先日ある学会のCPCにオンラインで参加した際に気になったこと。
これは院内のカンファなどでもよくあることですが・・
症例提示のときにプレゼンターの先生が「〜から腹痛が出現して」とか「〜の痛みが出現し・・」と自覚症状について「出現」を連発しておられました。それが気になって気になって,内容が耳に入ってきませんでした。
そもそも「痛みは出現するものなのか?」
若い頃に指導医の先生から「痛みは自覚するもので,出現はしない!出現は見えるものに対して使う表現じゃ!」と厳しく躾けられました。
最近は学会や勉強会でもしばしば「痛み」や「呼吸困難」が「出現する」ようで・・・。まあ言葉は生き物であり,皆が使うように変化するのだと言われればそうなんでしょうが・・・。でも日本語としてやっぱり変だと思います。気持ち悪くないのかなぁ・・。
少なくとも自分の病院の研修医には,そんな言葉遣いをしないように(自分がされたように)ちゃんと躾けようと思います。
先日の「も」といい,完全に「ぼやき漫才の人生幸朗」モードですな。
(若い人は”ぼやき漫才 人生幸朗”で検索して下さいね)