妹だということを実感しました。

滞在中は日本の夏らしく降り注ぐ太陽と高い湿度の組み合わせに、時よりふく潮風が気持ちの良い天候でした。
郡長や日系人商工会の重役という方々でしたが、バスの中でも冗談を言い合い、歌を歌ったりと
ハワイのリラックスしたモードで、終始笑顔で会話も弾みました。

伊豆大島ならではの、桜かぶ、筆島、波浮港、地層大切断面などなど盛りだくさんにご案内し、
そんなに距離は歩いてないのですが、ご案内したいところが多すぎて、バスの乗り降りが多く
その他もいろいろなご公務がある島内滞在の中、張り切りすぎてしまったかもしれません...💧

わたしも多くの気づきをいただいた2日間。
ハワイからご来島のみなさまとご一緒させていただき、
あたたかく広いALOHAの心を思い出し、
ハワイ島と姉妹島であるこの伊豆大島で、ALOHAの心で訪れる方々をお迎えしようと
心あらたに、決心しました!

A hui hou! またお会いできる日を楽しみにしています!


(ユリカ)
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山の中は

2022年08月01日 | 火山・ジオパーク

これは大島の立体模型(南部です)

 

綺麗な地層です。いろいろな事が起こったのですね

 

勿論大島の名所「地層大切断面」この面が600m以上も見ることが出します

 

崖の中身は  いろいろな事が起こってんだな~

 

筆島は大島では少ない砂の海岸

 

砂の芸術?

 

崖崩れから見える物

 

綺麗なダイク(貫入した溶岩)

     

 

ダイクとは山体に熔岩流が入って来たもの

茶色の山に熔岩がムニュウ~と入った

 

みんなで巡検です

 

大地の中ここだから見ることが出来る物

 

ケーキショップのケースの中、重なるスポンジや色とりどりクリームの重なりケーキの中は切って見れば良く分かるが 大地の中はさっくり切って見ることは難しい。でも切って見たいの!(しま)

 

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2022火山合宿(北海道編)最終回と、番組放送のお知らせ

2022年07月06日 | 火山・ジオパーク
今まで3回に分けて報告してきた火山合宿。
その目的のうちの一つが、"三松三朗さん(昭和新山の持ち主です!)とお会いして、ゆっくりお話しする"ことでした。

私が初めて三松さんとお目にかかったのは、11年前のジオパーク 全国大会の時。(その時のブログはこちら
この大会で三松さんが、火山をまるで魂のある生きもののように敬意を払いながら、向き合あわれている姿を拝見し、それからずっとファンなのです。

三松さんは伊豆大島にも、何度も来島されています。
2013年の伊豆大島の土砂災害後に見舞いに来てくださったり、「有珠山ジオパーク友の会」の皆さんと来島されたり、伊豆大島関連の資料が見つかると送ってくださったりと、ずっと気にかけてくれているのです。

札幌の友人2人も三松さんの大ファンだったので、雨のおかげで室内で、ゆっくりお話ができて大満足💖

さらに帰り際には、昭和新山がしっかりその姿を見せてくれ感動しました!

友人たちも私も、嬉しさが溢れ出ています(笑)

私たちを歓迎してくれた、三松さんと昭和新山さんに感謝💖

ところで伊豆大島火山は、そろそろ、いつ噴火が始まってもおかしくない時期に入ります。研究者の皆さんが様々な観測を行い、人的被害を出さないように努力してくれていますが、実際には「100%安全」はありえません。

でも以前、三松さんから「毎日火山をしっかり見ていれば、必ず何か噴火のサインを送ってくれるはずなので大丈夫」と言っていただいたので納得し、毎回、伊豆大島火山に心の中で、話しかけながら歩いています😊

これからも伊豆大島火山と対話をしながら歩いて、また昭和新山(有珠山)に会いに行きたいです😊

ところで、番組放送のお知らせです。

今週の土曜日21時からTBS「世界不思議発見」に、少し(?)ガイドとして登場します。
イタリアの火山と伊豆大島の火山を楽しめるようです!
お時間のある方は、ぜひご覧ください😊

番組の予告はこちら
番組ロケの時のブログはこちらです😊

(かな)
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2022火山合宿(北海道編)・その3

2022年07月05日 | 火山・ジオパーク
火山合宿3回目の報告は、洞爺湖のモーターボートツアー。
オンラインツアー 「噴火が作った奇跡のドーナッツとは?」のリアル体験です!

朝7時30分、モーターボートツアーに出発!

天気を心配していましたが、波は静かで、雨も降り出す前。

風を切って進むのが、気持ち良かったです!!

美しい羊蹄山や

大好きな昭和新山💕

水面に映る山の姿が、ユラユラ揺れているのを見ながらの幸せタイム💕

朝早めのスタートなのは、この時間が一番、水中にある溶岩ドームのテッペン(ゼロポイントと呼ばれています)が近くに見られるから、なのだそうです。
ある場所でボートを止めて水中を覗いてみると…

地下からモコモコ出てきて、割れて冷え固まった溶岩たちが見えました!!

ここは山のテッペンなので、ちょっと離れるとすぐに急斜面になり、吸い込まれそうな濃いブルーの水に変化します。(2019年4月撮影の写真再掲します)

ちなみにゼロポイントは、みんなが指で示している場所。

ピンポイントで探せる人(船長)の案内があって始めて、行くことができます😊

水中の溶岩ドームを見た後は、水面から顔を出した溶岩ドームを目指しました。

「弁天島」という名が付いた小さな島に上陸!

森の中を歩いて弁天様にお参りしました😊


ガイドしてくれた荒町さんと、ボートを操船してくれた旦那様。

仲良しの、ご夫婦です!😊

洞爺湖では「ロングラン花火大会」なるものが行われていて、今年も4月28日(木)~10月31日(月) 毎晩20分間、湖の上に花火が打ち上げられます。
荒町さんの旦那様や息子さんが、ボートを使ってこの花火を打ち上げる役目を担っているのだそうです。

部屋から見られるとのことで、友人と2人で外を見ていると花火が始まりました!

花火が湖面に反射するので、とても綺麗で驚きましたが

さらに驚いたのが、降ってくる火の玉(?)から逃げるように、2隻のボートが忙しく動き回っていたことでした。
朝ボートを操船してくれた荒町さんの旦那さんの船に、火の粉や火の玉が降ってくるのでは、と思うとハラハラしました。この日は、息子さんが花火をあげていたそうです。

特に湖面から吹き上がる花火がすごかった(怖かった😅)。
連続写真でご覧ください!

打ち上がった花火の横に小さな光が現れて

どんどん広がり

さらに広がり

船まで火が降り注いでいるように見えました!

ひえ〜!!

近くの部屋からは、「たまや〜」という子供の声が聞こえてきたけれど、私たちは「アラマチ〜!」と叫ばずにはいられませんでした😅(このオチ、オンラインツアーを見ていただけるとわかります・笑)

ただ綺麗なだけではなく、毎日この花火を上げ続ける方々の大変さが想像できて、ワクワク&ハラハラな20分でした。
皆さんも、ロングラン花火の期間中に洞爺湖に行く機会があったら、朝ボートに乗って、夜は「アラマチ〜!」と叫んで応援してあげてください😊

(かな)
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2022火山合宿(北海道編)・その2

2022年07月03日 | 火山・ジオパーク
火山合宿2日目は、洞爺湖でモーターボート(後日報告予定)に乗った後、江川さんとの岬ツアーへ。
5月のオンラインツアーをベースに、この日のコースを組み立ててくれました。


途中、2000年の噴火で被災した幼稚園跡に立ち寄りました。
前に行った時よりも、さらに樹木が成長し、建物内から光を求めて窓の外に出てきていたので驚きました!

雨が降っていたので、水が池に斜めに溜まっていて、この場所の大地が大きな力で動いたことが良くわかりました。

空中を飛んできて地面にめり込んだ石を見ると、

この地域の人の暮らしは、まさに火山と共にあるのだなぁ…と感じます。

続いて、いよいよオンラインツアーの舞台となった磯を歩きます。
崩れた有珠山が作った「流れ山」が、いろいろな生きものたちの住処になり、縄文時代から人々も暮らしてきた場所です。

江川さんが大きな傘を用意してくれていました💖

オンラインツアーにも出てきた大きな昆布が、岩の上に落ちていました!
初めて見る、生の大きな昆布❣️かっこいい〜💖

貝ON貝が、可愛い〜(笑)


流れ山が運んできた溶岩には、牡蠣がビッシリついていて驚きました!(高級な牡蠣がこんなにいるとは!!)

牡蠣の隙間に、たくさんの小さな黒い貝が集まっている光景も見かけました。

タマキビという貝らしいのですが、大島のタマキビはもっと白っぽくて小さいので、ずいぶんイメージが違いました。
小豆をかけたデザートのように見えたのは、私だけ??(笑)

その後移動して、この場所へ。

オンラインツアーでは、有珠山の上から瞬間移動してやってきた場所、アルトリ岬です!
私たちも、忍法を使ってやってきました(ウソです・笑)

眼下の海には、有珠山が崩れてできた「流れ山」がいくつも見えました。

オンラインツアーで見た風景を、実際に見られて感激しました。
(予備知識がないまま景色を見るより、絶対に楽しいと思います😊)

伊豆大島の裏砂漠で天下をとっているイタドリが、島の3倍ぐらいの大きさになり、ほかの植物に紛れながらもたくましく生きているのも面白かったです。

(写真の左下にある大きな葉っぱが、全部オオイタドリと呼ばれる植物です)

さて、オンラインツアーでは手こぎボートに乗りましたが、リアルツアーは岬の森歩きを楽しみました。

所々に点在する巨木。

大島ではかなり秘境にあって、最近見ていないウバユリ(まだ蕾)の群生!

同じく大島にもあるけれど、やや大きめのサルナシの花。

ネギのような味と香りがする何かの花。

(名前は失念😅)

岬の森から見える海の風景は、流れ山!

そしてピンク色の花は伊豆大島にはないハマナス!

「顔はめ」ができる溶岩の穴が、ここにもありました!

ちょっと小さめだけど、まん丸で羨ましい(笑)

ってことで、みんなであれこれ観察しながら、雨の森を楽しみました。

「森よ〜❣️」笑

このあと、ある場所で、ガイドの江川さんが用意してくれた暖かいハーブティーと手作りのお菓子タイム!その日の気温や場所に合わせてお茶の準備をしてくれて、またまた幸せな時間を過ごしました(感謝)

江川さんのツアーは、2回とも楽しく歩いているうちに、いつの間にか元の場所に戻ってくる一筆書コースでした。効率よく、その場所の魅力に触れられるのは、ガイドツアーならでは!
して我々の興味関心を受け止めて、コースを組んでくれるのは、江川さんならではだと思います❣️

ダイナミックな火山風景はもちろんコーフンしますが(笑)火山が崩れたことでできた海岸や森を、じっくり歩くのも楽しいです😊

この日のツアーは、こちらのページのツアー7「ノット(アイヌ語で岬)ツアー〜岬歩きで森と海に遊ぶ〜」で体験できます😊

(かな)
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2022火山合宿(北海道編)・その1

2022年07月01日 | 火山・ジオパーク
札幌在住の友人たちを誘って、久しぶりの火山合宿をしてきました。

今回の旅の目的は、先日のオンラインツアーでガイドをしてくれた洞爺湖有珠山ユネスコ世界ジオパークの江川さん、荒町さんのリアルツアーを体験することと、昭和新山の持ち主の三松三朗さんにお会いして、ゆっくりお話することでした。

1日目、「火山好き」が共通点の我々のために、江川さんが案内してくれた場所は…


駅に着くなり、地元の溶結凝灰岩(火山灰と軽石が自重と熱で溶け、もう一度固まったもの)を使って作った建物に引き寄せられる怪しい我々(笑)


背後にある火山っぽい山を見上げながら、生まれて初めて食べるホッキガイ弁当に舌鼓💖

(すごく美味しかったです!)

昼食後は、登別温泉の地獄谷の遊歩道へ。

石垣の隙間に触ったらほんのり暖かいですよ、という、ガイドがいるからこその感触を楽しみつつ

歩きやすく整備された木道を進みました。

火口の中の遊歩道を歩くって、なんだかすごいですよね😁

周囲の景色を眺めながら、「色々な色があって綺麗!」とか

「川の水の色が違う!」とか(白くて細くて曲がっているのも小さな川です)

「崩れたのが良くわかる〜」とか

「生えている植物はなんだろう?」「多分イソツツジだと思います」とか、盛り上がるみんな。

江川さんは我々の質問を受け止めたり、答えたりしながら進み、咲き残っていたイソツツジの花も教えてくれました。

他の草木が生育できない荒地でたくましく生きている植物が、こんな可憐な花をつけるとは!(驚)

森の中の遊歩道をのんびり歩いて、「大湯沼」を上から見下ろせる場所にでました!

青、ミントグリーン、水色など、様々な色が混ざる不思議な沼で、ボコボコ泡を吹き出しながら噴気が立ち昇っている場所もありました。

「うわ〜!」「すごい!」「きれい〜!」と、ここでも大盛り上がり❣️(笑)

その後、沼のほとりまで歩いたのですが、すぐ隣にある「奥の湯」というミントグリーンの沼からは

あちらこちらから小さな泡が吹き出していて、泥の泡が岸に打ち寄せていました。


大湯沼の水面には、一部分だけ水鏡になっている場所があって、そこには噴気が映っていました!

沼の縁からも、奥の日和山の頂上からも、立ち昇る噴気!

もう全ての景色が素敵で、見惚れっぱなしでした〜。

足湯を求めて歩いて行った先では

冷たい梅ジュースとマフィン(江川さん手作り)が振る舞われました。

本当に、至福の時間でした!!(感謝)

江川さんの、ツアーお申し込みは、こちらから。

(かな)
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ジオ・オンライン最終回(第12回)・とかち鹿追ジオパーク編

2022年06月14日 | 火山・ジオパーク
月1回ずつ続いてきた12回シリーズの「ジオパーク・オンライン&ガイド勉強会」最終回が、5日後に迫ってきました!

今回は、「凍れ」の大地「とかち鹿追」が舞台です。


冬は、夜にマイナス30度(!)になることがある、というこの地域。
実はこの寒さと、火山が作った地形の数々が、氷期からの生き物たちを育み続け、豊かな農産物をも生み出してきたそうです。

リハーサルでは、暖かい地域に住む私にとって非日常の、目を見張るような美しい景色が次々に映し出され、感動しっぱなしでした!

ガイドは、然別湖ネイチャーセンターのマッツさんこと松本さん。

スキーインストラクターであり、カヌーガイドでもあり、地域の子どもたちの教育にも力を注ぐ、ガイド業界30年のベテランガイドさんです! ラジオ番組も持っているとのことで、語りも楽しく、めちゃくちゃわかりやすいです!!(わからない人の気持ちになってくれていると感じます)

見逃し配信もありますので、当日の都合が悪い方も、ぜひご覧ください!
第1部のオンラインツアーのお申し込みはこちらから。
第2部・ガイド勉強会のお申し込みはこちらから。

私が6年前、とかち鹿追ジオパークで松本さんのガイドを受けた時のことをブログに書いています。
興味のある方は、こちらからご覧ください。

また「過去のツアーを見逃したので見てみたい」と思われる方は、ジオツーリズム協会のページから、文章でのまとめ(無料)とツアー動画(有料¥1000)が見られます。

ただ「綺麗な景色」というだけでなく、その景色ができた理由や、今の私たちにつながる物語が見えると、景色が何倍も価値のあものに思えてとても面白いです!

ジオパーク、楽し〜💕

(かな)
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伊豆大島のかたちの石

2022年05月12日 | 火山・ジオパーク
GW中のツアーに参加してくれた小学生の男の子が「伊豆大島の形の石」を見つけてくれたと、担当ガイドから報告を受けました。

で、先日のツアーのお客様と探したら…ありました!

菱形の島の中央に大きな凹地(カルデラ)!
まるで伊豆大島の立体模型みたいです😊

伊豆大島に初めて来た小学生が、ガイドの説明を聞いただけで、これを見つけるとは!
すご〜い!😄

(かな)



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第11回オンラインツアー「洞爺湖有珠山GP・はじまりは崩れた有珠山から?」

2022年05月11日 | 火山・ジオパーク
4日後の5月15日(日)20時から、第11回オンラインツアー「洞爺湖有珠山ジオパーク はじまりは、崩れた有珠山から?」が開催されます。(お申し込み詳細はこちら

先月のオンラインツアーは洞爺湖の物語でしたが、今回は有珠山の反対側の麓である噴火湾に面した有珠湾とその周辺。
そこは地形も、自然も、人の歴史・文化も、ユニークなストーリーを持っているのだそう。
なかなか行く機会、知る機会がない有珠山の海側のジオな物語、楽しみです😊

そして今回は、贅沢にもガイドは2人で案内してくれます。
一人は、江川理恵(えがわ・りえ)さん
ジオガイドであると同時に、10以上のガイドや自然体験指導に関わる資格をもつ江川さん。
アルペンスキーとテレマークスキーのインストラクターでもあります。

伊豆大島には2回来島し、ツアーに参加してくれています!!(その時のブログはこちら
ちなみに、北海道洞爺湖周辺の情報共有サイト「むしゃなび」に、江川さんの記事が載っています。江川さんの人となりが良くわかるので、オンラインツアー参加を迷っている方はぜひこちらをご覧ください!

もう一人のガイドは、横山光(よこやま・ひかる) さん
北翔大学教育文化学部教授で、専門はジオ・サイエンスコミュニケーションとあります。

大島にも複数回来島し、学生さんと一緒にツアーにも参加してくれました!
モクモクしながら流れてくる雲を、「火砕流にしか見えない!」とおっしゃっていたのが、楽しい思い出です😊(その時のブログはこちら

3年前にガイド仲間と有珠に行った時に、お二人に案内したもらったのですが、とても楽しく印象深いツアーでした。上のお二人の写真はその時のものです。(その時のブログはこちら
今回はオンラインですが、きっと素敵な時間を過ごさせてくれるに違いありません!

当日参加できない方でも、見逃し配信があるので安心です!
是非、お申し込みください〜😊

またツアーの後は、いつも通り21時30分からガイド勉強会も行います。


申し込みはこちらです。

(かな)
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