随分昔に米国に短期留学した時も,東海大学時代に総合内科の視察で米国の大学に視察に行った時にも,どの施設でも変わらずあったカンファレンスにMorning Reportがある。自分の病院でも,内科の中では週に2-3回朝の1時間を使って,この数年同様のカンファレンスをやってきた。しかし,すべての研修医が参加していた訳ではない。その意味では病院として充分な形にできていなかった。
今年の4月から院内の体制が変わり,ようやく「毎朝」救急外来の観察室を使ってMorning Reportが始まった。最初の頃は1年目の研修医達は,それこそ箸の上げ下げから厳しい指摘を指導医から受ける状態であったが,最近はプレゼンの「型」はそれなりにできるようになってきた。研修医だけでなく,広く救急,内科,外科のベテランも含めたスタッフが集まって意見を述べあうのは,自分にとっても勉強になる。ようやく当院もこんなカンファレンスが定着してきたんだなあとちょっと感慨深い。