いやあ，これは凄い。昨日から連続で聴き終わったところ。直前まで買うのどうしよかな～なんて一瞬迷ったこともあったが，すみません。反省します。さすがナイアガラの企画。大滝詠一さんの名曲「夢で逢えたら」のカバーをすべて，ホントに”現存するすべて”をメーカーやレーベルの壁を超えて集めましたという前代未聞，空前絶後，恐悦至極，奇跡のCD４枚セット。
オリジナルの吉田美奈子から始まって，シリアポールに続いて，続くわ続く全８６曲。何より不思議なのは80曲以上同じ曲が続くのに，最初から最後までまったく飽きないこと。というか，どれだけオリジナルが素晴らしい曲か，どれだけ愛されてきた曲かということなのかなと深く納得。いわゆるエバーグリーンというやつでしょうかね。個人的には，やっぱり吉田美奈子，シリアポール，そしてアンルイスの英語バージョンが聞き慣れているので好きだけど，岩崎宏美なんか，あ～ホントに歌うまいし，いい声だなあと思う。スカっぽいのやらレゲエっぽいの，さらになんと和田アキ子？と思いきや松崎しげるだった（笑）。え〜っ？太田裕美がライブで歌ったバージョン！と思ったら，続いていきなり大滝さんのSweer voice！鈴木雅之＆薬師丸ひろ子に生前の大滝さんの声をかぶせたバージョンだった。NHKの『SONGS』でやった特別バージョンね。いやこれはやっぱり涙モノ。たしかこの番組のとき，この曲が終わった瞬間にピアノのところに置いてあった楽譜が落ちて，一同が大滝さんのイタズラだね・・となっていたっけ。
びっくりしたのは，京急電鉄蒲田駅のホームの発車メロディまでちゃんと入っていること。これは実際に聞いたことがあって知ってたけど，まさかここまで徹底して収録しているとは！そして最後はピアノ伴奏だけの吉田美奈子2018バージョンでラスト。さながら長い長いひとつのコンサートを聴き終わったような気分になりました。ナイアガラーでよかった。
購入はいつものペット・サウンズ・レコードから。ナイアガラ関連はアマゾンは使わずに必ずここにしている。ナイアガラーには有名なお店で，いつもナイアガラ愛にあふれた特典のオマケがついてくる。今回は定番の缶バッチに加えてシリアポールも出演した1977年の大滝詠一ライブを振り返るというPAPER。自分などは，その時代を知らないので，ほ〜そうか〜なんて感嘆しながら読む。
来年の３月２１日はどんな企画が出てくるかな（そもそもいつまで続くのか？） 個人的には『Let's Ondo Again』関連が出て欲しい・・というのは「期待の失望の母」ですかね，やっぱり。
