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納戸の奥に眠っている箱を久しぶりに出してみると…
買い集めていた45年前の週刊ベースボールを読み返しています

#232 1981年 ドラフト候補 ②

2012年08月22日 | 1981 年 
野手の方では「右の金村・左の加藤」との事。加藤(都城商)につては「リストの強さはズバ抜けている(巨人・沢村スカウト)」「あのバッティングセンスは天性のもの(日ハム・三沢スカウト)」と高評価。ただし野手に関してはこの2人以外の評価は厳しい。「捕手というポジションは時間がかかるが今のうちに教え込めば将来は面白い存在になりそうなのが山本(名電高)と片平(横浜)かな(ロッテ・三宅スカウト)」程度の評価。野手も甲子園不出場組に注目選手がいる。福島双葉の西山は昨年夏の甲子園で豪快な一発を放って「大杉2世」と呼ばれ、甲子園出場組より早い指名が予想されている。

「最近の高校生はかつての様な大型野手は減って小柄でまとまっている選手が多い(南海・堀井スカウト)」と寂しいのが現状。そこで野手は大学や社会人に目を向けるスカウトが多い。即戦力では平田(明大)・尾上(中大)・山内(大商大)が3羽ガラスだ。ヤクルトは青木、釘谷らの成長で外野陣は固まりつつあり、一・二番を打てる俊足の内野手が補強ポイント。日ハムは捕手と内野手を求めていて「守り」の平田か「攻撃」の尾上かで球団内でも意見は分かれている。

「今年の新人を見ても中田(阪神)や杉本(西武)で分かる通り社会人出は戦力になっている」と過去3年連続で高校生投手を1位指名してきた大洋の湊スカウトは改めてチーム浮上には即戦力が必要だと痛感している。そこで各球団とも社会人ルートの開拓に懸命だ。「社会人ビック3」の藤高(新日鉄広畑)・田中(電々関東)・津田(協和醗酵)らの単独入札を狙っている球団も多い。大学・社会人選手に人気が集まるのは即戦力だからという理由だけではない。最近の高校生はプロ志望が強くなく大学や社会人で実力を試してからプロでやれるかどうかを見極める安全志向型が多くなり、プロ入りを拒否するケースも珍しくないからだ。






高校生野手に関しては事前の予想通り、さらに大学・社会人でもレギュラーを獲得できた選手は殆んどいない不作の年でした。選手一覧を見ても吉村(PL学園)くらいですかね、ただ吉村も怪我で不完全燃焼でしたけど。



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