H's monologue

動き始めた未来の地図は君の中にある

使命の道に怖れなく どれほどの闇が覆い尽くそうと
信じた道を歩こう

夢の中でも鑑別診断

2021-06-21 | 身体診察


細かいコトは覚えていないのですが,ある患者さんの聴診をして不思議な心雑音を聴いて,何だろうと迷っている夢をみました。何だか,ざーざーというかがちゃがちゃという心音でよく分からない。

一所懸命考えていて,ふとこれを「連続性雑音」とカテゴライズすると鑑別診断が浮かぶことに気づきました。

連続性雑音だとすると
・動静脈瘻 心臓だと,動脈管開存症,冠動脈瘻(一例だけ経験がある)
・ちょっと違うが,連続的のように聞こえるとしたら・・
  心膜摩擦音,大きな音の大動脈弁閉鎖不全症のto and fro murmur

そこで結論が出る前に目が醒めました。夢の中でも何とか理論的に鑑別診断を思いつくことができて,朝起きぬけに妙に嬉しかったです。それにしても,夢の中でまで仕事しなくてもいいのに・・・(笑)

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マーガレット

2021-06-20 | 写真


綺麗なんですが,写真に撮るとなると難しいです。センスないな〜と我ながら思います。

 

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ペンタプリズム

2021-06-18 | 趣味趣味


PENTAX K-3 mark IIIの購入記念キャンペーンに応募していた「ペンタプリズム」が届きました。

しっかり梱包された箱(思ったよりも大きい)を開けるとまず代表取締役社長からの手紙が入っており,その下には丁寧に梱包された化粧箱にペンタプリズムが入っていました。ひと目みて「お〜っ綺麗だなあ」と思いました。手紙の文章やこのペンタプリズムの扱いをみると自分達の製品に対する自信や愛情が感じられます。やっぱりペンタックス(リコーイメージング)はいい会社だなあ。また応援しようという気持ちになります。

 

木製の台がついた化粧箱に鎮座したペンタプリズムは宝石のようです。添えられた文章はこれからも「一眼レフ」にこだわる決意のように見えます。いいぞいいぞ!

 

 

かなり前のことですが,このペンタプリズムが何かの賞品になったことがありました。そのときは応募資格もないし,まず当たらないし,でも実は欲しくたまりませんでした。ですから今回申込み全員にもらえる(太っ腹!)キャンペーンは単純に嬉しかったです。

中学生の頃に初めて手にしたSP,デジタルになってからK100D,その後何台ものペンタックスの一眼レフと付き合ってきました。でも実物のペンタプリズムに直接触れるのは初めてです。そ〜っと手に取り,いろんな角度からながめたり透かしたりしましたが,ほんとに不思議な形です。見る角度によって形が変わって何とも美しいです。これが手元にあるこのK-3 IIIの中に組み込まれていて実際の光を通していると思うとなんだかニヤニヤしてしまいます。

思わずいろんな角度から何枚も写真をとってしまいました。

 

 

 

 

 

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大船GIM Onlineー技術的な覚え書き

2021-06-13 | 臨床研修


モーニングレポートでかなり生配信には慣れてきたつもりでしたが,大船GIMカンファレンスでは今回も途中でいくつかトラブルがありました。原因がまだ良くわかっていないこともあります。忘れないうちに,今回のやり方についてメモしておこうと思います。(これは自分用で内容はマニアックなのでスルーして下さい)

 

 

・メインマシンのMacBookPro 15'を使ってZoomホストを運営。
・これにATEM miniを接続して,Lumix G-100をCAM1,MBP 13'をCAM2に接続。
・もう1台,PCを用意してZoomに接続(プレゼンの繁田先生用)して,共同ホストにしてZoomの入退室管理を手伝ってもらった。
・ネット接続はWiFiルーターを使用した。有線接続と比較して速度的には問題ないことが確認できたので,MBP15'とPCの2台接続するため今回はWiFi接続とした。
・Zoomで2台を近くで接続すると音声がハウるので,PCの方はスピーカーは最小に絞り,音声もミュート。
・マイクはBlue Yeti1本だけを使用。自分と隣の繁田先生の間に設置して,マイク指向性をバイディレクショナルモード(双指向性)としてみたが,これでうまくいった。

・イントロのプレゼンはCAM2接続のMBP13’で当初やるつもりだったが,本番開始時に認識していないことが判明したため,急遽MBP15’でのプレゼンになった。

・モニター接続は,MBP15'→外部プロジェクタをD-SUBで接続(ミラーリング),スクリーンに投影(モニタとして)した。これは現場で,audienceが後ろにいた場合に必要と考えた。

・MBP15’でのプレゼンのときにパワポの発表者ツールを使うため, iPad AirをSidecarを使ってサブモニタ化しようとした。しかし外部プロジェクタのミラーリングと両立しないことがわかり断念。
・ミラーリングをオフにすると,今度はプロジェクタ映像にZoom画面が表示されない。(原因不明)

・iPad AirはATEM miniにCAM3として接続すると,手書きメモを表示することは可能とわかった。
 ただし,入退室管理もしつつ,チャットのコメントを拾いながら司会進行をして,同時に手書きメモを書くのは無理だった。

 

<途中で起こったトラブル>

・Zoomのビデオ設定のカメラ入力に,CAM1接続のG-100からの映像(自撮り)が認識されなくなった。 
 Zoomの画像入力を確認するとATEM miniからの信号そのものが認識されていないことが判明。
・一度は,MBP15'とのUSB-C接続が緩んでいることがわかったが,二度目は接続を確認しても認識せず。
・開始早々にCAM2接続のMBP13'が認識されていなかったのも,同じ原因ではないか?
・G-100そのものは,HDMIケーブルを外すと普通に映像が液晶に表示されたのでカメラそのものは問題なかったと考える。

・当日は午後2時ころからリハーサルを兼ねて接続をいろいろ試して長時間ATEM miniを連続使用していたが,これが原因??(カンファの後半は,MBP15'の内蔵カメラを使って行った)
・ATEM miniが長時間連続使用で,このようなことが起こるのかは要確認。

 

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第51回大船GIM Online

2021-06-12 | 臨床研修


無事終了いたしました。申し込みは北は北海道,南は沖縄から総勢80人超でどうなるかと思いました。参加実数も最大65名でしたが,何とかこなすことができました。参加された皆様には感謝申し上げます。

今回も技術的には途中でトラブルがあり反省するところも多々ありますが,内容的には本当に素晴らしいものでした。

まず17時からのカンファレンスに先立ち16時からZoomを立ち上げて,早めに入室して下さった方々とお話をする時間を持ちました。好き嫌いはあるかもしれませんが,まったく知らない間柄で匿名でのやり取りをするのが自分としては嫌なので,これは良かったと思っています。

1例目は,東邦大学総合診療科から当院に研修に来てくださっている繁田知之先生が「77歳女性の繰り返す頭痛,発熱」を提示してくれました。当初疑いはあっても確定できず,経時的に見て診断確定した再発性多発軟骨炎の症例でした。チャットを通じていろんなコメントがあり,それを拾っては私から直接コメントをお願いするという形でやってみましたが,意外に良かったと思います。(何度も振った学生さん,ゴメンナサイ)

小ネタ枠は,今回目玉の「大ネタ」でした。当院OBで現在は三井記念病院総合内科・膠原病リウマチ内科の増田卓也先生による『東洋医学の身体診察 「顔面気色診」「背候診」「原穴診」編』でした。
前半で,増田先生が東洋医学の身体診察(体表観察)についての概論,後半は増田先生が現在学んでいる鍼灸師(清明院院長)の竹下有先生による身体診察の紹介でした。増田先生をモデルにして一連の東洋医学的な診察をデモした動画だったのですが,これは圧巻でした。これまで興味があっても触れる機会がなかった東洋医学的な診察法を,直接目の当たりにして大変感銘を受けました。とても生半可な知識ではできないということもよく分かりました。まさに新しい世界を知った思いがします。流れるような熟練の診察術というのは,東洋西洋を問わず見ていて美しいと感じました。質疑応答のコーナーでは,問診である程度推論を立てておき,診察でそれを確認するというのは,和洋問わず同じだということにも感動しました。これを機会に竹下先生にも教えを乞う機会があればいいなと思いました。

2例目は松波総合病院総合内科の傍島卓也先生による「27歳女性 嘔吐」の提示でした。最終診断は「視神経脊髄炎および最後野症候群 Area postrema syndromeによる難治性嘔吐」 でしたが,私はまったく見当がつきませんでした(そもそもこの疾患概念を知りませんでした)。チャットで複数の参加者の皆さんが鑑別診断として挙げておられたのはさすがだと思いました。ただ何より感動したのは,傍島先生の診断にいたるまでの過程でした。先生もこの疾患についての知識は当初なかったそうです。しかし「頑固な嘔吐」の原因を解剖学的,病態生理的に絞り込んでゆき,病変の位置は延髄にあると当たりをつけ,最終的には文献的にたどりついたという論理的なアプローチは見事でした。内科医としてあるべき考え方のまさに「王道・ど真ん中」で感動を覚えました。一発診断は一見カッコいいけど,知らなくてもこのように理詰めで診断に迫ることこそ重要なのだと,改めて反省させられました。いやあ世の中には人知れず(実はすでに有名なのかもしれませんが)凄い先生がおられるものだと思いました。久々に大船GIMで「超新星」登場!!という感じで,今回の出会いに感謝です。

 

大船GIMもオンラインで3回目となり,少し慣れてきた部分とうまく行かない部分と半々でしょうか。通常であれば年間計画で日程を決めているのですが,今年はまだ決めておりません。例年だと8月後半ですが決まり次第またアナウンスさせていただきます。

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