H's monologue

動き始めた未来の地図は君の中にある

使命の道に怖れなく どれほどの闇が覆い尽くそうと
信じた道を歩こう

真保裕一『ホワイトアウト』再読

2024-06-27 | 趣味趣味


先日,黒部立山に行ったので真保裕一の『ホワイトアウト』を久しぶりに再読。(まだ”富山熱”が冷めていません・・笑)

雪に閉ざされた厳冬期にテロリストが巨大ダム(黒部ダムがモデル)を占拠。職員達とダムの膨大な貯水を人質に五十億円の身代金を要求するテロリストに,難を逃れたダム運転員がたった一人で立ち向かう物語です。よくこんな設定を考えたなと思います。発行された年の「このミス」第1位になりましたが,私もこの一作で真保裕一の大ファンになりました。

今回「ホンモノ」を見たうえで再読すると,直接目にして圧倒された風景とダム内部の詳細な描写がリンクして想像をかきたてられました。何度読んでもラストは胸が熱くなります。ご存知でない方にはメチャお薦めの一冊です。

ついでに映画も配信で見直し。映画もまあ良くできていますが小説には遠く及びません(ま,そりゃそうだ)。

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