H's monologue

動き始めた未来の地図は君の中にある

使命の道に怖れなく どれほどの闇が覆い尽くそうと
信じた道を歩こう

桂枝雀

2010-03-20 | 趣味趣味

ついに買ってしまった。  桂枝雀大全DVD 第1集(10巻)

自分の大好きな噺が沢山入っている。CDは結構持っていたのだが,やっぱり見たい。締切り過ぎた原稿で苦しんでいる最中に思わずワンクリックしてしまった。

大阪育ちの自分にとって,お笑いはつねに側にあるのが当たり前で,落語もその一つである。(落語といえば当然,上方落語のことである)。今はなくなってしまったサンケイホールにも何度か聴きにいったものである。

今からもう30年近くも前,自分達が実行委員をやった大学祭では,米朝一門に来てもらった。出演依頼を米朝事務所に問い合わせた同級生が最初に言われたことは,「あのね~学生さん。一体いくら位かかるか知ってるの~?」であった。知らないとは言え,無茶なお願いだった。それでも,臨床講堂を会場にして入院患者さんにも来ていただくということで,超格安で来ていただいたのであった。今から考えると,よくぞ来てもらったものだと思う。さすがに米朝師匠は来られなかったが,桂ざこば(当時は桂朝丸)がトリだった。めちゃくちゃ面白いだけでなく,その声の大きさに驚いた覚えがある。講義室の机の上に赤い毛氈(もうせん)をひいて高座をつくり,お囃子はテープで,同級生の一人がスイッチを入れる役だった。噺のサゲで,噺家さんがお辞儀をした瞬間に終わりのお囃子を流す段取りで,絶対に外してはいけないと厳命されて,その同級生は緊張で話の内容は聞いていられなかったという。

その頃入れてもらっていた社会人バンドのメンバーが,これまた全員落語好きで,みんなで落語鑑賞会に入って年6回は落語を聴いていた。練習中に突如,落語のネタの再現になることもしばしばだった。とても懐かしい思い出である。

今回はとりあえず第1集を買ったのだが,桂枝雀全集のDVDはまだまだ沢山ある。
う~む,どこまで我慢できるか・・・怖い。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする