週末に行われた京大の福原俊一先生が主催されているiHopeの「臨床研究デザイン塾」に参加。
自分では臨床研究をすることもないかと思って迷ったのだが,福原先生にお声をかけていただいて参加してみて本当に良かった。
もともとは7年前に30代の先生達を対象とした1週間のコースから始まったそうだが,今回は「腎臓・透析ディレクターによる臨床研究デザインフォーラム」という名前で,我々のような中堅クラス以上(まあ簡単に言えばオジサン世代)対象の2日間コースである。
・臨床研究 7つのステップ
・疑問の構造化
・疑問のモデル化 第3の因子
・存在・発生・効果の指標
・RQ(リサーチクエスチョン)に最適な臨床研究デザインの型
・比較の質を落とす要因(バイアス・交絡)
・比較の質を高める(デザイン・解析)
このようなことを,本来1週間でやるべき内容を簡略化して2日間でこなすという結構ハードスケジュールだった。
ここしばらくは,どちらかというと自分の興味が身体所見とかClinical pearlとかdescriptiveなことが中心であったが,分析的なことに目を向ける良い機会になった。またファシリテーターを務める若い先生達の姿を見て,とても刺激を受けたのは確か。